2015年11月29日日曜日

2015年12月6日 午前10時30分
待降節第2主日礼拝No.35
     司式 橋本  茂
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  イザヤ書60・1-2(93-1-17
讃 美 歌  242(12節) 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編37・1~40
讃 美 歌  229
聖書朗読  マタイ福音書6・9-13
祈  祷
讃 美 歌  231
使徒信条  (93-4-1A)
説  教  「主の祈り⑧悪より
救い出したまえ」戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  530
献  金  対外献金「水害に遭った水海道教会のために」    荒井久美子
報  告
頌  栄  46(二度繰り返して)
派遣・祝福

後  奏         

2015年11月27日金曜日

牧師の日記から㉞「牧師の勉強会のこと」
週報や月間カレンダーに、牧師の勉強会や読書会の予定が書き込まれています。質問がありましたので、ごく簡単に紹介してみましょう。実は私は神学校を卒業していません。大学紛争もあって学部の途中で退学を余儀なくされ、立教大学のキリスト教学科に編入して卒業しましたが、牧師としての基礎的な学びや訓練が足りないと感じていました。最初の教会に赴任してすぐに自分の準備不足に気がついた私は、独りではなかなか勉強できないものですから、友人や先輩の牧師たちと一緒に、勉強会や読書会、研究会などを組織して勉強を続けることにしたのです。一時は、毎月10回以上の勉強会の案内葉書を出していた記憶があります。それはもう習慣のようになって、今でもいくつかの勉強会や読書会を続けています。
「月曜会」東駒形教会を会場に、月に一度月曜日の午前中、近隣の牧師たちが集まって読書会を続けています。取り上げるのは神学書が中心で、発題者がその内容を紹介し、参加者同士で自由に議論します。毎年クリスマスが終わった年末に、その年読んだ書物の著者をゲストに招いて忘年会をします。今年は、1228日(月)、新進のバルト研究者福島揚さんを招いて、バルト神学のこの国への受容の問題について講演してもらうことになっています。毎回10名ほどの参加者がありますが、忘年会には20名近くの参加があり、持ち寄りの食事会をして、一人一人この1年の懺悔をするのが恒例です。
「内面史研究会」今年の10月から新しく始まった富坂キリスト教センターの研究プロジェクトです。戦時下のキリスト教について、これまで戦争に協力したか抵抗したかの二者択一的な議論が多かったのですが、一人一人の内面に分け入って、その人に寄り添いながら検証しようという研究会です。研究員は日本キリスト教史の研究者が中心ですが、牧師も加わっています。私が座長で、年3回程度の研究会を3年間重ね、その成果を書籍にして刊行する予定です。私自身は大連日本基督教会の歩みを中心に、戦時下の外地の教会の実情に焦点を合わせてその実情を取り上げてみようと考えています。

『カール・バルトの教会論』読書会。『時の徴』の同人仲間である東北学院大学の佐藤司朗さんが、長年のバルト研究をまとめて大部な研究書を刊行されました。私も贈呈されたのですが、専門的な議論が多く、とても独りでは歯が立ちません。そこで『時の徴』の同人や購読者に呼びかけて、月に一度、信濃町教会を会場に読書会を始めました。1年かけて読み通そうという計画ですが、こんな地味で難解な専門書の読書会に果たして何人集まるか不安でした。ところが初回になんと27名もの牧師や信徒の参加がありました。著者の佐藤さんも毎回仙台から駆けつけます。(この項続く 戒能信生)

2015年11月22日日曜日

2015年11月29日 午前10時30分
待降節第1主日礼拝No.34
     司式 高岸 泰子
    奏  黙 想       奏楽 向山 康子
招  詞  イザヤ書60・1-2(93-1-17
讃 美 歌  242(1節) 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編36・1~13
讃 美 歌  241
聖書朗読  イザヤ書2・1-5
祈  祷
讃 美 歌  371
使徒信条  (93-4-1A)
説  教  「平和へのイメージ」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  424
献  金            
報  告
頌  栄  24
派遣・祝福

後  奏         

2015年11月20日金曜日

牧師の日記から㉝「信濃町教会との講壇交換のこと」
先週1115日の主日礼拝は、北支区の講壇交換で、信濃町教会の笠原義久牧師が千代田教会で説教を担当してくれました。礼拝後、オリーブの会で笠原牧師を囲んで軽食を共にしながら懇談の時を持ちました。(とても和やかで楽しかったそうです)
私は信濃町教会で説教を担当しました。以下はその報告と感想です。実は、私は神学生時代の前後、10年近く信濃町教会で教会生活をしました。東京神学大学入学と同時に転入会し、東神大を追い出されて立教大学のキリスト教学科に編入した時期も、ずっと一貫して信濃町教会員だったわけです。ですから、私の青春時代の様々な想い出がこの教会にはいっぱいありますし、また親しい友人やお世話になった方々もたくさんいます。あれからほぼ40年が経ち、その間、様々な機会に信濃町教会を訪れることはあっても、教会員の皆さんと親しく顔を合わせる機会はほとんどありませんでした。
教会歴に合わせて、この日の教団の聖書日課のテキスト、出エジプト記3章を取り上げ「道を逸れて」という題で説教をしました。以前の古い会堂と違って、説教壇がそんなに高くなく、とても話しやすく感じました。礼拝出席者は150名くらいだったでしょうか、説教中に会衆を見まわしていると、次々に懐かしい顔を発見しました。皆さんとてもよく聴いてくれているという印象でした。
礼拝が終わって、会堂の入口に立って、教会員たちに挨拶をしました。次々に懐かしい人々が、40歳年齢を重ねた顔で言葉をかけてくれました。「とても良かった」「分かりやすかった」「話し方が上手だった」「感銘を受けた」等々と……。しかしどうもその様子が、私が他の教会で説教した時とはかなり違うのです。そのうちに事情が分かって来ました。まるで「放蕩息子の帰還」を迎えるという具合なのです。振り返ってみると、神学生時代の私は、この教会でさぞかし厄介者だったのでしょう。大学紛争で逮捕されたりして、ずいぶん迷惑をかけたり心配させたのだと思います。ですから、教会員の多くは、「まあ、あの乱暴者の戒能さんが、よくぞこんなに立派になって!」という感じで迎えてくれていたようなのです……。

礼拝後、比較的若い世代のグループの会に出席し、一緒に食事をし、楽しく懇談の時を持ちました。しかし何より驚いたのは、その中に40年前の教会学校での教え子が合わせて6名もいたことです。名前を聞くと、その当時の小学生の顔がありありと想い出されて来ます。歴史のあるこの教会が、教会学校から育ってきた若い世代の教会員たちによって担われているという事実に改めて感銘を受けました。(戒能信生)

2015年11月15日日曜日

2015年11月22日 午前10時30分
収穫感謝・合同 降誕前第5主日礼拝No.33
     司式 荒井久美子 
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  イザヤ書43・1(93-1-5
讃 美 歌  11 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編35・1~28
讃 美 歌  445
聖書朗読  マタイ福音書6・9-13
祈  祷
讃 美 歌  544
使徒信条  (93-4-1A)
子どもの祝福
説  教  「主の祈り⑦我らの罪を赦したまえ」            戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  543
献  金            茨木 啓子
報  告
頌  栄  24
派遣・祝福
後  奏         

 (「幼児祝福式」

2015年11月14日土曜日

牧師の日記から㉜「日本盲人職能開発センターのこと」
JR四ツ谷駅や地下鉄曙橋駅周辺で、白杖を手にして歩く視覚障碍者に度々出会います。近くに盲人のための施設があるのだろうと思っていましたが、それ以上深く考えていませんでした。ある時、何気なく周辺の地図を眺めていて、教会のすぐ近く、四谷坂町から四ツ谷駅に行く途中の本塩町の路地を入った所(YMCA同盟の裏あたり)に「日本盲人職能開発センター」という施設があることに気がつきました。気になって、先日、訪ねてみました。施設長の杉江勝憲さんが親切に応対してくださり、この施設の歴史や働きについて詳しく伺いました。また施設の見学もさせて頂きました。
この施設は社会福祉法人として設立され、既に30余年の歴史があります。関西のライトハウスと同じような役割を担っていますが、特に音声パソコンソフトを用いて視覚障碍者の職能開発に取り組み、新しい雇用促進を担っているということです。二階には、視覚障碍者のための作業所「東京ワークショップ」が併設されています。官庁や企業などの議事録の録音テープを聴きながら、視覚障碍者の作業員たちがずらっと並んで黙々とパソコンで文字入力していました。ずっと以前は、カナタイプ方式だったそうですが、現在は全面的に日本語ワードプロセッサーが導入されています。視覚障碍者はローマ字入力は出来ても、漢字交じり文に変換することがどうして出来るのか不思議に思いました。ところが、「フルキー六点漢字入力」という独自に開発されたソフトを用いて、完璧な議事録を作成することが可能になっているのです。もちろん晴眼者の協力者がチェックをしますが、しかし必ず視覚障碍者にフィードバックをして入力者本人が修正する仕組みになっています。きわめて高度な技術が必要ですが、現在約40名の視覚障碍者たちが毎日通勤して来ます。それで、白杖を持って歩く人をこの近くで度々見かけるのだと分りました。
その他にも、この技術を習得するための訓練コースや様々な職能訓練コースもあります。また就労支援もしています。このセンターを経て、一般企業や官庁などに正規職員として就労した障碍者が既に80人以上いるそうです。この施設は、視覚障碍者のための拠点として大きな役割を担っているのです。

以前仕えていた深川教会にも、東駒形教会にも全盲の教会員がいました。それで直子さんは、簡易点字タイプライターを用いて、週報や讃美歌の歌詞を毎週点訳していました。また私の友人が盲人伝道協議会という団体の主事を担っていて、視覚障碍者のための様々な活動をしています。現在、千代田教会には視覚障碍者がいませんが、点訳聖書も用意されています。視覚障碍者の存在を覚えたいと思います。(戒能信生)

2015年11月8日日曜日

2015年11月15日 午前10時30分
降誕前第6主日礼拝No.32
     司式 常盤 陽子 
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  イザヤ書43・1(93-1-5
讃 美 歌  11 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編34・1~23
讃 美 歌  481
聖書朗読  ルカ福音書5・12-16
祈  祷
讃 美 歌  356
使徒信条  (93-4-1A)
説  教  「癒すイエス」
         信濃町教会 笠原義久牧師
祈  祷
讃 美 歌  453
献  金            鈴木基三恵
報  告
頌  栄  24
派  遣
祝  福

後  奏         

2015年11月7日土曜日

牧師の日記から㉛「父の説教批判の想い出」
111日の永眠者記念礼拝に、久しぶりに名誉牧師の松野俊一先生が出席され、その時の詩編23編の説教についての感想をメールで送ってくれました。心のこもった暖かいアドバイスが記されていました。ご指摘の一つは、イエス・キリストの福音への言及がなかったことです。私自身も、ご指摘を頂くまでそのことに気がつきませんでした。旧約を説教で取り上げる際、それは一つの課題です。お礼のメールを書きながら、ずっと以前、私の父親が隠退して、当時私が責任を負っていた深川教会の礼拝に出席するようになった時のことを想い出しました。
父は、戦後、愛媛県西条市で開拓伝道を始め、西条栄光教会を設立し、73歳で隠退しました。隠退後、子どもたち全員が東京で生活していることもあり、浦安市にマンションを用意して父と母のリタイア後の生活をしてもらうことになりました。問題は二人の教会生活です。浦安には、姉たちが所属する浦安教会があり、そこに転会するのが自然と思われました。しかし一つの懸念がありました。父は、若い頃から他者の説教に対して仮借のない批判をすることで知られていたからです(これについての逸話がいくつもあります)。それまでも、時折上京して、深川教会の礼拝に出席すると、礼拝が終わるか終らないうちに、説教批判が始まるのです。それは実に遠慮会釈のない批判でした。曰く、贖罪信仰が不十分だ、福音の本質が語られていないなどと、厳しい非難が続くのです。もちろんこちらも黙っておらず、反論したり、反批判したりして来たのですが、父の隠退後、浦安教会の小林晃牧師(私の神学校時代の同級生であり親友です)に、これを毎週やられたのでは、あの温厚な小林牧師がさぞ困惑するだろうと心配でした。そこで、やむなく少し離れた私のいる深川教会で両親に教会生活をしてもらうことにしたのです。父親の説教批判は、息子が引き受けるべきだと考えたからです。

引越しが終わり、両親は毎週礼拝に出席するようになりました。ところが、一向に例の説教批判が始まらないのです。それどころか、今日の説教は良かったとか、改めて聖書の御言葉に感銘を受けたなどという反応が返ってくるだけです。拍子抜けがする想いでした。そのうちに事情が分かってきました。父は、現役の牧師時代には、言わば同労者の説教として私の説教を聞き、率直に批判をしていたわけです。ところが隠退すると、父はすっかり信徒に戻ってしまったのです。毎週礼拝に出席し、若い牧師の拙い説教に素直に耳を傾け、そこから慰めを得るようになったのです。こんなことなら、浦安教会に転会してもらうんだったと後で思いましたが……。松野先生のお便りに心から感謝しながら、亡き父のことを懐かしく想い出しました。(戒能信生)

2015年11月1日日曜日

2015年11月8日 午前10時30分
降誕前第7主日礼拝No.31
     司式 野口 倢司 
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  イザヤ書43・1(93-1-5
讃 美 歌  11 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編33・1~22
讃 美 歌  464
聖書朗読  マタイ福音書6・9-13
祈  祷
讃 美 歌  453
使徒信条  (93-4-1A)
説  教  「主の祈り⑥日毎の糧を
与えたまえ」  戒能信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  355
献  金            鈴木志津恵
報  告
頌  栄  24
派  遣
祝  福

後  奏