2018年10月28日日曜日


2018年11月4日午前10時30分

聖霊降臨節第25主日(永眠者記念)礼拝(No31

      司式 荒井  眞  

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  18

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編20・1~10

讃 美 歌  516     

聖書朗読  ヘブライ書12・1-3

祈  祷

讃 美 歌  383

永眠者氏名朗読          野口洋子

説  教  「雲のような証人たち」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  441

使徒信条  (9341A

献  金  対外献金「北海道胆振東部地震被災者のために」      大森伊作

報  告

頌  栄  50

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子

・礼拝後、「信仰の先達を偲んで」昼食会(於・ホール)なるべく多くの方がご参加ください。

2018年10月27日土曜日


牧師の日記から(185

1021日(日)主日伝道礼拝。Ⅱペトロ書31-13の講解説教「待ちつつ急ぎつつ」。この個所は、バートボルのブルームハルト父子の合言葉になった聖句「神の日が来るのを待ち望み、またそれが来るのを早めるようにすべきです」を含む。再臨への待望と同時に、私たちキリスト者の責任を問う箇所でもある。礼拝後、オリーブの会で釜坂治幸さんが「私が見るイマドキの気分」というテーマで話してくれた。NHKラジオのディレクターをしている釜坂さんの、ラジオという媒体を通して見えてくる時代の気分や雰囲気の分析が興味深く、いろいろ考えさせられた。その後、来週のバザーの準備で献品の値付け作業。驚くほど安い値段が付けられている。

22日(月)金曜日に内面史研究会の共同討議があるのだが、その準備がなかなかまとまらない。午後、日本聖書神学校の図書館で調べもの。夜は授業。

23日(火)午前中、私の姉と妹がバザーの献品を持ってきてくれる。昼食を共にしながら、お互いの近況を報告し合う。年齢のせいか健康問題が一番の話題。

24日(水)午前中は聖書を学び祈る会。サムエル記上17章のダビデがゴリアトを倒す有名なエピソードを取り上げる。しかしこの個所にはギリシア語訳聖書に欠落している部分があり、ギリシア語訳以降も、ヘブライ語聖書が改訂され追補されていることを示している。本来はダビデの家臣の戦功が、ダビデ本人のものとされ、さらにダビデ台頭史の一つとして拡大されていった経過が伺えて興味深い。午後、新宿伝道所の西村正寛さんが来られて、合流の手続きやスケジュールについて相談する。近くに住む遠縁の近藤七恵さんが献品を持って来てくれる。

25日(木)NCAの連続講座からスピン・オフで生まれた「大正期に成立した教会を訪ねる」という企画で、信濃町教会、番町教会、淀橋教会を訪問する。いずれの教会も新しい建物になっているが、それぞれの牧師から教会の歩みについて懇切な説明を受ける。特に淀橋教会は、1200人が収容できる大会堂が威容を誇っている。参加者は20名弱だったが、きわめて興味深いツアーだった。

26日(金)午後、農村伝道神学校の授業で植村環を取り上げる。戦時下、YWCA会長、教団婦人事業局長の要職にあった環牧師の時局的発言と、インナーサークルでの時局批判の矛盾をどう読み解くことが出来るのか。夕方から富阪キリスト教センターの内面史研究会。この日が最終回で、来年6月に刊行予定の報告書に掲載する共同討議。台南神学院の高井由紀さんもスカイプで参加してくれる。12月末までにそれぞれの研究成果をまとめて入稿しなければならない。

27日(土)朝一番で、バザー準備のために直子さんは出かける。野口倢司さん、石井房恵さんと江戸川橋で落ち合って買い出しのため。私は留守番で、この日届くことになっている海産物や卵などの物品を受け取るために待機。11月の教会予定表や週報の作成、そして明日の合同礼拝の準備など。午後からはさらに橋本悠久子さんや津金寿子さんも来てくれてバザーの準備作業。(戒能信生)

2018年10月21日日曜日


2018年10月28日午前10時30分

聖霊降臨節第24主日合同礼拝(No31

      司式 橋本  茂  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  10

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編19・1~15(着席のまま)

讃 美 歌  483

子どもの祝福        

聖書朗読  申命記6・1-15

祈  祷

讃 美 歌  369

説  教  「聞け、イスラエルよ」

              戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  454

使徒信条  (9341A

献  金            石井 房恵

報  告

頌  栄  46(二度繰り返して)

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校(合同礼拝に合流)

・千代田教会教会バザー(12:30-15:00)ご協力ください。お手伝いくださる方たちの昼食が用意されていますので、会場づくりが一段落したら、じゅんじホールでお食べください。

・バザー後、週報等発送作業・次週の永眠者記念礼拝準備

2018年10月20日土曜日


牧師の日記から(184

1014日(日)主日礼拝。Ⅱペトロ書2章後半の講解説教「バラムの故事」。民数記22章に記されているモアブの祭司バラムにロバが語りかけたという故事は、よほど聖書に精通していない者にしか目に留まらないだろう。この旧約の片隅にある小さな伝承が、2世紀半ばの教会で引用されているということは、この当時の教会が旧約聖書をギリシア語訳でよく読んでいたことを示す。それと関連して、この国の戦前の教会で旧約がほとんど読まれていなかった事実を考えさせられる。戦前の「日毎の糧」には、新約各書と旧約では詩編しか取り上げられていないのだ。聖書協会から発行されている『新約聖書 詩編付き』は、戦前の聖書日課と連動していたことになる。午後は、柏木義円研究会の事務仕事。11月の公開講演会の案内作成や発送作業など。夜は、一か月遅れの私の誕生祝いということで、久しぶりに家族全員が集まって一緒に食事。

15日(月)午後、日本聖書神学校の図書館で、植村環と由木康の資料を渉猟する。『基督教新報』のPCデータ検索で、「由木康」が「柚木康」と誤入力されていることを発見して驚く。PCは便利でも、検索機能に不備があると全く役に立たない。夜はホーリネス教会の創始者・中田重治についての講義。

16日(火)午前中、金井工務店が来て、先日の台風で剥がれ落ちた会堂のモルタル壁などの状態を見てくれる。会堂共済組合から修理費補助が出るそうで、見積もりを出してもらうことになった。11時からキリスト教会館の避難訓練に立ち会う。120名ほどの職員たちが約5分で全員避難できた。その後、水消火器での消火訓練やAEDの実施訓練、非常食の試食会をする。管理組合委員長の仕事も多岐にわたる。午後、賛育会病院で受診。PSA値そのものはそれほど高くないのだが、徐々に上昇しているのが問題で、結局、東京医科歯科大学付属病院で前立腺癌の生検をすることになった。年内に二泊三日の入院が必要とのこと。

17日(水)午前中は、聖書を学ぶ会で、サムエル記上1516章を取り上げる。サウロの兵士たちのアマレク人との戦闘での略奪行為がサムエルから厳しく糾弾されている。戦闘における略奪は兵士たちの権利とされ、軍はいかなる「正義の戦争」であろうと、必ず自己目的化することを示唆する。それはこの国の15年戦争の経緯からも明らかだろう。午後から、来年3月の第10回神学生交流プログラムの募金や各神学校への神学生推薦依頼などを作成する。並行して植村環牧師の戦時下の言動についての資料を読み込む。

18日(木)会館に行き、NCAの事務仕事。第9回神学生交流プログラムの報告書が出来て来たので、その発送作業。連続講座からスピン・オフで生まれた教会訪問が来週に迫ったのでその準備も。20名ほどの参加のようだ。

19日(金)授業の準備や来週の内面史研究会の共同討議の準備。夜はNCAのプログラム「編集者にその本音を聴く」に参加するため、蔵前のカフェ・エクレシアへ。元・コイノニア舎の社長市川邦雄さんの話を聞く。(戒能信生)

2018年10月14日日曜日


2018年10月21日午前10時30分

聖霊降臨節第23主日伝道礼拝(No30

      司式 鈴木志津恵  

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  10

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編17・1~15(着席のまま)

讃 美 歌  140

聖書朗読  イザヤ書25・1-9

Ⅱペトロ書3・1-13

祈  祷

讃 美 歌  517

説  教  「待ちつつ急ぎつつ」

              戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  494

使徒信条  (9341A

献  金            茨木 啓子

報  告

頌  栄  46(二度繰り返して)

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、オリーブの会「私が見る“イマドキの気分」釜坂治幸(NHKラジオ・プロデューサー)軽食の用意があります

・バザー値付け作業

2018年10月13日土曜日


牧師の日記から(183

107日(日)主日礼拝。Ⅱペトロ書2章前半を取り上げる講解説教。厄介な箇所だが、2世紀半ばの教会で旧約聖書がどのように読まれていたかを知ることが出来る。ノアの洪水や、ソドムの町の破滅とロトの救出の物語が、神の裁きと救済の強調として読まれていたようだ。つまりローマ帝国の支配下において、それとは異なる価値観に生きよと勧めていることになる。この信仰理解との関連で、ハワワースの”Resident Aliens”を紹介した。つまりこの世の支配的価値観に流されない信仰理解を初代教会に学ぶことが出来るのではないか。礼拝後、定例長老会で新宿伝道所との合流について話し合った。1118日の礼拝後、教会懇談会を開いて、その経過報告をすることとなった。先々週のこの欄に体調の悪さについて書いたところ、関田寛雄先生から見舞いと自重するようにという懇切なお便りをいただいて恐縮する。一緒に送られてきた関田先生の留学記を一気に読んで、様々なことを教えられ感銘を受けた。9月の初めに鹿児島の沈壽官窯を訪ねたことをこの欄で紹介したが、それを知った条谷泉さんから司馬遼太郎の『故郷忘じ難く候』を貸して頂いて読む。久しぶりに司馬節を堪能した。

8日(月)休日で、一日書斎に籠もって由木康の著作や関係資料に当たり、その生涯と信仰理解についてのレジュメを作成する。由木康作詞の讃美歌が有名だが、それ以上に訳詞が『讃美歌』に収録されているだけでも70篇もある。日本の教会がいかにこの人の信仰理解に大きな影響を受けているかを思わされる。

9日(火)午前中神学読書会で、森本あんりさんの『異端の時代』(岩波新書)を江口公一牧師の紹介で取り上げる。出席は牧師6名、信徒2名の計8名。夜は早稲田教会での山口里子さんのゼミに参加。仙台の宮田光男先生から恵贈された『ルターはヒトラーの先駆者だったか 宗教改革論集』を読み上げ、ようやくお礼状を書いて送る。特にこの書物で取り上げられている宗教改革期のブリューゲルやデューラー、リーメンシュナイダーなどの絵画史について多くのことを学ぶ。

10日(水)午前中、聖書を学ぶ会でサムエル記上1314章を取り上げ、サウルの王権確立の経緯を辿る。サムエル記では、サウル死後のダビデの王位継承に重点が置かれ、サウルの事績についての記述が大幅に圧縮されている。ヨセフスはサウルの王位は約40年続いたとしているが、ほぼ妥当な見方だろう。

11日(木)NCAの連続講座「日本キリスト教史を読む」の今期5回目で、賀川豊彦を取り上げる。思いもかけず、さがみ愛育会の松岡俊彦さんが聞きに来てくれ、来年の愛育会創立70年の会で、記念講演を依頼されてしまった。またNHKの「宗教の時間」のプロデューサーだった鈴木健次さんも参加され、この講座のエッセンスをラジオ放送で取り上げられないかと提案してくれた。

12日(金)農村伝道神学校の後期の授業が始まる。町田の山奥までほぼ2時間近くかけて出かける。いい運動にはなる。午後遅く帰宅。10月半ばに予定されている内面史研究会の共同討議の進行表を作成する。(戒能信生)

2018年10月7日日曜日


2018年10月14日午前10時30分

聖霊降臨節第22主日礼拝(No29

      司式 野口 倢司  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由里子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  10

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編16・1~11

讃 美 歌  401

聖書朗読  民数記22・22-36

Ⅱペトロ書2・10b32

祈  祷

讃 美 歌  358

説  教  「バラムの故事」

              戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  412

使徒信条  (9341A

献  金            茨木 啓子

報  告

頌  栄  46(二度繰り返して)

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・大森意索、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会

・聖書を読む会(婦人会主催)創世記27章、発題・高岸泰子

牧師の日記から(182

930日(日)主日礼拝。民数記35章から「逃れの町」の規定を取り上げる。過失致死で人を死なせてしまった者を、血の復讐から守ろうとする制度。実際にどれほど機能したかは分からないようだが、少なくともこのような人権的な理念があったことは注目すべきだろう。関連して、この国の死刑制度の問題について触れた。誤審の可能性や、死刑制度が抑止につながっていない現実、なにより報復感情を乗り越えることができない問題が、この国の過バッシング社会とつながっているのではないだろうか。そこに私たちキリスト者の責任と使命があると言える。台風24号が関東地方を通過するというので、牧師館や書斎のすべての雨戸を閉める。夜中に物凄い風の音。

101日(月)昨夜の激しい風雨のために、会堂左側外壁のモルタルが一部剥落したので、金井工務店に診てもらうことにする。午前中は東駒形教会での月曜会でゴンサレスの『キリスト教思想史Ⅱ』を学ぶ。午後帰宅して、準備をして夜は日本聖書神学校の授業。山室軍平の伝道トラクトを紹介する。分かりやすく簡潔な文章に、山室の福音理解とメッセージの特徴がよく現れている。

2日(火)午前中、賛育会病院での定期検診。検査の結果に特に異状はなく、先週の体調の悪さの原因は分からない。結局、過労ではないかということになり、年齢相応の自覚が必要と思わされた。午後は東久留米の堀光男先生のお宅を訪問。87歳になる堀先生は、昔と変わらぬ温顔で迎えてくださり、新宿伝道所との合流について率直に話し合うことができた。丁寧に保管されていた教会員原簿を預かる。西新宿の土地建物を雲柱社に返還し、以降50年にわたって粘り強く活動を続けて来られたその足跡を垣間見て深い感銘を受けた。この志を引き継ぐ責任がある。これから新宿伝道所の廃止手続き、教会員の千代田教会への転入会など、来年の春の合流に向けて様々な曲折があるだろう。主の導きと支えがあることを祈るばかり。夜は、来週の定例長老会のアジェンダ作り。

3日(水)午前中、聖書を学び祈る会。サムエル記11-12章を取り上げ、ベニヤミン族のサウルが初代の王に推挙されたもう一つの伝承を学ぶ。ベニヤミン族は、部族連合の中でも小さな弱い部族だったが、それゆえにこそサウルが王に推挙されたことを伺わせる。NCAの文書理事会の返事を出していなかったことを電話で教えられ、慌てて署名捺印して送る。

4日(木)午後からNCAの事務所に行く予定だったが、雨も降ってきたので、この日は自重して自宅でのんびりすることとする。講義の準備や研究会の発表、原稿書きの仕事が山積みになっているのだ。

5日(金)11月の授業で取り上げる由木康先生の生涯の輪郭がようや掴めて来た。讃美歌だけでなく、礼拝学やパスカルの紹介など、予想以上にこの国の教会に大きな影響を与えている。夜は、支区連合祈祷会のため新宿西教会に出かける。

(戒能信生)