2018年7月15日日曜日


2018年7月22日 午前10時30分

聖霊降臨節第109主日礼拝(No17

      司式 石井 房恵  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  13 

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編4・1~6

讃 美 歌  533

聖書朗読  民数記11・21-23

Ⅰペトロ書4・1-

祈  祷

讃 美 歌  521

説  教  「誹(そし)られる人々へ」

                戒能信生牧師 祈  祷

讃 美 歌  529

使徒信条  (9341A

献  金             鈴木基三恵     

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・大森意索、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の、らふぇえる練習

2018年7月14日土曜日


牧師の日記から(170)「最近読んだ本の紹介」

アーシュラ・ル・グイン『ゲド戦記Ⅰ~Ⅴ巻、外伝』(岩波書店)子どもたちがまだ小学生から中学生の頃一緒に読んだ。しかし当初、第Ⅲ巻の『さいはての島へ』で完結したと思われていたのが、18年後に第Ⅳ巻『帰還』が書かれ、さらに11年後第Ⅴ巻「アース―シーの風」と続き、その間に外伝『ドラゴンフライ』が書かれている。その時々に読んで来たが、以前から全巻を通読してみたいと考えていた。この6月から7月にかけては、依頼されていた講演がいくつもあり、責任のある研究発表の準備もしなければならなかったのだが、羊子の本棚から全巻を引っ張り出して読み始めたらもう止まらない。仕事をそっちのけにして楽しみながら読み通した。私にとってのファンタジー小説は、トゥールキンの『指輪物語』を別とすると、この『ゲド戦記』にとどめを指す感がある。フェミニズムの視点から女性たちを主人公に代えて行った軌跡も、私には違和感がなかった。

山本周五郎『暗がりの弁当』(新潮文庫)若い頃、山本周五郎の時代小説をよく読んだ。中には何度も繰り返して愛読したものもある。主な作品を読み尽くしてからは、いつしか池波正太郎や藤沢周平などに移っていったが…。その山本周五郎が当時の新聞や雑誌に掲載したエッセーを編集した文庫本というので目を通した。かなり癖のある偏屈な小説家の日常生活が伺えて興味深かかった。

林綾野『フェルメールの食卓』(講談社)教会の本棚にあった小さな画集。フェルメールの絵が好きで、以前「真珠の耳飾りの少女」が来た時、東京都美術館に観に行ったことがある。思ったより小さな絵だったが、その色彩の美しさに驚いた。この画集の解説によれば、フェルメールはレンブラントより26歳年下とのこと。そう言えばレンブラントの肖像画の女性たちは、黒い衣装に白い襟という地味な服装が多いのに、フェルメールのそれは青や黄色や赤などの色彩が豊かだ。これはフェルメールが活動した17世紀の半ばのオランダの経済的な豊かさを反映しているという。画家の死後に作成された財産目録にその絵に描かれた衣装が記録されているとのこと。そのほかにも、フェルメールの絵に出てくる家具や食器、さらに料理まで考証して、それを再現している。

青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』(講談社学術文庫)いわゆる「四大文明」に先立つ世界各地の文明の痕跡を、主に考古学的なアプローチから検証し、多様な人類文明の発生の在り様を紹介してくれる。文書資料が残っておらず、発掘された遺構や土器などの分析を通じて、古代文明を拓いた人々の精神世界までをも考究する。特に印象的だったのは、人類最初の文明とされるシュメールは、チグリス・ユーフラテス河からの灌漑によって農耕を定着させたが、強引な灌漑によって塩害が発生し、結果として最盛期直後に急速に没落したいう。つまりその文明の興隆の特質が、没落の原因になったという指摘は考えさせられた。
(戒能信生)

2018年7月8日日曜日


2018年7月15日 午前10時30分

聖霊降臨節第9主日礼拝(No16

      司式 高岸 泰子  

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  13 

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編3・1~8

讃 美 歌  382

聖書朗読  詩編130・1-

Ⅰペトロ書3・18-22

祈  祷

讃 美 歌  463

説  教  「聖土曜日の祝福」

                戒能信生牧師 祈  祷

讃 美 歌  512

使徒信条  (9341A

献  金             鈴木志津恵     

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、オリーブの会「私の海外生活から」梅本順子(軽食の用意があります)

2018年7月7日土曜日


牧師の日記から(169)「最近読んだ本の紹介」

白井聡『国体論 菊と星条旗』(集英社新書)『永続敗戦論』で論壇に登場した若き政治学者の第二弾。戦後の日本社会がアメリカの属国になっている事実を、戦前の絶対主義天皇制と比較して、最早この国の「国体」となっていると指摘する。そう言えば、今から40年ほど前、数寄屋橋で通りすがりに赤尾敏の演説を聞いたことがある。日本愛国党の党首が堂々とアメリカ万歳と叫んでいたのが印象的だった。民族主義者の右翼もまたアメリカに屈従するこの国の実態は、確かに「国体」と揶揄されても致し方ないのだろう。トランプ政権にすり寄ろうとする安倍政権にほとほと呆れるが、その歴史的背景を説き明かしている。

村上春樹『村上さんのところ』(新潮文庫)作家の村上春樹が、期間限定でネット上で様々な質問に応えた全記録。多くがディープな村上ファンからの問いに答えて、短く秀逸な回答をしている。新聞やラジオの人生相談には現代社会の断面が色濃く反映されるが、その意味でも興味深く読んだ。私は不眠症気味で、夜寝るときに必ず本を読むのだが、その内容に引きずられて逆に目が冴えてしまうことがよくある。その点、この文庫は一つ一つが短い断片のためか、絶好の睡眠導入剤になる。

本城雅人『トリダシ』(文春文庫)スポーツ新聞社の内幕を巧みに小説化している。「取り敢えずニュースを出せ」が口出しの辣腕デスクである主人公(それで「トリダシ」と呼ばれている)が、ジャーナリズムの世界では格が落ちるとされるスポーツ紙の世界で縦横無尽の活躍をする。最近の短編小説の中では出色の読み物になっている。

内田樹『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)構造主義の思想については、フランス語ができないこともあって、食わず嫌いで来た。時折入門書などに手を出すのだが、そこで用いられる難解な用語に躓いて、ぼんやりした印象しか受けなかった。ソシュール、フーコー、ロラン・バルト、レヴィ・ストロース、そしてラカンと、極めつけの難解な思想家たちを、著者独特の読み込みで、それこそ「寝ながら学べる」仕方で紹介してくれる。と、ここまで書いて気になって調べてみると、元の新書版を数年前に既に読んでいることが判明した。「寝ながら読む」とすぐに忘れてしまうらしい。

油井大三郎『ベトナム戦争に抗した人々』(山川出版)由井さんから依頼されて、日本基督教団がベトナム反戦運動にどのように関わったのかの資料を送ったのに対して寄贈されて読んだ。ベトナム戦争は、アメリカ合衆国が唯一敗北した戦争とされるが、国内における反戦運動が大きく影響している。その反戦運動の軌跡を改めて辿り直し、そこから現在への教訓を読み取るろうとしている。反共主義を乗り越え、一部の暴力化する運動に抗して非暴力抵抗の姿勢を保持することによって多くの人々を結集し、マスコミも巻き込んで、国政にも影響を与えたという。「新しい戦前」の今、そこから学ばねばならない。(戒能信生)

2018年7月1日日曜日


2018年7月8日 午前10時30分

聖霊降臨節第8主日礼拝(No15

      司式 野口 倢司  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-

讃 美 歌  13 

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編2・1~12(着席のまま)

讃 美 歌  367

聖書朗読  詩編119・129-136

Ⅰペトロ書3・8-17

祈  祷

讃 美 歌  492

説  教  「悪をもって悪に報いず」

                戒能信生牧師 祈  祷

讃 美 歌  493

使徒信条  (9341A

献  金              柴田哲子     

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・野口洋子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会

・聖書を学ぶ会(創世記191-29 発題・津金寿子)


2018年6月30日土曜日


牧師の日記から(168)「最近読んだ本の紹介」

新保祐司『明治の光内村鑑三』(藤原書店)内村鑑三については、今でも毎年のように博士論文が書かれ、浩瀚な研究書が刊行される。不思議な磁力があるのだろう。文芸評論家である新保さんのこの本は、なんと富岡鉄斎と内村との交友(鉄斎の長男に内村が英語の手ほどきをしている)に始まり、小林秀雄、宮沢賢治、正宗白鳥、大佛次郎、山田風太郎といった文学者たちが内村をどのように読んだのか、いかに影響を受けたのかを詳細に追っている。思いもかけないつながりやアプローチを興味深く読まされた。

堀江知己訳『オリゲネス イザヤ書説教』(日本キリスト教団出版局)古くからの教会員だった故・牧浦一司さんが、最期の数年間を前橋の老人施設で過ごし、前橋中部教会の堀江知己牧師の世話になった。葬儀も堀江牧師が司式してくれた。私も2度ほど堀江牧師の案内で牧浦さんを見舞ったことがある。その堀江牧師が、オリゲネスの説教をこつこつラテン語から翻訳していると聞いていたが、ようやく出版され恵贈された。2世紀の教父オリゲネスについては、教会史の教科書程度のことしか知らなかったが、その説教を読むと、現在の私たちの説教の方法や文体とほとんど変わらないことに改めて驚かされる。既にこの頃には説教のスタイルが確立していたのだ。ただすべてをキリストと結びつけて比喩的に解釈するその手法は、学ばされるところはあるが、現代では難しいだろうと思わされた。

宮本常一『辺境を歩いた人々』幕末期から明治期にかけて、蝦夷や樺太、奥羽、そして沖縄や台湾など、辺境とされる地域を探索し、そこに住む人々と親しく交わり、その生活や風習を丹念に記録した人々がいた。有名な伊能忠敬や間宮林蔵だけではなく、その周辺に位置する近藤富蔵、、松浦武四郎、菅江真澄、笹森儀助といった人々の歩いた道とその記録を、分かりやすく紹介してくれる。特に笹森儀助が天明の大飢饉の直後、奥羽の地を歩いてその惨状を記録していることに感銘を受けた。民俗学者宮本常一のやさしい語り口が素晴らしい。

ジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』(文春文庫)会計帳簿の視点から世界史を読み直すと、思いもよらない実相が浮かび上がってくる。例えばフランス革命の背景には、ブルボン王朝の経済的な破綻があったという。既にこの時代、財務総監コルベールは国家財政のバランスシートを国王に提出している。しかしそれはルイ一六世にとって、自らの失政を示す不快な書類として退けられ、官僚たちは既得権にしがみつき、放漫経済はさらに蔓延する。その結果がフランス革命だったのだ。会計帳簿から、メディチ家の没落を分析し、大航海時代のオランダの興隆を跡付けし、産業革命期のイギリスのバブル経済を明らかにする。しかし時の為政者は、常に不都合な真実には目を背けて来た歴史が次々に明らかにされる。その伝で行けば、現在の日本の経済は赤字続きで、膨大な借金が重なり、国家財政は破綻寸前になっている。しかし政治家も官僚も、そしてマスコミすらも、その現実から眼を背けているのではないか。(戒能信生)

2018年6月24日日曜日


2018年7月1日 午前10時30分

聖霊降臨節第7主日礼拝(No14

      司式 荒井  眞  

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-

讃 美 歌  13 

主の祈り  (93-5A) 

交読詩篇  詩編1・1~6

讃 美 歌  194

聖書朗読  エレミヤ書23・23-32

Ⅰペトロ書3・1-17

祈  祷

讃 美 歌  102

信徒講壇  「今、夫婦はどこに」

                戒能信生牧師 祈  祷

讃 美 歌  101

使徒信条  (9341A

献  金  対外献金「東北教区原子力対策室いずみの会の働きを覚えて」茨木啓子     

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵

・礼拝後、お茶の会

・定例長老会