2017年1月29日日曜日

2017年2月5日 午前10時30分
降誕節第7主日礼拝(No45
     司式 常盤 陽子
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  93-1-8
讃 美 歌  5 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編99・1~9
讃 美 歌  516
聖書朗読  イザヤ書6・8-12
Ⅰテサロニケ書4・1-12
祈  祷
讃 美 歌  566
説  教  「聖なる者として」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  504
使徒信条  (9341A
聖 餐 式  配餐・野口倢司、常盤陽子
讃 美 歌  81
献  金  対外献金(神の愛伝道所会堂建築のために)    萩原 好子
報  告
頌  栄  85
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校(9:30)お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵
・礼拝後、お茶の会
・定例長老会


2017年1月28日土曜日

牧師の日記から(94
 122日(日)主日礼拝、Ⅰテサロニケ書3613の講解説教「道が開かれるように」。この日の旧約の聖書日課はエゼキエル書3章で、「あなたの顔と額を金剛石のように硬くせよ」という不思議な言葉が出てくる。かつて鈴木正久牧師がこの箇所を引いて、キリスト者は真理のためにもっと「鉄面皮」に「厚顔に」ならなければならないと書いていたことを思い出した。確かに現在のような時代に、平和への希望を抱き続けることはもっと「面の顔を厚く」する必要があるのだろう。昨日、「戦責告白50年論集」の初校がドサッと届いたので、1月末までに見て出版社に返さなければなければならない。
 23日(月)午前中、眼科の定期検診。緑内障の症状は一進一退のようだ。夜は日本聖書神学校の授業で、隅谷三喜男先生を取り上げる。私の日本キリスト教史の授業の最後は、井上良雄先生や隅谷先生など、信徒の活動を取り上げて締め括ることとしている。教職中心主義のこの国のキリスト教の歴史において、信徒たちが自立的に主体的に活躍することこそが、未来を拓くのではないか。永松紀義さんから教会に寄贈された『白井慶吉説教集・論集』と『復刊「霊光」合本』を神学校の図書館に寄贈手続きをする。
 24日(火)午前中は錦糸町の賛育会病院の定期検診。いろいろな検査のために午後3時までかかった。病院の待合室は絶好の読書の時間でもある。お正月を挟むと、暴飲暴食の故か血液検査の各数値が悪化するのが常なのだが、今年は大丈夫だったようだ。そこで主治医と相談して薬を減らしてはどうかということになった。そもそも、診療費として病院に支払う金額よりも、薬価の方が圧倒的に高いのだ。主治医にその矛盾を聞くと、同感だという。そこで試しに血圧降下剤を減らすこととする。結果が楽しみではある。夜は神学校の補講。
25日(水)午前中、聖書を学ぶ会で、出エジプト記1718章を取り上げる。モーセに率いられた出エジプトの民は、様々な困難な中で成長していく。ヨシュアをリーダーとする防衛組織、アロンとフルたちによる祭司集団、そして舅のエテロの助言によって行政組織が形成されていく。共同体の形成が図られるのだ。午後はひたすら校正作業。夜は聖書神学校の補講の最終日。終わって学生たちと近くの焼き鳥屋で打ち上げをする。神学生というのは、なかなか面白い人種で、それぞれ神学校に入るまでの多様な経緯を聞くと興味が尽きない。
 26日(木)午前中、戦争責任告白の英文の校正をしていて、アジアの諸教会に謝罪する肝心の部分が脱落していることに気が付く。50年間誰も気が付かなかったのだろうか。困り果てて、常盤陽子さんにメールして補訳とチェックを依頼する。午後からキリスト教会館へ行き、管理組合の職務、NCAの事務処理、そして宣教研究所にある戦時下の資料を調査。平和ネットの連載コラムのため。

 27日(金)朝から書斎に籠って校正作業。午後、郵便局に行き、クリスマス献金や対外献金等の送金。NCAの来年度の事業計画の作成も。(戒能信生)

2017年1月22日日曜日

2017年1月29日 午前10時30分
降誕節第6主日礼拝(No44
     司式 茨木 啓子
    奏  黙 想       奏楽 向山 康子
招  詞  93-1-26
讃 美 歌  2 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編98・1~9
讃 美 歌  279
聖書朗読  創世記38・1-30
マタイ福音書1・1-6a
祈  祷
讃 美 歌  549
説教「あるスキャンダル(醜聞)」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  436
使徒信条  (9341A
献  金            野口 洋子
報  告
頌  栄  91
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校(9:30)お話し・戒能直子、奏楽・向山康子
・礼拝後、お茶の会
・週報発送作業

・CS教師会

2017年1月21日土曜日

牧師の日記から(93
 115日(日)交換講壇で、まぶね教会の石井智恵美牧師の説教。礼拝後、石井牧師を囲んで楽しく懇談の時をもつことができたとのこと。私はまぶね教会で説教奉仕。この教会には、新約聖書学者の荒井献先生がおられ、昨年『使徒行伝』の大きな注解書を完成されたので、現場の牧師からの応答のつもりで使徒言行録16章を取り上げて説教した。この教会の創立者・善野碩之助牧師(100歳)にも久しぶりにお会いしてご挨拶した。礼拝後、日本の教会の伝道の歴史について短く講演。帰宅して、井上良雄先生の『キリスト教講話』の原稿整理の作業。年末に常盤陽子さんに校正をしてもらったのを読み直して修正していく。夜は、謙のお嫁さんの清美さんの誕生日ということで、家族が集って一緒に食事をする。
 16日(月)昼前に連絡があり、教会員の永松貢さん(97歳)が息を引き取ったとのこと。急いで南大沢の老人施設に駆け付け、枕頭の祈りをし、その後和夫人や甥の紀義さんと葬儀の相談。この時期火葬場が混んでいて、21日に、20年近く居住したこの明日見ライフで近親者だけで簡素な告別式をすることとなる。一度帰宅して、準備をしてから日本聖書神学校の授業。鈴木正久牧師についての学生たちのリーディング・レポート。友人の高野清弘さんから送られて来たホッブズの『法の原理』の訳書を神学校の図書室に寄贈手続きをする。
 17日(火)荒井久美子さんから、税務署への手続きに必要なので教会の法人番号を教えてとのメール。さて、どこにしまったか、書斎を掻き回しても見つからない。こういう時は直子さんの出番で、乱雑を極める書類の中から10分ほどで見つけ出してくれる。まるで手品を見ているようだ。午後から、北支区の一泊教師研修会で本郷中央教会へ。講師は東北学院の野村信先生で、カルヴァンの説教を読み解く中からの講演でとても刺激的だった。夜は本郷の鳳明館という古い旅館に場所を移して懇親会。北支区の教師仲間と語り合い楽しい時間を過ごした。私は宿泊しないで夜遅く帰宅。いくつものメールが来ていて処理する。
18日(水)朝9時から今度は西片町教会を会場に、教師研修会の続き。昼前に終わり、帰宅。メールで3月の神学生交流プログラムで、京都の同志社大学一神教学際研究センターを訪問する企画が承認されたとの連絡があり、ホッとする。夜遅く沖縄の平良修牧師から、戦責告白50年論集の原稿が届き、出版社へ直ちに転送する。これで何とか3月末の発行にこぎつけられそうだ。
19日(木)午後、西早稲田のキリスト教会館へ。NCAの事務仕事、会館管理組合の事務処理。夜、永松紀義さんに電話で貢さんの経歴などを伺う。
20日(金)雨模様なので、予定していた国会図書館での調べものは中止し、明日の葬儀の準備。夕方から早稲田教会で長尾有紀宣教師の報告会。その後、エパタ教会で教区問題委員会。その後、委員の皆さんと神楽坂で懇親会。

21日(土)午後から明日見ライフで永松貢さんの葬儀。火葬の後、ご遺族と会食し、貢さんの思い出を聞く。帰宅して、明日の礼拝の準備等。(戒能信生)

2017年1月15日日曜日

2017年1月22日 午前10時30分
降誕節第5主日礼拝(No43
     司式 荒井  眞
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-26
讃 美 歌  2 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編97・1~12
讃 美 歌  274
聖書朗読  エゼキエル書3・6-13
Ⅰテサロニケ書3・6-13
祈  祷
讃 美 歌  561
説  教  「道が開かれるように」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  475
使徒信条  (9341A
献  金            野口 倢司
報  告
頌  栄  91
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校(9:30)お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会

2017年1月14日土曜日

牧師の日記から(92
 18日(日)主日礼拝。Ⅰテサロニケ書21735の講解説教「苦難を引き受ける信仰」。「わたしたちが苦難を受けるように定められている」(33)というパウロの言葉について、教会員の何人かから「苦難を引き受けるのはしんどい」という率直な感想を聞いた。確かにこういう信仰理解が、初代教会の信徒たちに受け容れられていったのは、考えてみると実に不思議なことだ。礼拝後、定例長老会で5月の千代田教会創立70年記念礼拝の準備などについて相談する。
9日(月)北支区の信徒大会が信濃町教会で開催され、野口倢司さんと私の二人が参加した。邑原宗男牧師(奥羽教区議長)の開会礼拝の説教、二戸教会の信徒白木功さんの講演を聞く。農への取り組みの姿勢に感銘を受けた。合間を縫って、図書室で井上良雄先生の講演や説教の資料を探す。これは新教出版社から今年8月頃刊行予定の『キリスト教講話集』ⅢⅣの準備の一環。帰宅したところに電話があり、NCCヤスクニ委員会で、次の天皇の代替わりについて講演してほしいとの依頼。1990年の大嘗祭の時、大嘗祭署名運動センターの事務局の責任を負っていたので、その経験から話すこととして、お引き受けることとした。
10日(火)午前中の学読書会で、北森嘉蔵先生の『神の痛みの神学』を読む。駒込教会の村田重牧師の紹介と発題。参加者は牧師7名と信徒2名の合計9名。夜は支区常任委員会で王子教会へ。3月の支区総会に提案される牧師のサバティカル制度について話し合う。予想される参加教会が少ないのが懸念される。
11日(水)朝一番で西早稲田のキリスト教会館に行き、7階の部屋のサイン取り付け工事に立ち会う。急いで帰宅して10時半から聖書を学ぶ会。出エジプト記16章を取り上げる。荒野で飢餓に悩む民が、マナとウズラの奇跡によって救われる個所。エジプトでの奴隷状態だが食べる心配のない生活から、荒野で自由ではあるが食べるものがない生活へと踏み出した人々の葛藤が主題。午後、久しぶりに飯田橋の新教出版社に行く。厚生年金病院の横に新しい道路が出来て街の様子が一変しているのに驚く。小林望社長と『戦責告白50年論考・資料集』刊行についての相談。この3月で、教団の「戦争責任告白」から満50年になることを覚えて、『時の徴』を中心に新教コイノニアの一冊として刊行することになっており、その最終的な打ち合わせ。3月末に発行できそうでホッとする。
12日(木)昼前にキリスト教会館に行き、NCAの発送作業。3時から運営委員会で来年度の事業計画について話し合う。神学生交流プログラムの準備も。

13日(金)教会員の永松信行さんから、叔父にあたる貢(96歳)さんが危篤状態との連絡。貢さんは、1953年に国立教会から千代田教会に転会され、現在は別帳会員になっている。この日の午後、南大沢の老人施設の介護棟に貢さんを見舞った。もう10日ほど食事が摂れない状態ではあるものの、目を開けて私の手をしっかり握り返してくれた。枕元で聖書を読み、短く祈る。甥にあたる紀義さんと和夫人ともお会いし、万一の際のことなども相談した。(戒能信生)

2017年1月8日日曜日

2017年1月15日 午前10時30分
降誕節第4主日礼拝(伝道礼拝)(No42
     司式 野口 倢司
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  93-1-26
讃 美 歌  2 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編96・1~13
讃 美 歌  204
聖書朗読  サムエル記上3・1-10
マタイ福音書6・25-34
祈  祷
讃 美 歌  280
説  教  「心の花を咲かせよう」
まぶね教会 石井智恵美牧師
祈  祷
讃 美 歌  528
使徒信条  (9341A
献  金            永松 信行
報  告
頌  栄  91
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校(9:30)お話し・野口洋子、奏楽・内山央絵
・礼拝後、石井牧師を囲む懇談会(軽食の用意あり)

・戒能牧師は、まぶね教会での説教と講演の奉仕で出かけています。

2017年1月4日水曜日

牧師の日記から(91)「最近読んだ本の紹介」
 沖浦和光『宣教師ザビエルと被差別民』(筑摩選書)部落史研究の大御所である著者が、晩年に切支丹研究に取り組み、これが遺作とのこと。ザビエルを初めとする15世紀末のカトリック宣教が、この国の賤視された人々に及んでいたという視点からの研究。戦国時代末期に九州を初め各地にあれほど急速にカトリック信徒が拡大した背景には、当時の仏教各宗派からも卑賤視されていたハンセン病者や被差別部落民に対して外国人宣教師たちが献身的に宣教したからではないかという仮説が展開されている。インドのゴアやマラッカなどでのザビエルたちの宣教の足跡についても現地調査されており、きわめて興味深く読まされた。
 川島貞雄『聖書における食物既定』(教文館)年末に著者から贈呈された。川島先生は、福音書研究が専門だが、若き日のドイツ留学でのドクター・アルバイトは「新約聖書における食物規定」についての研究だった。50年前に取り組んだ研究課題を、その後の研究成果を盛り込んでまとめられた。80歳を超えてのその意欲に感銘を受けると共に、励まされる想いだった。ただ専門書であるだけに通読するのは困難で、関心のある部分をところどころ摘み読みしただけ。しかし今後、食物既定についての研究は、この書物を踏まえてなされるに違いない。
川口葉子『日本キリスト教団の戦前・戦後史 教団合同・戦争責任・万博問題を中心に』(大阪大学大学院文学研究科博士論文)この論文の作成中に著者からインタビューを受けたことがあって送って来た。自分自身が取り組んできた課題が、学術研究の対象にされることに驚きと感慨がある。博士論文だけによく調べてあるが、当事者にとっては隔靴掻痒の感は否めない。自分が書いて来たキリスト教史研究も同じようなものかも知れないと考えさせられた。著者は大阪大学博士課程を卒業して、現在文化庁宗務課の研究員をされている由。
 和泉侃治『ヨハネの手紙1による使信』(キリスト新聞社)古い友人である著者が癌で亡くなった後、夫人によって刊行された説教集。実は送られて来た際ほとんど読まずに書庫に眠っていたのだが、昨年末ふと手にして拾い読みして感銘を受けた。ほとんど同世代の牧師が、聖書学の成果を踏まえつつ、牧する小さな教会(我孫子教会=千代田教会に関係の深い吉田満穂牧師が晩年出席されていた)で、教会員に真向いながら福音を語るその姿勢に共感させられた。

 加藤典洋『言葉の降る日』(岩波書店)著者と交流のあった吉本隆明や鶴見俊輔についての思い出が掲載されているので目を通した。ところがこのエッセイ集は、柳田国男が戦争末期に書いた『先祖の話』の問題意識を、批判しつつ継承しようという意図から編集されており、文学評論としては太宰治や井伏鱒二、江藤淳、三島由紀夫等の生死観に触れられている。さらにその背景には、著者の息子さんの事故死があるとのこと。個人の死に徹底的に寄り添うことが、ヤスクニ神社などの国家によるマッチョな物語に回収されない固有の物語を編み出していくという提案を含んでいる。(戒能信生)

2017年1月1日日曜日

2017年1月8日 午前10時30分
降誕節第3主日合同礼拝(No41
     司式 高岸 泰子
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-26
讃 美 歌  2 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編95・1~11
讃 美 歌  276
聖書朗読  ヨエル書3・1-5
Ⅰテサロニケ書2・17-3・5
祈  祷
讃 美 歌  533
説  教  「苦難を引き受ける信仰」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  332
使徒信条  (9341A
献  金            常盤 陽子
報  告
頌  栄  91
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校(お休み)
・礼拝後、お茶の会

・定例長老会