2017年6月25日日曜日

2017年7月2日 午前10時30分
聖霊降臨節第5主日礼拝(No13
     司式 荒井  眞
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  93-1-1
讃 美 歌  19 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編119・9~16(ベト)
讃 美 歌  220
聖書朗読  申命記26・1-11
マタイ福音書5・17-20
祈  祷
讃 美 歌  416
説  教  「律法を完成するために」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  397
使徒信条  (9341A
献  金            石井 房恵
報  告
頌  栄  92
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵
・礼拝後、お茶の会

・定例長老会

2017年6月24日土曜日

牧師の日記から(115
 618日(日)主日伝道礼拝でマタイ福音書51316の講解説教「地の塩、世の光として」。この主イエスの印象的な比喩が、命令とか義務としてではなく、「あなたがたは地の塩である、世の光である」と断言されていることに注目した。それは、「山上の祝福」において「あなたがた貧しい者はさいわいである」と留保なしに断定されていることと通底しているのだろう。私たちの能力や資格、準備が整っているか否かにかかわらず、そのあるがままで「地の塩、世の光」とされていると言われているのだ。礼拝後、戒能家伝来?の「汁かけ御飯」を一緒に食べながら、「戒能牧師に何でも聞く会」。いろいろな質問が出たが、特に死者儀礼の問題が話題に上った。腰を痛めている岡崎大祐さんがかなり辛そうなので心配。夜は、息子の謙の誕生日ということで、家族が集って一緒に食事。
19日(月)早朝に起き出して、締め切りを過ぎている『キリスト者平和ネット』の連載コラムの原稿を仕上げてメールで送稿。午前中は東駒形教会での月曜会に出席。川島貞雄先生の『聖書における食物規定』第6章を本所緑星教会の岡田いわお牧師の紹介で取り上げる。その後、蔵前の聖公会聖ヨハネ教会の喫茶店エクレシアに立ち寄り、7月のNCA特別企画「編集者がその本音を語る」の打ち合わせ。20名しか入れないスペースで、それ以上の人が来たらどうしようか。夜は聖書神学校の授業。内村鑑三について受講生たちのリーディング・レポート。その中で、内村の長女ルツ子の臨終の場面を神学喜劇ドラマ?に仕立てた脚本が発表された。夜は、『キリスト教講話集』Ⅳの校正作業。
20日(火)午前中、神学読書会。モルトマンの『希望の倫理』第1章を、富坂キリスト教センターの岡田仁牧師の丁寧な紹介で読む。新教出版社から井上良雄『キリスト教講話集』Ⅲが刷り上がって届く。午後、太田春夫牧師がひょっこり訪ねてくれる。キ保連の研修で上京した由。千代田教会の最近の様子を報告する。太田先生も須賀川教会で三つの保育園の運営に追われて忙しそうだ。その後は、『平和ネット』の次回の原稿のため、昭和12年の救世軍騒動の新聞報道を調べる。夜は丹絵里加さんの受洗準備会でマルコ福音書を一緒に読む。
21日(水)聖書を学ぶ会で、出エジプト記の35章以下を取り上げる。祭司資料に幕屋建設がこのような仕方で記録された歴史的背景を考える。紀元前6世紀、バビロニア帝国の侵攻によって神殿が破壊された後、祭儀に関する伝承と聖所の起源を出エジプトと結び付けて形成されたのだろう。久しぶりの雨で、書斎に閉じ籠って校正作業を続け、夕方仕上げて出版社に送る。
22日(木)キリスト教会館に出かけて、管理組合とNCAの事務仕事。帰宅して、『キリスト教講話集』Ⅳの短い解説を書き上げて、メールで入稿。

23日(金)先週亡くなった渡部澄彦さんの弔問のため、新浦安の英子夫人を訪ねる。秋の初めに青山墓地で納骨式の予定。その後、すぐ近くの妹の家に立ち寄り昼食。親しい友人たちも集まり、楽しいひと時を過ごす。(戒能信生)

2017年6月18日日曜日

2017年6月25日 午前10時30分
聖霊降臨節第4主日伝道礼拝(No12
     司式 橋本  茂
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-53
讃 美 歌  24 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編119・1~8(アレフ)
讃 美 歌  461
聖書朗読  出エジプト記3・1-15
ヘブライ書11・13-16
祈  祷
讃 美 歌  558
説  教  「道を逸れて」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  351
使徒信条  (9341A
献  金            荒井  博
報  告
頌  栄  88
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子
・礼拝後、お茶の会
・週報等発送作業
・CS教師会

・らふぁえる練習(1:304:30

2017年6月16日金曜日

牧師の日記から(113
 611日(日)この日は「花の日子どもの日」で、教会学校の生徒たちがすぐ前にあるケアハウス「ミモザの家」にお花を持って行って喜ばれた。主日礼拝ではマタイ福音書5310の「山上の祝福」を学ぶ。「さいわいである」という主イエスの祝福と、創世記冒頭の天地創造における「これを見て、良しとされた」という創造主の肯定とを結び付けて考えてみた。つまりイエス・キリストの福音は、罪の糾弾から始まるのではなく、先ず「貧しい者」「悲しむ者」「飢え渇く者」「迫害されている者」に対する全的肯定から始まっているのではないか。礼拝後、婦人会例会では、高岸泰子さんの発題で、ルカ福音書13章の「腰の曲がった女性」の記事を取り上げて学ぶ。
12日(月)午前中、神学校の授業の準備のために、鈴木範久先生の『内村鑑三の人と思想』を読み直す。『内村鑑三日録』全12巻の著者だけに、内村の日常の細部にわたって検証されており、読む度に新しい発見がある。午後、日本聖書神学校でのボイス・トレーニングに参加。礼拝で語られる言葉を豊かにするための実地訓練。夜は「日本キリスト教史」の授業。9時半ごろ帰宅すると、渡部澄彦さんが今日の夕方亡くなったとの連絡があり驚く。来週お見舞いにお訪ねする予定だったのだ。明日お訪ねし、ご家族と葬儀のことなどを相談することとする。
13日(火)朝一番で浦安の渡部さん宅へ。枕頭の祈りをし、告別式の相談。午後から教団に廻り、宣教研究所で資料の閲覧。昭和12年以降、当時の一般新聞紙上で、度々キリスト教に対するバッシングが繰り返されている。同志社騒動、救世軍事件、そして宣教師スパイ事件など。それらは、いずれも内部の反対者による運動に端を発し、文部省や検察の意図的なリークが拍車をかけ、当局の意向を「忖度」したマスコミ各社が競ってバッシング記事を掲載するというパターンが多い。ことに最近のマスコミの中に、政府寄りの立場でその代弁をする傾向が目立つこと、また現在参議院で審議されている「共謀罪」とも重ねあわせて考えさせられる。夜はそのまま、早稲田教会で行われた山口里子ゼミに出席。
14日(水)午前中は聖書を学ぶ会。出エジプト記34章の十戒の再授与を取り上げる。午後はキリスト教会館に行き、明日予定されていた管理組合委員会延期の手続きと連絡、その後宣教研究所で調べもの。夕方帰宅して明日の葬儀の準備。
15()参議院の徹夜国会で、早朝「共謀罪」が強行採決されたというニュースを見ながら、直子さんと一緒に出掛ける。10時から渡部澄彦さんの自宅で納棺式、11時から浦安市斎場で告別式と火葬。教会からは荒井眞・久美子さん夫妻が出席してくれた。この斎場は、ディズニーランドが見える海辺にあり、少し不便な場所だが、設備の整った近代的な施設で、しかも公営なので使用料も安いとのこと。夜は信濃町教会で開かれた「共謀罪」の学習会に参加。

16日(金)この日は一日在宅で、『キリスト者平和ネット』の連載コラムの原稿を仕上げて入稿。そして『キリスト教講話集』Ⅳの校正作業。(戒能信生)

2017年6月11日日曜日

2017年6月18日 午前10時30分
聖霊降臨節第3主日伝道礼拝(No11
    司式 鈴木志津恵
    奏  黙 想      奏楽 内山 央絵
招  詞  93-1-53
讃 美 歌  24 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編118・1~28
(着席のまま)
讃 美 歌  55
聖書朗読  エゼキエル書18・25-32
マタイ福音書5・13-16
祈  祷
讃 美 歌  554
説  教  「死の塩・世の光として」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  567
使徒信条  (9341A
献  金            荒井久美子
報  告
頌  栄  88
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝 お話し・橋本悠久子、奏楽・内山央絵
・礼拝後、「戒能牧師に何でも聞く会」(軽食付き)司会・橋本茂


2017年6月10日土曜日

牧師の日記から(113
 64日(日)ペンテコステ主日礼拝。この日からマタイ福音書5章以下の「山上の説教」の講解を始める。一つには、宮田光雄先生の近著『山上の説教から憲法九条へ』に触発されたため。安保法制や共謀罪がまかり通る「新しい戦前」の時代において、改めて「山上の説教」を私自身が読み直したいと考えている。この「山上の説教」が、弟子たちにだけではなく、大勢の群衆に向けて語られていることの意味を考えさせられた。説教は、ただ礼拝堂の中だけに留まらず、その背後にある世界に届くものでなければならないのだろう。礼拝後、教会学校の生徒たちによるペンテコステ・イベント。8か国語で使徒言行録24節が読まれる。ロシア語やポルトガル語の聖書朗読は初めて聞くことができた。定例長老会では、8月の信徒講壇(茨木啓子さん)、9月の支区交換講壇(江古田教会・上林順一郎牧師)、10月の伝道礼拝(婦人矯風会主事・川谷淑子さん)などが決まる。
5日(月)井上良雄先生の『キリスト教講話集』Ⅳの校正が届く。来週半ばまでに戻さなければならない。明日の農村伝道神学校での二つの講演の準備と資料作りの作業。午後、日本聖書神学校でのNCAのボイス・トレーニングに参加。夜は、北支区の常任委員会に出席。帰宅して引き続き明日の講演の準備。
6日(火)農村伝道神学校戦争責任シンポジウム。午前は「日本基督教団の成立とその問題」、午後は「資料で見る戦時下の教会の実情」を講演。神学生たちだけではなく、近隣の牧師や信徒たちも含めて35人ほどの参加。久しぶりにお会いする人たちもいて嬉しかった。夕方帰宅すると、新教出版社から『キリスト教講話集』Ⅲの再校が届いており、9日までに戻せと言って来た。Ⅳの校正作業もあり、ちょっとタイトなスケジュールになる。夜は丹絵里加さんの受洗準備会。
7日(水)午前中、聖書を学ぶ会。出エジプト記33章から「後ろ姿の神」を取り上げる。この箇所は、「金の小牛」(32章)事件と「十戒の再授与」(34章)をつなぐ謎の箇所とされ、資料的にも不明な点が多いという。しかしこの箇所に、「神は恵もうとする者を恵み、憐れもうとする者を憐れむ」という宣言があり、さらに神の栄光が通り過ぎる時、人は岩の裂け目に神の掌に覆われて隠され、ただ遠ざかって行くその後ろ姿だけを遥かに仰ぎ見ることができるという詩的なイメージが提示される。午後はひたすら校正作業を続け、Ⅲの再校を戻す。
8日(木)午前中、キリスト教会館の三者協議会。午後から、NCAのプログラムとして、「日本キリスト教史を読む」という月に一度の連続講座の第1回。20名近くの受講者が集まった。教会員の萩原好子さんも参加してくれる。
9日(金)午前中は校正作業。午後、キリスト教会館に行き、NCAの臨時財務理事会。京都から理事長たちが出て来て、緊急の会議。その後、宣教研究所で資料を閲覧し、昭和14年から15年の時期の一般新聞の宗教報道を調べる。この時期から、キリスト教に対するバッシング記事が目立つようになる。

10日(土)明日の主日礼拝の準備。今週はちょっと忙しかった。(戒能信生)

2017年6月4日日曜日

2017年6月11日 午前10時30分
聖霊降臨節第2主日礼拝(No10
    司式 石井 房恵
    奏  黙 想      奏楽 内山 央絵
招  詞  93-1-53
讃 美 歌  24 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編117・1~2
讃 美 歌  130
聖書朗読  イザヤ書6・1-8
マタイ福音書5・3-12
祈  祷
讃 美 歌  413
説  教  「さいわい 全的肯定」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  413
使徒信条  (9341A
献  金            荒井 眞
報  告
頌  栄  88
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝(花の日こども日礼拝)お話し・野口洋子、奏楽・内山央絵
10時過ぎに、坂町ミモザの家を子どもたちがお花を持って訪問します

・礼拝後、婦人会例会(聖書研究ルカ福音書23638)担当・高岸泰子
牧師の日記から(112
 528日(日)主日礼拝。毎月最後の主日は旧約聖書を学ぶことにしている。創世記を読み終わり、この日から出エジプト記に入る。12210から「モーセの誕生」を取り上げる。創世記の族長たちとは全く異なる指導者モーセ像については、様々な研究や仮説が提唱されている。最近の聖書学者たちは、特定のモデルはなく、度重なる脱出劇のリーダーたちの集合的な人格としてモーセ像が形成されたと想定しているようだ。特異な一神教による宗教改革を断行したエジプトのファラオ・イクナートンとの関連を大胆に推理したフロイトの「モーセと一神教」を紹介する。しかしこのモーセ誕生説話が、助産婦やその母、姉など女性たちの物語として構成されていることの意味を考えさせられた。
 29日(月)3月に行われた神学生交流プログラムの報告書があがって来たので、その校正作業。並行して、井上良雄先生の『キリスト教講話集』Ⅲの校正も。夜は、日本聖書神学校の授業。植村正久についての受講生のリーディング・レポート。きわめて優れた発表があり、こちらが啓発された。図書室で、来週のペンテコステ礼拝でCSが行うイベントのために、様々な言語の聖書を検索。フランス語訳はあったが、ロシア語やポルトガル語聖書がここには収蔵されていない。
 30日(火)飯田橋の富士見町教会での東京教区総会に出席。昼休み、橋本茂さんに神楽坂のイタリヤ料理屋でランチをごちそうになる。夕方帰宅して、校正作業の続き。それから来週行われる農村伝道神学校の戦争責任シンポの講演の準備。午前と午後、二つの講演をしなければならないので、その準備に追われる。直子さんが銀座の聖書図書館でペンテコステの箇所のコピーをしてきてくれる。
 31日(水)午前中、聖書を学ぶ会。32章の「金の子牛」を取り上げる。モーセの不在にパニックになった民は、アロンに代わりの徴を要求する。列王記上12章に伝えられている北王国イスラエルの王ヤロベアムがエルサレム神殿に代わる金の子牛を造ったという出来事が歴史を遡って投影されているとされる。しかし目で見ることができ、手で触って確認できる具体的な徴を求める人々の想いは、何時の時代も変わらないのだと改めて考えさせられた。下関の三輪従道先生から、創立記念礼拝の説教の原稿が届き、入力作業。明日の永松貢さんの納骨式の準備。
 61日(木)11時から小平霊園で故・永松貢さんの納骨式。午後帰宅して、農村伝道神学校での講演の準備。昭和14年から15年にかけて、救世軍や宣教師スパイ事件についての各新聞の報道を調べ直す。文部省の直接的な圧力と平行して、マスコミによるバッシングが、教団設立を促した事情が浮かび上がってくる。
 62日(金)昼前にキリスト教会館に行き、NCAの発送作業の準備。3時から運営委員会。夜は、そのまま東京信愛教会での北支区連合祈祷会に出席。

 63日(土)午後、新教出版社の小林望社長が来訪し、『キリスト教講話集』Ⅲの初校と短い解説を渡す。表紙の写真撮影も。(戒能信生)