2019年6月29日土曜日


牧師の日記から(220

623日(日)主日礼拝。使徒言行録31-10の講解説教「麗しの門の出来事」。「麗しの門」の傍らに物のように置かれた物乞いとペトロとの視線の交差から、「我に金銀なし、然れど我に有るものを汝に与ふ。ナザレのイエス・キリストの名によりて歩め」と語りかける箇所。この日も念のために座って説教をする。礼拝後、一休みして、3時からのホーリネス弾圧記念聖会のため大久保の駅のすぐ近くにある淀橋教会へ。「ホーリネス弾圧と日本の教会」という題で約50分の講演。やはり座って話させてもらった。1000人入る会堂に150名前後の出席者。遠くからでよく確認できなかったが、千代田教会からも高岸泰子、石井摩耶子、齊藤織恵、条谷泉さんたちが参加してくれた。どうも牧師の健康状態を心配して来てくれた感がある。講演後、主催者たちと軽食を共にして、途中で失礼する。何とか体調がもって、大きな責任が果たせてホッとする。

24日(月)午前中、月曜会例会のため東駒形教会へ。前回に引き続き大貫隆著『終末論の系譜』のⅦ-Ⅷ章を須賀誠二先生の発題と紹介で読む。午後帰宅して、一休みして、夜は日本聖書神学校の授業。この日は内村鑑三について受講生のリーディング・レポート。なかなかの力作があった。往復はタクシーを利用する。

25日(火)午前中、神学読書会でシュライアマハーの『宗教について』の第二講を、駒込教会の村田重牧師の発題で学ぶ。二度読んでもよく分からなかった内容が、村田牧師の解説で極めてクリアーに了解できた。賀川豊彦の宗教思想との共通性があり、つまりバルト以前の宗教感覚を理解できた。牧師7名、信徒1名の参加。午後は、書斎に籠って今週土曜日の日本宣教学会全国研究会の発題講演の準備。夜は、北支区連合祈祷会委員会。来年度の連合祈祷会の予定まで決めてしまおうと委員は張り切っている。少し頑張って宣教学会の講演の準備を進める。

26日(水)この日も聖書を学び祈る会は休会にしてもらっている。宣教学会のレジュメを作成して担当者にメールで送稿。発題講演の準備もほぼ出来上がる。体調は少し回復してきているようで、仕事ができる。ところが、それに伴って血圧が上がって来て、中断していた血圧降下剤を飲み始める。

27日(木)午前中、東京医科歯科大学病院の診察。前立腺癌の手術後の経過そのものは極めて順調とのこと。疲れてしまって、この日もNCAの事務所の仕事は勘弁してもらった。夜、宣教学会の発題に使用しようと考えていたパワーポイントの作成を息子の謙に手伝ってもらう予定だったがヤメにする。発題の時間が30分と短いので、機器の操作に追われてしまうからだ。

28日(金)夜、NCAの企画で、元・朝日新聞記者の菅原伸郎さんを招いての「ジャーナリストにその本音を聞く」。早稲田のキリスト教会館のすぐ近くにあるカフェで、ビールを飲みながら、参加は少人数だったが楽しい一刻。

29日(土)朝から上智大学岐部ホールでの日本宣教学会。午後2時からの発題講演の責任も終わってホッとする。帰宅して、明日の礼拝の準備等。(戒能信生)

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