子育て相談カフェ通信(第3回)
早いもので、はや7月になります。6月29日に准允式、7月6日に就任式が無事終わり、正式に千代田教会の伝道師になりました。子育て相談カフェは順調に経過しています。どう順調かと言いますと、特に子どもの相談はないままですが、何でも相談はそれなりにありまして、私のできる範囲で、カフェは開かれています。4月から伝道師になったおかげで、信徒とはまた別にいろいろと考えさせられることが多くあります。それは、ペンテコステの後ですので、使徒言行録2章の言い方で申しますと、いたるところで、風は吹いているということです。そして、私はその風に今まで気が付かないまま過ごしてきたのでしょう。そうした反省もしながら、今私にできることは何か、いつも問われながらいます。と、言ってもそれは眉間に皺を寄せて悩んでいるのではなくて、この歳になって伝道師になったという時間がないという焦りも少し感じながら、喜びをもって、与えられた問いに応えていこうと思っています。いたるところで、どうしていいのかわからない、どう決断すれば良いのかわからない、そうした現実があります。私もまだまだ未熟で悩み多き者です。けれど、そうした悩みや苦悩があるからこそ、祈ることができる、ということもまたあります。今、ヨブ記を読んでいますが、なぜですか?どうしてですか?との問いは、かつてもそして今も、またこれからもあるのだと思います。そうした、困難な現実のなかで、暗闇のなかに光が差し込んでくる。それをじっと待つことが、私たちには許されている。
(子育て)相談カフェはまだまだ、どこに向かっていくのかわかりません。子どもたちの相談がないことは、あるいは良いことなのではないかとも思っています。子どもたちのことで、相談されることがないほど、うまくいっているのかもしれません。これ以上の宣伝はしなくても、必要なその時に相談はあるでしょう。できることを、できる時に行っていくこと、相談カフェにできることをこれからもしていこうと考えています。何かあればご相談ください。もちろん、このカフェで私にできるのは、直接の回答ではなくて、共にあることを確認することだけなのかもしれませんが。 (大森意索)
0 件のコメント:
コメントを投稿