2025年6月28日土曜日

 

牧師の日記から(524

 622日(日)主日礼拝。ヤコブ書2111の講解説教「分け隔てしてはならない」。当時の教会で身なりや身分によって差別したり、人を偏り見たりする傾向が生まれてきたことを、ヤコブ書は厳しく糾弾する。そこでは「隣人を自分のように愛しなさい」という旧約以来の言葉が引用される。ある女性神学者が「自分を愛することができる者こそが隣人を愛することができる」と指摘しているが、これを手掛かりに、若い頃の自分の経験を紹介する。礼拝後、後任牧師招聘委員会。後任牧師銓衡にあたっての基本方針を話し合う。その後、大泉ベテル教会の就任式に出席すべく副都心線で大泉学園駅まで行ったが、タクシーが全く来ないので、体調のことも考えてそのまま帰宅。

 23日(月)午前中は月曜会のために東駒形教会へ。この日は近藤勝彦著『日本キリスト教神学小史』の植村正久の項を紹介し、併せて『福音と世界』に連載中の「人物・日本キリスト教史」の植村正久の予定稿を紹介する。午後帰宅して、一休みしてからNHKラジオから依頼されている「戦後80年とキリスト教会の戦争責任」についての原稿をなんとか作成する。

 24日(火)午後、NHKのディレクター奥池さんが来て「宗教の時間」のための打ち合わせ。7月末に収録、818日に放送予定とのこと。夜は、来週予定されている東神大夜間講座の受講生有志のまるとす会で講演を依頼されているので、その準備。東神大関係から呼ばれることはあり得ないと考えていたが、差支えないとのことで、かえって断れなくなってしまった。レジュメを作成して担当者に添付で送付。深川教会創立70年の記念誌への直子さんの原稿を入力して、写真と共に送付。

25日(水)午後から、巣鴨の福島揚さん宅での読書会に参加。柄谷行人の『力の交換様式』を少しずつ読んでいる。

26日(木)午後、大森さんと牧師会。8月に巣鴨ときわ教会で「戦時下の教会」についての講演を依頼されているのでその準備。NHKでの話を一部転用しながら準備することになる。

27日(金)午後4時半からNCAのキュンク『イエス』読書会にZoomで参加。15人ほどの人が熱心に参加している。7月の教会予定表と入門の会での「第五戒」の解説の準備。(戒能信生)

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