2015年7月24日金曜日

牧師の日記から⑮「対外献金のこと」
7月の長老会で話し合われた結果、新しく対外献金を8月の第一主日礼拝から、月に一度、実施することになりました。その理由と方法についてごく簡略に説明します。
千代田教会に来て、対外献金をどうしているかが気になりました。もちろんクリスマスには対外献金として各施設に送られることになっています。しかし私のささやかな経験から言えば、教会はいつもそれぞれ困難を負う教会や災害の被災に苦しむ人々を覚えて献げることが求められています。つまり教会員がその献身のしるしとして献金を重んじるのと同じように、各個教会もまたそれぞれの仕方で対外献金を担うべきだと考えてきました。また様々な機会にそのように勧めても来ました。そして実際に献げる教会、より他者に仕える教会は、財政的にも祝福されて来たというのが実感です。
しかし千代田教会のように、財政的に余裕のない場合、特に実質的に赤字予算になっている場合に、対外献金をどうしたらいいでしょうか。そこで一つの提案として、月に一度、第一主日礼拝の席上献金の際に、席上献金とは別に、具体的に献げる教会や施設の名前を明示した上て、もう一度対外献金の籠を回してはどうだろうかというアイデアです。もちろん献げる金額などは全く自由です。私たちの教会が、より困難を負う小さな教会や被災者たちのことを祈りに覚えて献げる機会としたいと願っています。
どこに対外献金を送るかは、毎月長老会で検討して決定します。地方の小さな教会の会堂建築や、災害の被災者支援などが必要に応じて選ばれると思います。そのことを週報にもその都度記載します。8月第一主日(82日)の礼拝では、教団社会委員会から呼びかけられているネパール大地震の被災者たちを覚えて対外献金をすることにしたいと思います。この献金は教会会計の担当者が集約して、教団社会委員会を通して、WCC(世界教会協議会)の難民救援プロジェクトACTに送付されることになります。

皆さんに負担を負わせることになりますが、千代田教会がさらに仕える教会に、より献げる教会になるために、この新しい対外献金の試みをご理解いただき、ご協力いただきたいと思います。(戒能信生)

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