2016年10月29日土曜日

牧師の日記から(81
1023日(日)主日礼拝。エフェソ書の講解説教の最終回で610節以下の箇所を取り上げる。ここで「胸当て、盾、兜、剣」等の武具について言及されているのはやはり特徴的だ。この手紙が書かれた紀元1世紀の終わり頃、まだローマ帝国による組織的な迫害は始まっていなかった。しかしそれを予感させるような緊張がこのテキストの背後にあると推測される。エフェソ書はあくまで平和の福音に基づいた抵抗の姿勢を示唆しているのだが……。礼拝後、CS教師会、そして来週のバザー準備と続く。11月の予定表を作成する。問題はエフェソ書の次にどの箇所を取り上げるかだが、散々迷った末に、結局Ⅰテサロニケ書を学ぶことにする。つまりこれまで扱ったことのない書簡の学びを継続することになる。
24日(月)午前中、眼科の検診。緑内障の進行は一進一退とのこと。これ以上数値が悪くなると手術だと言われる。午後は書斎で仕事。来年3月に刊行する戦争責任告白50年の資料集に掲載する論文が、版元にデータが残っていないことが分り、羊子に入力を頼む。その手直しの作業に手間取る。夜は日本聖書神学校の授業。貴重な音源から山室軍平の肉声の説教を聞く。訥々とした話しぶりに驚く。
25日(火)午前中から西早稲田のキリスト教会館に行き、NCA事務所の仕事。午後、『信徒の友』の取材を受ける。会館に入居している各団体の紹介をするためだという。その後、発送作業の準備と運営委員会。来年3月に予定されている第8回神学生交流プログラムの準備も始まる。会場は京都の関西セミナーハウス、講師は日本ナザレン神学校の石田学先生。各神学校への神学生派遣の要請書を送る。加えて第7回交流会の報告書の校正が上がって来て、その校正に手をつける。
26日(水)午前中、聖書を学ぶ会・祈祷会。出エジプト記89章のエジプトに降された災厄を取り上げる。ファラオの強権支配に抗する徴が「蚋、虻、疫病、腫物」というのが面白い。鈴木美喜さんがバザーのための献品を届けてくれる。
27日(木)午前中からキリスト教会館に行き、NCAの事務仕事と発送作業。3時から会館7階の改装工事の打ち合わせ。夕方帰宅すると、留守中に東博昭さん御夫妻がバザーのために大量のクッキーの献品を持って来てくださったとのこと。ダイエット用の特別な商品で、12袋で定価は8800円。ずいぶん高価なものだが、輸送中に割れたりしたもので、遠慮なくお土産に差し上げて欲しいとのこと。
28日(金)午前中、野口倢司さんの車で番町教会から献品をもらって来る。野口さんは引き続きバザーの子どもコーナーで走らせるHOゲージの電車の試運転。夕方から石井房恵さんも来てくれて、バザーのための買い出。バザーのためのリンゴ(八甲田伝道所)、イカとホタテ(釜石教会)、卵(あさひ福祉作業所)などが次々に届き、一挙にバザー・モードになる。雨が降って少し寒い。

29日(土)朝から石井さんが来てバザーの食品の仕込み。午後からは高岸泰子、津金寿子、東博昭さんたちも来て、バザーの献品値付け等の作業をしてくれる。夕方、水野啓子さん夫妻、向山康子さん夫妻も来て手伝ってくれる。(戒能信生)

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