2026年10月22日木曜日

 

子育て相談カフェ通信⑰「子どもの教会」

 はや10月も後半となりました。2年前から始まった子育て相談カフェも来年3月までで終わる予定です。そういうわけでこの通信も残すところあと少しとなりました。私は仕事柄、子どもたちや親御さんと話すことが多いのですが、何事も経験してみないとわからないことが多いと思っています。簡単そうに思っていてもやってみるととても大変であったり、逆に難しそうだと尻込みしていたけれど、やってみたら意外にそれほどでもなかったり。それと同時に人には得意、不得意というのもあります。私はどうも人前が苦手ですし、何かを同時進行で行うのが苦手だなあと昔から思っています。ちょうど子育てカフェを始めようと思った頃から、私も料理というものに取り組み始めたのですが、なかなか前に進んでいません。料理というのは食材の準備に始まり、その後調理をします。まずはそこまでが大変。それから食後の片付け、そこまで含めて料理なのだと思います。基本ができていなかった私は「塩少々」の意味がわからず四苦八苦してきました。

先日、大学時代の友人に会いました。前回会った3年前には彼は料理など全くしていませんでした。ところが、先日会ったとき、料理の話しになり盛り上がりました。1年ほど前にお連れ合いの体調不良をきっかけに料理に取り組み始めたとのことでした。そこからが夢中になって本を読み習得したそうで、初めは毎日写真に撮って頑張ったようで、今ではたくさんの料理ができるとのことでした。彼の場合は、やり始めると夢中になり、そうなると集中して取り組めるのです。ただ、そこに至るまでは何十年も全く関心を持っていなかったし、スイッチが入っていなかったのです。泊めてもらった翌朝、彼の作った朝食を食べて帰りました。苦手と思っているなかに、スイッチが入っていなかっただけというのがあるのかもしれません。やらざるを得ない状況になって、逃げることができず始めることで初めて見えてくることもあるのでしょう。私の方が早く料理に取り組んできたのに、抜きされられてしまった感じでした。

改めて、それぞれに時があるのだとも思いました。苦手だと思っていたことも、自分なりに工夫してやっていけばよいのだと思います。料理はまだまだなのですが、「塩少々」の意味がわかってきたので、伝道師としても少しずつ始めていけば良いかなと思っています。何事も少々から始まるのかなと。

(大森意索)

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