2018年1月27日土曜日


牧師の日記から(146

121日(日)主日礼拝。マタイ福音書72129の講解説教「岩の上に建てられた家」。昨年6月から断続的に取り組んできた「山上の説教」の最終回。礼拝後、オリーブの会で萩原奏さん(萩原好子さんのお嬢さん)のお話し「医療の視点から見たホームレス支援」。泌尿器科の専門医である奏さんが、山谷のホームレス支援に関わるようになった歩みを伺う。同志社大学時代の人力車同好会、法学部から医学部への転身、そしてホームレス支援へと、一見曲がりくねりながらもどこか一直線につながる道程をとても興味深く伺った。この日の礼拝に札幌の岸本和世牧師が出席され、オリーブの会にも参加された。その後、岸本先生を書斎に招いて四方山話をする。夜は、嘉信と清美さんの誕生日ということで家族が集まって一緒に食事。私が腕を振るって?海老と牡蠣のフライを作る。揚げ物は普段ほとんどしないので、若い人が集まるこういう機会でないと食べられないのだ。羊子がインフルエンザで寝込んでいるのが心配。明日は雪の予報。

22日(月)朝から西片町教会での北支区教師部研修会に出席。臨床牧会学の窪寺寺俊之先生の講演。心の病を負う若者が教会で様々なトラブルを起こし、牧師批判をしてきた実例報告をもとに参加者で話し合う。窪寺先生自身の牧会者としての歩みを聞きながら、自分自身の牧会の失敗や挫折を思い返され、とても有意義な研修会だった。午後から雪が降り始め、東京では珍しく23センチの積雪。夜は日本聖書神学校の授業の予定だったが、降雪による交通麻痺のため休講になる。それで研修会参加者たちと一緒に食事をし、夜遅くまで楽しく話し込む。深夜、降り積もった雪道を帰宅。疲れ果てて寝てしまう。

23日(火)朝目を覚ましたところに、直子さんが息せき切って帰って来た。2時間かけて前の道路や駐車場の雪掻きをしたとのこと。役立たずで、まことに申し訳ない。この日は在宅日で、一日書斎に籠もって、柏木義円研究会の会計処理やクリスチャン・アカデミーの次年度事業計画等の事務仕事をこなす。

24日(水)午前中、聖書を学ぶ会。申命記の最後の部分、モーセからヨシュアへの指導者交代、そしてモーセの死の箇所を取り上げる。「約束の地を遙かに望み見るが、そこに入っていくことはできない」というモーセの最期は、考えてみると私たち自身の最期を指し示しているのではないか。私たちはついに未完のままに生涯を終わらねばならないのだ。しかしそれは一面で解放でもあると思わされた。午後は、明日の授業の準備と、NCA運営委員会のアジェンダ作りなど。

25日(木)午前11時から、キリスト教会館の三者協議会。午後はNCAの事務仕事。3時から運営委員会で来年度の事業計画について話し合う。夜はそのまま東京バプテスト神学校の授業へ。この日は赤岩栄牧師の生涯を取り上げる。

26日(金)午前中、富坂キリスト教センターの岡田仁牧師が来訪。内面史研究会の来年度の計画と出版について相談する。午後は、NCAの次年度予算案作成や『時の徴』150号の発送の準備などの仕事を処理する。(戒能信生)

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