2025年11月1日土曜日

 子育て相談カフェ通信⑥(大森意索)

 はや10月になりました。今年も残すところ2ヶ月ちょっとで、アドベントやクリスマスの季節が近づいています。

さて、前々回、前回と岡山の教会の話をしましたが、さらに続きを書くことにしました。御津キリスト教会は73年前に設立され、かつては付属の百合の花幼稚園がありましたが、町立保育園ができたこともあり廃園となりました。けれど、今でもかつて幼稚園に来ていた大人たちが教会に時折顔を出してくれることがあり、幼稚園の役割を改めて感じることもあります。私自身も、末っ子であったこともあり、小学生の時も幼稚園の子どもたちと遊ぶ機会が多かったことが、仕事でもずっと子どもに関わるきっかけだったのかもしれません。

さて、この10月で姉が召天して4年になります。姉は癌の闘病が20年近く、ずっと闘病しながら教会の牧会を継続していました。岡山だけでなく、埼玉医大や聖路加病院で治療を継続していたこともあり、そのつど病院について行く、そんな役を私はしていました。患者や患者家族という側が予想以上に大変なことも経験しました。ある病院では、もうこれ以上の治療はありませんと言われ、そのことはしかたがないのですが、紹介先も示されず、後はご家族で考えてくださいと言われたのにはとても困りました。私の中では普通は他の施設に紹介してもらうのが当たり前と思っていたので、驚くやら呆れるやらでした。せめて、紹介状やいくつか候補をあげて欲しいとお願いしてやっと紹介してもらいましたが、病院によって対応がずいぶん違うのだと思わされました。結局最終的に岡山の病院で治療を継続しましたが、ちょうど4年前はコロナ禍で病院の面会制限も強く、遠くからの家族であっても1時間しか許可してもらえなかったりで、いろいろ交渉したりもしました。そして、面会制限の問題があったため、無理をして退院することにしたのでしたが、最後の1週間を家で過ごせたことは姉にとっても、また家族や教会員にとってもとても良かったと思いました。姉は最後まで、教会をどうするか具体的には何もいってくれませんでした。このため下の姉とともに何回か岡山に通うことにしたのでした。こうして私は、月1回岡山に行くことになったのです。

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