2017年1月21日土曜日

牧師の日記から(93
 115日(日)交換講壇で、まぶね教会の石井智恵美牧師の説教。礼拝後、石井牧師を囲んで楽しく懇談の時をもつことができたとのこと。私はまぶね教会で説教奉仕。この教会には、新約聖書学者の荒井献先生がおられ、昨年『使徒行伝』の大きな注解書を完成されたので、現場の牧師からの応答のつもりで使徒言行録16章を取り上げて説教した。この教会の創立者・善野碩之助牧師(100歳)にも久しぶりにお会いしてご挨拶した。礼拝後、日本の教会の伝道の歴史について短く講演。帰宅して、井上良雄先生の『キリスト教講話』の原稿整理の作業。年末に常盤陽子さんに校正をしてもらったのを読み直して修正していく。夜は、謙のお嫁さんの清美さんの誕生日ということで、家族が集って一緒に食事をする。
 16日(月)昼前に連絡があり、教会員の永松貢さん(97歳)が息を引き取ったとのこと。急いで南大沢の老人施設に駆け付け、枕頭の祈りをし、その後和夫人や甥の紀義さんと葬儀の相談。この時期火葬場が混んでいて、21日に、20年近く居住したこの明日見ライフで近親者だけで簡素な告別式をすることとなる。一度帰宅して、準備をしてから日本聖書神学校の授業。鈴木正久牧師についての学生たちのリーディング・レポート。友人の高野清弘さんから送られて来たホッブズの『法の原理』の訳書を神学校の図書室に寄贈手続きをする。
 17日(火)荒井久美子さんから、税務署への手続きに必要なので教会の法人番号を教えてとのメール。さて、どこにしまったか、書斎を掻き回しても見つからない。こういう時は直子さんの出番で、乱雑を極める書類の中から10分ほどで見つけ出してくれる。まるで手品を見ているようだ。午後から、北支区の一泊教師研修会で本郷中央教会へ。講師は東北学院の野村信先生で、カルヴァンの説教を読み解く中からの講演でとても刺激的だった。夜は本郷の鳳明館という古い旅館に場所を移して懇親会。北支区の教師仲間と語り合い楽しい時間を過ごした。私は宿泊しないで夜遅く帰宅。いくつものメールが来ていて処理する。
18日(水)朝9時から今度は西片町教会を会場に、教師研修会の続き。昼前に終わり、帰宅。メールで3月の神学生交流プログラムで、京都の同志社大学一神教学際研究センターを訪問する企画が承認されたとの連絡があり、ホッとする。夜遅く沖縄の平良修牧師から、戦責告白50年論集の原稿が届き、出版社へ直ちに転送する。これで何とか3月末の発行にこぎつけられそうだ。
19日(木)午後、西早稲田のキリスト教会館へ。NCAの事務仕事、会館管理組合の事務処理。夜、永松紀義さんに電話で貢さんの経歴などを伺う。
20日(金)雨模様なので、予定していた国会図書館での調べものは中止し、明日の葬儀の準備。夕方から早稲田教会で長尾有紀宣教師の報告会。その後、エパタ教会で教区問題委員会。その後、委員の皆さんと神楽坂で懇親会。

21日(土)午後から明日見ライフで永松貢さんの葬儀。火葬の後、ご遺族と会食し、貢さんの思い出を聞く。帰宅して、明日の礼拝の準備等。(戒能信生)

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