2022年6月18日土曜日

 

牧師の日記から(371

612日(日)主日礼拝。この日は長尾有起牧師の担当で、ルカ福音書11章の講解説教「非難と批判」。イエスとファリサイ派、律法学者たちとの論争の難しい箇所を取り上げ、正しさの基準は「憐み」(splangknizomai)にあるとして、境界線を越える主イエスの姿勢を示唆された。私自身が教えられ励まされるメッセージだった。礼拝後、「私の愛唱讃美歌」で、釜坂由理子さんが最近の発表会で演奏したデュリュフレの難しいコラール変奏曲を弾いてくれた。すばらしい演奏だった。夕刻、雨が止んだので防衛庁の周りを一周して散歩。夜は、来週の神学読書会での発表の準備。

13日(月)高岸泰子さんが体調不良とのことで、様子を電話で伺う。病院で内視鏡検査をした結果、腹部の痛みは収まったものの、その原因究明と治療がこれから始まる由。徹さんの健康状態のこともあり、ご夫妻のために祈る。午後から久しぶりに都バスに乗って日本聖書神学校に出向き、教師会との懇談会に出席。千代田教会には現在大森意索さんと西川穂さんの2名の神学生が在籍し、それぞれの課題について率直に協議する。その後で、神保校長といくつかの人事案件について話し合う。また9月から開講する「日本キリスト教史Ⅰ」の授業計画について柳下明子教務主任と打ち合わせ。また共同研究「コロナ後の教会の可能性」の成果刊行について、責任者の荒瀬牧彦先生と相談し、キリスト新聞社からの出版計画について打ち合わせをする。その後で図書館に立ち寄り、不二出版から刊行されたキリスト者BC級戦犯の回覧誌『信友』復刻版の購入を依頼する。

14日(火)午前中、錦糸町の賛育会病院で内科の検査と検診。Hb-A1Cの数値は5.9と劇的に下がった。特に薬が変わっていないので、これは連日の散歩の成果か?午後帰宅して『時の徴』の校正の確認。教文館から『キリスト教大事典』の項目原稿の催促のメール。夜は山口里子さんの聖書ゼミにZoomで参加。来年度は対面とリモート共用での講座開設を模索する。

15日(水)午前中、締め切りをかなり過ぎた「ラクーア伝道」についての事典項目の原稿を仕上げて送稿。午後から柴崎聰さんの講座「キリスト教と文学」をZoomで視聴するつもりだったが、機器の不具合で延期になった。リモート講座はたまにこういうことがある。

16日(木)午前中、『時の徴』発送のための封筒の印刷。山口周三さんから送られてきた南原繁研究会の報告書の礼状を書く。新宿通りを越えて須賀町辺りを散策。古い寺町で、江戸期の文人墨客たちの墓が多数ある。

17日(金)午前中、四谷三丁目から大京町界隈を歩き、キリスト集会所という看板を見つける。単立教会らしい。臨時総会のための教会会計の予算の修正案が野口倢司さんから送られてきた。長老の皆さんに廻附。

18日(土)高岸泰子さんにその後の様子を電話で聞く。憩室炎だったようで、痛みは収まったとのこと。午前中、NCAの評議員会にリモートで参加。その後は翌日の説教の準備。合間を見て散歩。(戒能信生)

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