2022年6月25日土曜日

 

牧師の日記から(372

619日(日)主日礼拝。ルカ福音書121-3の講解説教「知られたる我」。ファリサイ派への批判の文脈を離れて、私たち自身への問いかけとして主イエスの言葉を聞く。私たちが秘かに隠そうとしている自分自身の本当の姿は、しかし主なる神にとっくに知られている。であるのに、自らを少しでも大きく見せようと四苦八苦し、そのために自己嫌悪に陥って苦しんでいる現実がある。既にして「知られている」ことを受け容れることから始めなければならない。礼拝後、臨時長老会で2022年度の予算案を改めて協議する。年度内の収支バランスを取ることを2023年以降に繰り延べし、今年度は繰越金を用いてやってみようという案に落ち着く。

20日(月)午前中から散歩に出かける。これからの季節、暑さ対策をしなければならないようだ。夜は、5月に行なわれた故・池明観先生の追悼集会の反省会をZoomで。リモートだけで200名以上の参加があり、韓国側からも高く評価されているが、残された課題も多い。最初に呼びかけた金性済、山本俊政、飯塚卓也、岡田仁、戒能で少し時間をかけて話し合う。

21日(火)午前中、神学読書会。教職6名、信徒2名の参加。カトリック教会のこの間の歩みと、岡田武夫司教が果した役割について私が少し問題定期的な発題する。優れた賜物と指導力をもった岡田司教にして、カトリック教会の革新は容易ではなかった経緯を考えると、やはりヴァチカンが枢機卿や司教の人事権を持っている組織では容易なことではないようだ。午後、賛育会病院泌尿器科の定期検診。前立腺癌の手術をしてまる3年が経過し、PSTの数値は限りなく0に近いので、検査・診察が半年毎になる。夜は、北支区教師部の例会にZoomで参加。今年度北支区の新任教師は6名。長尾有起先生もその一人だ。『時の徴』164号が納品されてきた。

22日(水)午前中、聖書を学び祈る会。エステル記の学びが始まる。アケメネス朝ペルシ  兄ついては、敵国であったギリシアの文献を通して理解されてきたが、最近特に考古学的な研究が進み、古代ペルシアが、当時のエジプトからインドに至る大帝国であり、しかも多様な民族やその言語、それぞれの宗教を容認した寛容な世界帝国だったことが知られてきた。エステル記はそのペルシアの古都スサの王宮を舞台とする文学作品。

23日(木)ジンマシンの発作はかなり押えられているが、それでも指や頭部に症状が出る。遅れていた『柏木義円研究』第6号の発送作業。賛助金の整理や宛名ラベル、カバリング・レターを作成し、直子さんに手伝ってもらって約50人の会員に発送。午後からキリスト教会館管理組合の決算総会にZoomで参加。コロナ禍で各事業体とも財政的に苦しい様子。

24日(金)7月の予定表の作成。午後、門前仲町の歯科医で定期検診。

25日(土)午前中、四谷から市ヶ谷まで散歩。暑いが風が吹くので助かる。散策しながら説教の準備。時々公園のベンチなどに腰掛けてメモを取る。これは新しい方法でいろいろ発見がある。(戒能信生)

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