2022年9月25日日曜日

 

牧師の日記から(385

918日(日)主日礼拝。ルカ福音書211-4を取り上げ「やもめの献金の行方」と題して長尾有起牧師の説教。今問題になっているカルト宗教のように、自己犠牲を美化し、信仰熱心さを献金で現わせという理解ではなく、その前後の文脈から、神殿当局への批判として読むべきことを教えられた。この日は礼拝後の集会はなく、12時過ぎには皆さん帰られた。午後5時から、支区社会部の集会にリモートで参加。安倍元首相の国葬の法的問題について早稲田教会員の弁護士の丁寧な説明が参考になった。この日は私の誕生日が近いということで、久しぶりに子どもたち家族が集まり、一緒に夕食。台風の影響で、時折激しい雨風。

19日(月)午前中、散歩。午後から『時の徴』165号の発送作業と編集委員会。編集同人5名が集まり、条谷泉さんも助っ人で参加してくれた。夕方作業を終って、メール便で約800通を発送。雨宮栄一先生の遺稿『反ナチ抵抗運動とモルトケ伯』の四校直しも一緒に送る。夜は、明日の神学読書会での発題の準備と、同胞教会史研究会の資料を読み込む。

20日(火)午前中、神学読書会で榎本空『それで君の声はどこにあるんだ』について紹介と発題。台風の接近もあって、出席は牧師5名、信徒2名と少ない。午後、同胞教会史研究会が台風の中でも強行されることになり、富坂キリスト教センターへ。当時の年会記録や機関紙『同胞』の初期の資料を読み合わせて、明治後半期の同胞教会の歩みを辿る。終了後、京都から来てくれた藤田神学生の慰労も兼ねて、原誠先生たちと近所の焼き鳥屋に行く。この日が私の満75歳の誕生日。健康保険組合から後期高齢者医療被保険に移行に伴って医療費がすべて3割負担になるとのこと。これまで1割負担だったから3倍になる。老人もなかなか生きづらいようだ。

21日(水)午前中、神学生交流プログラムの準備会をリモートで。校長の神田健次さんや講師の荒瀬牧彦先生たちと来年3月のプログラムの内容を詰める。午後は、講座「キリスト教と文学」の4回目で山村暮鳥と八木重吉を取り上げる。聖公会の司祭であった暮鳥の信仰理解が興味深かった。『反ナチ抵抗運動とモルトケ伯』が10月に刊行になるので、その寄贈先のリスト案を作成して雨宮美枝子さんに送る。

22日(木)早朝に散歩。その後、門前仲町の歯科医へ。この日で治療は一応終了。この年になると、歯も眼も、そして耳にも故障が出て来る。午後、10月の予定表を作成して、看板の担当の橋本悠久子さんに送る。

23日(金)休日だが雨模様。その中を少し散歩。神学生の小川和孝さんが散歩コースの若葉町を案内をしてくれることになった。小川さんは若葉町の生まれで、この辺りの歴史に詳しいとのこと。今から楽しみである。

24日(土)午前中、聖書と人間を考える会で、長尾有起牧師が韓国での経験から話してくれた。隣の韓国との外交関係が行き詰まっているが、その背景にあるものを一緒に考え合った。(戒能信生)

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