2023年10月14日土曜日

 

牧師の日記から(439

108日(日)主日礼拝。ルカ福音書217-19の講解説教「終末の徴」。ルカ福音書の小黙示録で、戦争や暴動、地震や飢饉、疫病等の恐るべき事態にもイエスは「惑わされるな」「ついて行くな」「怯えてはならない」と勧め、激しい迫害の中でもそれを証しの機会とせよと命じている。つまりルカ福音書のイエスは、終末的状況の中でのキリスト者の使命を語っていることになる。ウクライナ戦争や台湾危機の中で、私たち自身の使命を改めて考えさせられる。礼拝後、故・堀光男先生の記念礼拝。ご家族を初め、先生の教え子や「聖書と人間を考える会」のメンバーも出席され、続いて持たれたお茶の会で、こもごも先生の思い出を話された。私も知らない堀光男先生の教師としての側面を知ることができた。

9日(月)休日で一日在宅。直子さんに手伝ってもらって『時の徴』168号の発送作業の準備。11月に予定されている柏木義円公開講演会の片野真佐子さんの講演草稿が送られて来た。体調が整わない真佐子さんに代わって草稿の原稿整理の作業をしなければならない。

10日(火)午前中、『時の徴』1100部の納品。午後から発送作業と編集委員会。条谷泉さんもボランティアとして手伝ってくださる。なんとか購読依頼の寄贈分も含めて約900部の発送作業を終える。編集委員会では、3年にわたるコロナ禍を経て、諸教会の教勢低下や教会財政の困難が顕在化していることが話し合われた。地方教区の現状、また各地のキリスト教主義学校の実情を取り上げて、次号で特集をすることになる。夜は山口里子さんのマルコ福音書ゼミにZoomで参加。求められて故・池明観先生の思い出を短く話す。明日が池先生の誕生日とのこと。

11日(水)午後、農村伝道神学校の授業。この日はホーリネス教会の創始者中田重治を取り上げる。帰宅して、夜は真佐子さんの原稿整理の作業と、『時の徴』の原稿依頼、明日のNCA連続講座の準備も。

12日(木)午後から連続講座「日本キリスト教史を読む」で井上良雄先生を取り上げる。私自身の先生であるだけに客観的な評価ができないという課題が残る。2時間話し続けるとさすがに疲れてしまう。夜、真佐子さんの原稿をある程度まで手を入れて、ご子息の哲史さんにメールで送る。この修正がどう受け止められるか心配。

13日(金)午前中、豊洲の高岸徹さん宅を訪問して家庭集会。ローズンゲンの「日々の聖句」を読んで短く話す。徹さんの健康状態は落ち着いているが、認知症が進み、歩行の困難も見られるようになっている。辰巳運河に架けられた辰巳桜橋を渡ると、穏やかな秋の日差しと海風が心地よい。帰宅後は、東駒形教会創立100年記念礼拝の説教の準備。

14日(土)午前中、須賀さん一家が会堂清掃に来てくれる。東北教区、西中国教区、九州教区の各議長に電話をして、『時の徴』の原稿依頼。いずれも快く引き受けてくれて助かる。(戒能信生)

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