牧師の日記から(556)
4月19日(日)主日礼拝。柴田朋子牧師の説教で詩編146篇が取り上げられた。来週の教会総会に、もう一人の担任教師として柴田先生を千代田教会に招聘する議案が提案されている。はっきりした口調で、分かりやい講解説教だった。礼拝後、石井房恵さん制作の麻婆丼を頂きながら「柴田先生を囲む会」。参加された皆さんの柴田評はおおむね好評のようだった。
20日(月)午前中、月曜会で東駒形教会へ。堀切こうとう教会の真鍋孝幸牧師の紹介で、鶴見太郎『シオニズム』3章を読む。戦間期ロシアやウクライナでのポグロムの実態が紹介され、それがシオニズム運動に大きな影響を与えた経過を学ばされた。「共産主義社会に民族差別はない」という神話の裏側の実態が暴かれている。現在のパレスチナ問題の歴史的背景の闇は実に深いことを改めて思い知らされる。
21日(火)午前中、神学読書会。武蔵野教会の佐々木潤牧師の発題で土橋茂樹『三位一体』(中公新書)が取り上げられる。私自身は最初この本を一読してあまりよく理解できなかったが、発題者は明快にこの本の特徴を分析し、従来の教理史ではモヤモヤしていた世界に一本の線を切り拓いていることを示され教えられることが多かった。午後は、キリスト教会館で読書会「キリスト教と文学」。グレアム・グリーンの『情事の終り』が取り上げられる。カトリックの信仰を背景に、神との取り引きの問題がテーマとされている。しかしこのようなアプローチは今ではほとんどリアリティーがないのではと考えさせられた。
22日(水)午前中、YMCA同盟の新しい総主事・太田直宏さんが挨拶に来られる。午後、久しぶりに皮膚科を受診。蕁麻疹の症状は落ち着ているが、抗ヒスタミン剤の服用を指示される。
23日(木)午後、子育て相談カフェで大森先生と牧師会。夜は千代田教会を会場に北支区連合祈祷会委員会。今年度の計画や担当を確認するとともに、新しい担当を選任する。私は、代務者になるので委員長を降ろしてもらった。
24日(金)午前中、眼科を受診。午後、目白の聖母ホームに杉森澄子さんを一年ぶりに見舞う。89歳になられるがお元気で、教会から送られる週報をよく読んでいて、直子さんの手術のことまで気にかけてくださった。日々の聖句を読んで祈る。帰宅したところに横森智子さんからメールが入る。太田春夫先生の容体が急変して入院し、ご家族が待機しているとのこと。最期の時を迎えている太田先生を覚えて祈る。(戒能信生)