2022年1月30日日曜日

 

2022年2月6日 午前10時30分

降誕節第8主日礼拝(No45

      司式 橋本  茂

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-15

讃 美 歌  19(12節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編20・1-14

讃 美 歌  432(12節)

聖書朗読  サムエル記下12・1-15a

ルカ福音書10・38-42

祈  祷

讃 美 歌  430(12節)

説  教  「マルタとマリアの姉妹」

   戒能 信生牧師

讃 美 歌  409(123節)

使徒信条  (9341A

献  金  対外献金「北支区浄風教会会堂建築のために」       西村正寛

報  告

頌  栄  83(12節)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校(9:30)お話し・大森意索、奏楽・戒能直子

・ライブ配信担当・西川 穂

・礼拝後、定例長老会

2022年1月29日土曜日

 

123日(日)主日礼拝。ルカ福音書1021-24の講解説教「喜びにあふれて」。福音書にイエスが笑う記事はないとされる。ウンベルト・エーコの傑作『薔薇の名前』の主題にもなった議論だ。しかしこの箇所で「イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた」とルカ福音書は記す。主イエスも、時として笑い、泣き、怒ったのではないか。しかもそこで語られたのは「これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼児のような者にお示しになった」という言葉だった。夜は、明日の聖書神学校での授業の準備。ジンマシンの症状は続いている。「痒さ」はなかなかつらいものだ。聖書にも義人ヨブの苦難として「ひどい皮膚病」があげられ、「ヨブは灰の中に座り、素焼きのかけらで体中をかきむしった」(ヨブ記27)とある。

24日(月)午前中、東駒形教会での月曜会に参加するはずだったが、ジンマシンの症状が治まらないので欠席の通知をして、四谷駅前の皮膚科を受診。さらに強い抗ヒスタミン剤を処方される。夕方準備をして目白の神学校へ。今期の「日本キリスト教史」のまとめの授業。特に今年は、90歳になる永山スミ子さんが欠かさず聴講され、授業に活気を与えてくれた。

25日(火)ジンマシンの症状は続いているが、午後から同胞教会史研究会のために富坂キリスト教センターへ。私が研究会の座長なので責任があるのだ。『同胞教会條例』について研究発表や、機関紙『同胞』についての充実した報告があった。夕方帰宅し、夜は北支区教師部の例会にZoomで参加。関西学院の中道基夫先生の「日本の教会の限界と可能性 コロナ禍を踏まえて」という講演が有意義だった。

26日(水)午前中は聖書を学び祈る会で、ネヘミヤ記の学び。帰還した民がエルサレムを再建する際に、イスラエルの歴史を振り返り、自らの罪を告白して再出発しようとする。午後は皮膚科を受診。どうやら血栓溶融剤を服用し始めたのが原因とのことで、服用を止め、さらに強力な痒み止めの薬を処方されるが、症状は一向に治まらない。オミクロン株の感染拡大は続いており、私の体調もあるので、来週の農村伝道神学校の「日本宗教史」の集中講義は、基本的にZoomで行うこととする。

27日(木)ジンマシンの症状はなお続いている。痒みを我慢して横になっていると少し症状は治まるようだ。血流がなだらかになるからだろうか。ともかく横になって休む。女子学院の創立記念講演で矢島楫子について話すように依頼が来て困惑する。680名の高校生に45分話せというのだ。

28日(金)再び皮膚科を受診。さらに強い薬を処方される。なんだか戦力の追時補給のように感じるが、これがジンマシンへの対処法とのこと。事務仕事が溜まっているがはかどらない。夜は、聖書神学校の卒業論文の審査にZoomで参加。体調が悪いので、こういう時リモート会議は助かる。

29日(土)午前中、聖書と人間を考える会。石井摩耶子さんの発題と『ディアスポラの歩み』の残部を、東京教区の諸教会に発送作業。(戒能信生)

2022年1月23日日曜日

 

2022年1月30日 午前10時30分

降誕節第7主日礼拝(No44

       司式 大森 意索

    奏  黙 想         奏楽 向山 康子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20(23節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編19・1-15

讃 美 歌  421(12節)

聖書朗読  アモス書5・21-27

ルカ福音書10・25-37

祈  祷

讃 美 歌  478(12節)

説  教  「善きサマリア人の譬」

   戒能 信生牧師

讃 美 歌  543(123節)

使徒信条  (9341A

献  金             石井 房恵

報  告

頌  栄  90(12節)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校(休止)

・ライブ配信担当・西川 穂

・礼拝後、入門の会・戒能牧師

・週報発送作業 時間の余裕のある方はご協力ください。

CS教師会

2022年1月22日土曜日

 

牧師の日記から(352

116日(日)主日礼拝。ルカ福音書101820の講解説教。ルカ福音書だけにある「サタンが天から墜落するイメージ」を取り上げる。新約聖書学者の大貫隆さんが、これをイエスの神の国のイメージの中核として取り上げている。イエス自身の神秘的体験に由来するだけでなく、広く後期ユダヤ教文献に見られるという。これを説教でどのように生かせるかに苦慮する。結局、既に朝が来ているのにカーテンで窓がふさがれている部屋の中はまだ暗闇が支配しているという有名なバルトの比喩を用いて展開してみる。井上良雄先生も繰り返し引用しているが、「既に」と「未だ」の緊張としての「時」の理解ということになるだろうか。夜は、神学読書会で取り上げるバルトの『教義学要綱』の発題の準備。

17日(月)『ジャーナル風』の特別講座「教団史」の準備。戦時下の教会の実情を資料によって説明するのだが、1時間に収めるのに苦労する。夜は目白の神学校の授業で隅谷三喜男先生を取り上げる。オミクロン株の感染が拡大しているが、リモート授業に対応できない受講生がいるのだ。

18日(火)午前中は神学読書会で『教義学要綱』の発題。出席は牧師7名信徒2名の合計9名。午後からZoomでキリスト教会館の将来構想委員会に座長として参加。会館の冷暖房機(GHP)を取り換えるのに約7000万円を要する。その財源や返済計画について協議する。さらに将来の立て替えや大規模改修についても考えなければならない。

19日(水)午後、近くの皮膚科を受診。久しぶりにジンマシンの症状で、抗ヒスタミン剤を処方される。原因は特定できず、ストレスが考えられるというが……。夕方、松野三郎さんから連絡があり、ヤスコさんが近くの病院に入院したとのこと。昨日、ヘルパーさんが訪問したが応答がないため、救急隊を要請。窓を壊して入室し、ベッドから落ちた状態で発見され、直ちに柏厚生総合病院に緊急搬送。軽度の鬱血性心不全と診断。数週間で退院の見込みだが、直ちに施設への入所を検討しているとのこと。先週、鈴木志津恵さんがヤスコさんを訪ねてくれて、第三者の介入が必要な状況と知らせてくれ、対応を三郎さんや地域包括センターと相談していた。

20日(木)午後から霊南坂教会で『ジャーナル風』の特別講座「戦時下の教会」の収録。YouTubeで配信するというが、時間の割り振りが難しく、準備した原稿は少し短かかったようだ。これで感覚がつかめたので、2月の第二回の収録「戦後の教団の宣教」の準備に取り掛からねばならない。

21日(金)午前中、門前仲町の歯科医の定期健診。夜の支区宣教研究委員会はオミクロン株の拡大で休止になる。

22日(土)ジンマシンの症状が治まらないので、午前中皮膚科を受診。眼鏡のツルやマスクをかける耳の後ろに湿疹が出来ているというので塗り薬を処方される。午後から柏木義円研究会にZoomで参加。同時並行して「コロナ後の教会の可能性」研究会がZoomで行われる。(戒能信生)

2022年1月16日日曜日

 

2022年1月23日 午前10時30分

降誕節第6主日礼拝(No43

      司式 梅本 順子

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20(13節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編18・1-51

讃 美 歌  206(12節)

聖書朗読  申命記30・1-14

ルカ福音書10・21-24

祈  祷

讃 美 歌  437(12節)

説  教  「喜びにあふれて」

   戒能 信生牧師

讃 美 歌  512(12節)

使徒信条  (9341A

献  金              西川 穂

報  告

頌  栄  90(12節)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校(休止)

・ライブ配信担当・荒井眞

・礼拝後、集会は特にありません。

・らふぁえる練習

2022年1月15日土曜日

 

牧師の日記から(351)「最近読んだ本の紹介」

岡田武夫『悪の研究』(Free Press)二年前に亡くなったカトリックの岡田司教の最後の本。東京教区大司教を務め、病気で退任した後も、小教区に仕えながら本書を書き残したという。岡田さんとは、彼がローマへの留学から帰ったばかりの頃、東京教区の司祭黙想会で一週間生活を共にした。私はプロテスタントの牧師として、初めてこのような経験をすることが許されたのだった。この本は神義論を軸に展開されているが、宣教論的なモティーフで一貫している。彼はカトリック宣教研究所所長として、第Ⅱヴァチカン公会議を踏まえた日本の宣教を具体化するため、NICENatianal Insentive for Evangelization)を主導したが、結果としてこれは定着しなかったとされている。その後司教に就任して多忙になり、直接会って話す機会はなかったが、彼が書くものは時折目にしていた。この遺著を通して、岡田さんと対話したいと願っている。

中村哲『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」(NHK出版)中村さんが、NHKのラジオ深夜便「こころの時代」で語った内容を一冊にまとめている。言わば中村哲さんの肉声で、パキスタンやアフガニスタンでの活動を語ってくれる。中村さんは語っている。「別にわたしに立派な思想があったわけじゃないんですね。宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』がありますね。お前はセロが下手だから練習しろと言われたゴーシュが、一生懸命練習してると、狸が来たり、野ネズミが来たりして、『子どもを治してくれ』だの、いろいろな雑用をつくるわけです。『まあ、この大事なときに』と思うけれど、『ちょっとしてやらないと悪いかな』ということで。そして上手になっていくわけです。それに近いでしょうね。」

安野光雅『旅の絵本Ⅹ』(福音館書店)一昨年94歳で亡くなった安野さんのアトリエで見つかった原画をもとに刊行された『旅の絵本』の最終巻。子どもたちが小さかった頃、この『旅の絵本』を一緒に見て、そこに描き込まれた様々な民話やエピソードを読み取って楽しんだ。オランダがテーマで、「世界は神が創ったが、オランダの土地はオランダ人が造った」と言われる町々を、例によって馬に乗った旅人が巡り歩いていく。末尾に「私は見分をひろめるためではなく、迷うために旅に出たのでした。そして、頭の中にあるこの絵本のような世界を見つけ」という安野さんの言葉が引用されている。安野光雅さん、長い間楽しませてくれて本当にありがとう。

恩藏茂『「FMステーション」とエアチェックの80年代』(河出文庫)FM放送が始まり、音質の良いステレオ音楽をカセットテープに録音することが流行った。その当時FM雑誌の編集者であった著者の「音楽青春記」。学生の頃、ⅬPレコードがまだ高価で、F放送でクラシックを聴いていた。また夜中の0時から始まるジェット・ストリームは習慣になっていた。あの時代の音楽状況を思い出させてくれる。目白の神学校へ行く途中のバスの中で読み始め、熱中して乗り越してしまったほどだった。(戒能信生)

2022年1月9日日曜日

 

2022年1月16日 午前10時30分

降誕節第5主日礼拝(No42

      司式 石井 房恵

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20(12節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編17・1-15

讃 美 歌  358(12節)

聖書朗読  エレミヤ書1・4-10

ルカ福音書10・12-20

祈  祷

讃 美 歌  319(12節)

説  教  「サタンの墜落のイメージ」

   戒能 信生牧師

讃 美 歌  280(12節)

使徒信条  (9341A

献  金            津金 寿子

報  告

頌  栄  90(12節)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校(休止)

・ライブ配信担当・野口倢司

・礼拝後、オリーブの会「沖縄での経験から」齊藤織恵

2022年1月8日土曜日

 

牧師の日記から(350)「最近読んだ本の紹介」

パール・バック『わが心のクリスマス』(女子パウロ会)燭火礼拝で、バックのこの本に出て来る中国でのクリスマスの体験を紹介しようとして、書斎をくまなく捜したが見つからない。やむなく四ツ谷駅前のサンパウロ書店でようやく手に入れた。中国に派遣された宣教師の娘として生まれたバックは、少女時代を中国で過ごし、それが『大地』を初めとする彼女の主要な作品の背景をなしている。異教社会で、戦争や災害の犠牲になる民衆の姿を通して普遍的な人間像を描き、1938年にノーベル文学賞を受けているが、今ではほとんど読まれないのではないか。

永江朗編『文豪と感染症』100年前スペイン風邪がこの国でも蔓延し多数の犠牲者が出ているが、その経験が文学作品にどのように取り上げられているかを紹介してくれる。芥川龍之介を初め、斎藤茂吉、永井荷風、志賀直哉、谷崎潤一郎、菊池寛…と、思ったより多くの作家がこの感染症をその作品に取り上げている。しかしそのいずれも、この感染症の世界的な意味とか、文明社会の危機という受け止め方ではなく、ほとんどが一種の風俗というか、変わった流行病としてしか理解していないように思う。世界的にそうであったようで、カミユの『ペスト』以外、偉大な文学作品に結晶したという例は聞かない。戦争や災害の犠牲者の記念碑の類は無数にあるが、疫病についてのそれがほとんどないことと通底している。

寮美千子編『空が青いから白を選んだのです 奈良少年刑務所詩集』(新潮文庫)聖書と人間を考える会で、メンバーの北島ちづ子さんから頂いて目を通した。犯罪を犯して少年刑務所に収監されている少年たちが、情操教育(「社会性涵養プログラム」と呼ばれている)の一環として創作した詩が収録されている。それがすばらしいのだ。劣悪な家庭環境や両親のネグレクトによって傷ついた少年たちの心や感受性が、詩を作ることによって少しずつ回復していく様子を伺うことができる。深川教会の時代、在日朝鮮・韓国人の子どもたちへのボランティア活動を一緒に担った女子学生が、突然教師志望を変更して官僚試験を受験し、法務省に入局した。なんと少女刑務所の刑務官になったのだ。全国の少女刑務所を転々としながら、少女たちの更生のために尽くしている。どんな子どもでも、もう一度やり直す可能性を求めて、彼女たちは日夜大変な努力を続けている。その働きと存在を忘れないようにしなければならない。

新潮文庫編『文豪ナビ 藤沢周平』(新潮文庫)もう30年以上前になるだろうか。ある時期、藤沢周平を初めとして、山本周五郎や池波正太郎などの時代小説を乱読していたことがある。鬱屈する時間をうっちゃるためだったと思う。かなり忙しかったはずだが、寸暇を惜しんでこれらの小説に逃げ込むことで、どこか癒されていたように思う。藤沢周平の代表作をこの「文豪ナビ」で振り返り、あの頃を思い返した。少し時間の余裕があれば読み直してみたいと思うが、果たしてどうだろうか。(戒能信生)

2022年1月3日月曜日

 

2022年1月9日 午前10時30分

降誕節第4主日礼拝(No41

      司式 常盤 陽子

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編16・1-11

讃 美 歌  275

聖書朗読  ゼカリヤ書8・1-5

ルカ福音書10・1-12

祈  祷

讃 美 歌  519

説  教  「狼の群れの中の子羊として」

   戒能 信生牧師

讃 美 歌  539

使徒信条  (9341A

献  金              高岸 徹

報  告

頌  栄  90

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子

・ライブ配信担当・大森意索

・礼拝後、「私の愛唱讃美歌」鈴木志津恵

・定例長老会

 

 

 

 

 

クリスマス・カードに添えて私たち家族の近況報告

    信生は、千代田教会の牧師として7年目。74歳と

   いう年齢で、当然のように身体のあちこちにガタガ

来ていますが、なんとか与えられた仕事や役割を担

うことができています。今年は、共同研究『100

前のパンデミック』を新教出版社から刊行すること

ができました。またNCA連続講座「日本キリスト教

史を読む」をZoomでアンコール開講し、全国で100

名近くの人々が視聴してくれています。同人誌『時

の徴』や『柏木義円研究』も継続して発行されてい

ます。年齢の割には健康を支えられ、結構忙しくし

ています。

   直子さんも比較的元気で、今年も教会の薔薇や庭

の草花たちの世話に明け暮れました。今年は柿が成

り年で、1300個以上収穫でき、一部は干し柿にして

みました。無花果も豊作で、ジャムをたくさん作り

ました。

嘉信、羊子、謙、清美さんたちも元気で、それぞ

れの仕事や生活に追われているようです。近くにお

越しの際には、是非、声をかけてください。

202112

戒能信生、直子、嘉信、羊子、謙、清美

160-0002東京都新宿区四谷坂町4-34千代田教会

03-3351-4489 Email k-kaino@mvb.biglobe.ne.jp