2020年11月29日日曜日

 

2020年12月6日 午前10時30分

待降節第2主日礼拝(No36

      司式 大森 意索

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-12

讃 美 歌  242(2節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編119・89-96(ラメド)

讃 美 歌  227

聖書朗読  イザヤ書7・13-15

      ルカ福音書1・26―38

祈  祷

讃 美 歌  229

説  教  「受胎告知」

     戒能 信生牧師

讃 美 歌  190

使徒信条  (9341A

献  金                 西川  穂

報  告

頌  栄  51

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵

礼拝後、お茶の会

・定例長老会(ホール)

・クリスマス・カードにご署名ください。

2020年11月28日土曜日

 

牧師の日記から(294

武田徹『現代日本を読む』(中公新書)本書は、1970年に始まった大宅壮一ノンフィクション賞受賞作を中心に、この国でノンフィクションとして書かれた主要な作品を紹介し、その問題点や課題を分析している。石牟礼道子の『苦海浄土』から始まり、イザヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』、本多勝一の『アラビア遊牧民』、沢木耕太郎の『テロルの決算』、藤原新也の『東京漂流』などが俎上に上げられる。本書に紹介されている作品のほとんどに私自身が目を通していることに驚いた。ということは、現代社会を描くのに、小説や詩だけではなく、このようなノンフィクションに分類される表現が必要とされているということだろうか。フェイクニュースが横行する現在、改めてノンフィクションの中身が問われている。

君塚直隆『悪党たちの大英国帝国』(新潮撰書)イギリス史には疎いのだが、ヘンリー八世から始まり、クロムウェル、ウィリアム三世、ジョージ三世、パーマストン、ロイド・ジョージ、チャーチルといったいずれも毀誉褒貶する人物を取り上げて紹介してくれる。イギリスには定評ある『国民伝記事典』(DNB)があり、それが増補改訂され、さらに新版(NDNB)も刊行されているという。本書はその伝統に倣って、これらの人物を通してイギリス近代史を辿っている。実は、最近刊行された『日本キリスト教歴史人名事典』の編纂に関わり、事典項目の提案をし、その宣伝にも一役買わされている。私の日本キリスト教史の授業も、人物に焦点を合わせて、言わば人物史の形で構成されているので、関心をもって読まされた。

上垣勝『テゼ共同体と出会って』(サンパウロ社)先日千代田教会の礼拝に出席された上垣勝牧師は、神学校時代の同級生で、この春まで板橋大山教会の牧師だった。隠退後、長年親しんできたテゼ共同体についての文章をまとめて、本書を出版された。テゼは、フランスのブルゴーニュ地方にある教派を越えた共同体で、全世界から人々が集まり、祈りと讃美を共にする小さな共同体である。その創立者であり指導者だったブラザー・ロジェの言葉を中心に、この共同体の不思議な魅力が紹介されていて、一気に読了した。このような沈黙と豊かな聖想の時と場所を、私自身が必要としていることを痛感させられる。

高野秀行『辺境メシ』(文春文庫)早稲田大学探検部出身のこの著者の『謎のアジア納豆』を読んで面白かったので、その続編ともいうべき本書を楽しみながら読んだ。アジアやアフリカ、南米や中東など、世界各地の辺境を実際に踏破して、現地の人々の食べ物を実食して来た経験を紹介している。「ヤバそうだから食べてみた」というキャッチ・フレーズのごとく、動物では猿から始まって、鰐、ラクダ、鼠、蛇に到るまで、魚類では鯰、鮫、ピラニア、さらに芋虫、蟻、蛭などの虫類まで、世界中の珍奇な食べ物が満載。私自身は直子さんの手料理に慣されごくごく普通の食生活なので、呆れながら、しかし一種の羨望をもって読まされた。(戒能信生)

2020年11月22日日曜日

 

2020年11月29日 午前10時30分

待降節第1主日礼拝(No35

      司式 野口 倢司

    奏  黙 想        奏楽 向山 康子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  242(1節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編119・81-88(カフ)

讃 美 歌  241

聖書朗読  イザヤ書2・1-5

      ルカ福音書1・57―80

祈  祷

讃 美 歌  245

説  教  「ザカリアの預言」

     戒能 信生牧師

讃 美 歌  182

使徒信条  (9341A

献  金                 津金 寿子

報  告

頌  栄  42-1(二度繰り返して)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・大森意索、奏楽・戒能直子

礼拝後、アドベント全体祈祷会

・お茶の会

・クリスマス・カードにご署名ください。

・週報発送作業

CS教師会

2020年11月15日日曜日

 

2020年11月22日 午前10時30分

収穫感謝主日礼拝(No34

      司式 梅本 順子

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編119・73-80(ヨド)

讃 美 歌  446

聖書朗読  ミカ書2・12-13

      ルカ福音書1・5-25

祈  祷

讃 美 歌  516

説  教  「わたしは老人ですし」

     戒能 信生牧師

讃 美 歌  469

使徒信条  (9341A

献  金                 高岸 泰子

報  告

頌  栄  42-1(二度繰り返して)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能直子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、入門講座「祈りについて」(約20分お茶を飲みながら)

2020年11月14日土曜日

 

牧師の日記から(292)「最近読んだ本の紹介」

井波律子『書物の愉しみ』(岩波書店)中国文学、特に『三国志演義』の研究者として知られる著者は、稀代の読書家で、『朝日』や『毎日』などの新聞の書評欄、また週刊誌などに数多くの書評を書いてきた。本書はそれらをまとめて一冊に編集したもので、実に読み応えがある。亡くなった丸谷才一がことあるごとに強調していたが、この国では書評があまり重んじられて来なかった。しかし最近新聞や雑誌の書評欄が充実してきて、優れた書評家が現れている。井波さんはその代表的な一人で、特に私が不案内な中国文学の世界を紹介してくれて、愛読してきた。先頃亡くなったという記事をどこかで読んで、優れた読書人を失ったという感を深くした。

高見澤潤子『のらくろひとりぼっち』(光文社)教会の印刷室の書棚で見つけた本。高見沢潤子は、マンガ『のらくろ』の作者・田河水泡の妻で、文芸評論家・小林秀雄の妹。熱心なクリスチャンで、長く『信徒の友』の編集長を担っていた。「夫・田河水泡と共に歩んで」と副題にあるとおり、締め切りに追われて忙しい酒飲みの夫を支え、子育てや家事を担い、しかしその合間に自分の時間を作って様々な活動を続けた著者の自伝でもある。「婦唱夫随」で田河水泡も洗礼を受けているが、ちょっと距離を置いた信仰理解が興味深い。しかしなにより著者の夫に対する愛情と信頼に心打たれる。この国では身内の者をこき下ろすのが習いで、褒めたり評価するのを避ける風があるが、著者はその逆を行くところがある意味心地よい。

アーシュラ・K・ル=グウィン『ラウィーニア』(河出文庫)古代ローマの詩人ウェルギリウスの建国神話の詩に想を得て、そこに端役として登場する女性ラウィーニアを主人公として描いた歴史ファンタジー。ル=グィン最晩年の作品の一つで、ギリシア神話や古代ラテン文学を下敷きにしている。私のラテン語の能力は詩を味わうには遠く及ばないが、かつてヨーロッパでラテン語教育が教養の基礎とされた時代を思い出させる。

磯田道史『感染症の日本史』(文春新書)日本史の中で感染症に関する史料を分かりやすく紹介していて参考になる。特に、100年前のスペイン風邪大流行の際の、政治家や文学者たちの日記や記録の紹介は大変興味深かった。というのも、この間私自身が「スペイン風邪と日本の教会」について調査してきたからで、大いに参考になった。著者の書く啓蒙書はほぼ目を通してきているが、その歴史家としての視点に学ばされることが多い。

鈴木範久『内村鑑三交流事典』(ちくま学芸文庫)岩波書店の内村鑑三全集の編集者で、内村研究の第一人者である著者が、長年の研究成果を踏まえて内村をめぐる多様な人々を人物事典の形で紹介してくれる。内村の日々の活動を綿密に紹介した『日録』もそうであったが、内村研究の余沢とも言える。しかしここにもスペイン風邪についての言及は一つもない。内村自身は、その再臨運動の中でスペイン風邪について日記でも講演でも触れているのに、それが反映されていないのは残念。(戒能信生)

2020年11月8日日曜日

 

2020年11月15日 午前10時30分

聖霊降臨節第25主日礼拝(No33

      司式 常盤 陽子

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編119・65-72(テト)

讃 美 歌  215

聖書朗読  申命記18・15-22

      ルカ福音書4・1-13

祈  祷

讃 美 歌  142

説  教  「荒野の誘惑を越えて」

     戒能 信生牧師

讃 美 歌  392

使徒信条  (9341A

献  金                 鈴木志津恵

報  告

頌  栄  42-

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・西川穂、奏楽・戒能直子

・礼拝後、オリーブの会(礼拝堂でお茶を飲みながら)「夏目漱石記念館のガイドをして」野口洋子

2020年11月7日土曜日

 

牧師の日記から(291

111日(日)永眠者記念礼拝。詩編116編の講解説教「主の慈しみに生きる人の死は、主の目に価高い」。礼拝堂の左壁面一杯に逝去者たちの写真が並べられる。大連西広場教会、昨年合流した新宿伝道所の永眠者たちも覚えての礼拝。恒例の食事会は取りやめ、お茶の会で、出席されたご遺族に一言ずつ故人の想い出などを話して頂く。思った以上の方々が出席して下さった。礼拝後、定例長老会。コロナ禍の中でのクリスマスをどう迎えるか話し合う。気持ちのこもった簡素なクリスマスを迎えたいと思う。

2日(月)朝10時に門前仲町で、生田教会の池迫直人牧師と落ち合い、雨宮美枝子さん宅を訪ねる。故・雨宮栄一牧師の蔵書の整理のため。仕分けをして、ドイツ教会闘争関連の書籍(段ボール約20箱)を農村伝道神学校に寄贈するため池迫牧師の車に積み込む。それ以外の書籍(約30箱)は古書店に送って処分してもらう。牧師は大量の書籍を持っているので、亡くなった後その処理に困る。余程貴重な文献でない限り、神学校の図書館も引き取ってくれない。私の場合はどうしたらいいのか、今から考えておかねばならない。夕方帰宅し、一休みして、夜は日本聖書神学校の授業。

3日(火)休日だが朝早く起きて、NHKラジオ「宗教の時間」の予定稿を準備する。その後、富坂キリスト教センターの会報「富坂だより」の原稿を書いて送稿。昨日の肉体労働のせいか、身体の節々が痛い。つくづく肉体的な衰えを痛感する。テレビではアメリカ大統領選挙の動向が盛んに報じられている。これ以上世界が混乱に陥らないように願うばかり。

4日(水)午前中、聖書を学び祈る会。列王記下23章以下のユダ王国末期の王たちの治世を取り上げる。超大国エジプトとバビロニア帝国の間で揺れ動く小国の悲哀を思う。来週から、この時期に活動した預言者エレミヤを取り上げる。その後、野口倢司さんに今年のクリスマス・カードの写真を撮ってもらう。午後は、中央林間の鈴木健次さん宅に出向き、NHKラジオの収録(12月頃放送予定)。渋谷のスタジオが使えないため。都営地下鉄を九段で乗り換え、半蔵門線から田園都市線に直通で、約1時間で着く。収録後、美味しいケーキを頂きながら、鈴木さんご夫妻と歓談。

5日(木)午前中、来週の柏木義円公開講演会の視聴希望者(約30名)に、ZOOMURLコードと講演レジュメを送る作業。これで奈良の坂井誠さんの書斎から全国の会員に講演が届く。まことに便利なツールではある。午後からキリスト教会館でNCAの事務仕事と発送作業。その後、『信徒の友』の取材。教団出版局の編集者に、これまで書いた紀要などの論文のコピーを渡す。急いで帰宅し、夕方から義円研究会事務局会議をZOOMで。義円の日記を読む勉強会を、来年3月からZOOMで始めることとなる。

23日(金)午前中は町田の農村伝道神学校での授業。晩秋の野津田の山道を歩くのはまことに気持ちがいい。帰宅したところに東中野教会の浦上充牧師から「コロナ後の教会」の共同研究の企画書が届く。(戒能信生)

2020年11月1日日曜日

 

2020年11月8日 午前10時30分

聖霊降臨節第24主日礼拝(No32

      司式 石井 房恵

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編119・49-56(ザイン)

讃 美 歌  552

聖書朗読  創世記12・1-7

      ルカ福音書3・15-22

祈  祷

讃 美 歌  68

説  教  「主イエスの受洗」

     戒能 信生牧師

讃 美 歌  67

使徒信条  (9341A

献  金                 鈴木基三恵

報  告

頌  栄  42-

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・野口洋子、奏楽・内山央絵

・礼拝後、お茶の会(ホールに軽食の用意があります。皆さん、少しずつ距離を取って食事をして下さい。)

1:00 荒絵理子オーボエ・ミニ・コンサート、伴奏・内山央絵