2021年4月25日日曜日

 

2021年5月2日 午前10時30分

復活節第4主日礼拝(No4

      司式 石井 房恵

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  9(1、2節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編130・1-8

讃 美 歌  217(12節)

聖書朗読  ネヘミヤ記1・4-11a

            ルカ福音書6・20-26

祈  祷

讃 美 歌  531(12節)

説  教  「幸と災い」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  510(1、2節)

使徒信条  (9341A

献  金             橋本 茂

報  告

頌  栄  90

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・齊藤織恵、奏楽・内山央絵

・ライブ配信担当・西川穂

・礼拝後、定例長老会(新旧長老引き継ぎ)

・お茶の会は感染症の拡大を避けるため、当面差し控えています。礼拝堂の後ろに飲み物を用意していますので、必要な方はご利用ください。

2021年4月24日土曜日

 

牧師の日記から(314

418日(日)主日礼拝。ルカ福音書61219の講解説教「山から降りて」。ルカ福音書では、律法学者やファリサイ派のイエスに対する非難や反感が極点に達したところで12人の弟子が選ばれたとしている。またマタイ福音書におけるイエスの長大な「山上の説教」を、「山から降りて」大勢の群衆に「平地の説教」として要約した形で語らせている。このあたりにこの福音書の理解と主張が込められているのだろう。夜は神学校での明日の講義(二コマ)の準備と神学読書会の発題の準備など。

19日(月)朝一番で千葉の流山中央病院へ。松野ヤスコさんの診察に同行するため。ヤスコさんは蜂窩織炎という足の病気が慢性化してその治療が厄介なのだ。病院の待合室で短く祈る。午後帰宅すると、ブックレット『スペイン風邪と日本の教会』の序文が神田健次さんから届く。これで原稿は全部揃い、6月末には刊行の予定。夜は日本聖書神学校で、日本キリスト教史と、フィールドワーク・ゼミ「教派の歴史」についての講義。

20日(火)朝早く、不在会員の安藤美惠さんが亡くなったとの連絡がある。105歳の長命ではあった。ご遺族や葬儀社と相談して、2210時半から自宅近くの葬祭場で簡素な告別式をすることとなる。午前中は神学読書会で発題と紹介。教職6名、信徒2名の参加。バルトの『教義学要綱』を新訳で少しずつ読んでいるが、久しぶりにバルトの論述を読み返し、感銘を深くする。午後東武東上線の東松山駅で安藤さんの次女須賀美和子さん、お孫さんの宮田尚美さんと落ち合い葬祭場へ。安置されているご遺体を囲んで聖書を読み祈る。その後、葬儀などの簡単な打ち合わせ。帰宅後、22日に予定されていたNCA運営員会の進行を早稲田教会の古賀博牧師に代わってもらう依頼や、そのアジェンダ作りの作業。

21日(水)感染症の拡大を避けるため、この日から「聖書を読んで祈る会」は再び休止。午前中近くの皮膚科に行ってジンマシンの治療。原因は特定できないがストレスではないかという。抗ヒスタミン剤を処方される。午後は、NCAの事業報告の作成や明日の告別式の準備。そこに『スペイン風邪と日本の教会』の組版がメールで届く。IT化で編集作業が早い。その校正も見なければならない。

22日(木)直子さんと一緒に東松山の葬祭場での安藤美惠さんの葬儀に出かける。ところが電車が人身事故で遅れて肝を冷やす。10分ほど遅れて会場に到着、直ちに告別式。Covid-19の感染拡大下でもあり、御家族が中心の家族葬。短く美恵さんの生涯について詩編のメッセージを語る。お孫さんたち、曾孫さんたちに美恵さんの信仰の生涯を知ってもらいたい。

23日(金)NCA2020年度の事業報告を作成し京都の法人本部に送付。午後、銀座の画廊に友人の鈴木健次さんの作陶展を見に行く。80歳を超えてから陶芸を始めたのことで羨ましい。今週は何かと出かけることが多かった。この日は書斎で5月の予定表の作成や説教準備等。(戒能信生)

 

2021年4月25日 午前10時30分

復活節第3主日礼拝(No3

      司式 野口 倢司

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8(1、2節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編129・1-8

讃 美 歌  51(12節)

聖書朗読  サムエル記下22・1-51

祈  祷

讃 美 歌  135(12節)

説  教  「ダビデの感謝の歌」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  460(1、2節)

使徒信条  (9341A

献  金             萩原好子

報  告

頌  栄  89

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・大森意索、奏楽・戒能直子

・ライブ配信担当・西川穂

・礼拝後、直ちに2021年度千代田教会定期総会

 (昼食は省いて、出来る限り短時間で行います)

【公告】2021年度千代田教会定期教会総会

425日(日)主日礼拝後(総会資料は418日に発行します)予定にお覚えください。

・週報等発送作業 ご協力ください。

・らふぁえる練習

2021年4月17日土曜日

 

牧師の日記から(313)「最近読んだ本の紹介」

鶴見俊輔『鶴見俊輔全漫画論①②』(ちくま学芸文庫)鶴見俊輔の漫画についてのすべての論稿を集成したもの。編集者の松田哲夫は、著者の片々たる新聞寄稿や講演、書評、エッセーなどを渉猟して漫画について触れた記述を根こそぎ収集し、文庫本の上下巻で1200頁を超えるこの大著を編纂した。私はこれが刊行されてすぐ購入したが、その長大さに辟易して、関心のある部分を読んだだけだった。今回改めて最初からすべてに目を通して、学ばされること、考えさせられることが多かった。小学生の頃から学校教育に馴染めなかった著者は、宮尾しげをの『団子串助』を繰り返し読んで、それが終生の思想形成の基盤に影響を与えたという。この国の独特のマンガの成立は、鳥羽僧正の『鳥獣戯画』に始まり、一休和尚、葛飾北斎、渡辺崋山、富岡鉄斎などの戯画を経由し、明治初期のワーグマンやビゴーなどのヨーロッパの新聞マンガ、さらにアメリカの新聞マンガの影響を受けてこの国に定着したという。そこには、常に権威主義や国家権力に対する揶揄と皮肉の精神があった。戦時下においてはそれが締め付けられていたが、戦後に紙芝居や貸本屋などを経て復興し、現在のこの国の漫画全盛へと至るというのだ。手塚治虫や白戸三平、水木しげる、つげ義春などの作品についての評論は言うまでもないが、漫画というサブカルチャーを通して戦後日本を捉える視点に教えられる。特に私が感銘を受けたのは、ある現代マンガについてエッセーの冒頭で著者がこのように記していること。「戦争中、私は毎日、新約聖書を読んでいた。キリスト教会にゆくと、そこではほとんど毎回、戦争賛美をするので、そこを避けて、一人で読んでいた。今まわりにあるのと別の世界がそこにあった。」

ニコ・ニコルソン/佐藤眞一『マンガ認知症』(ちくま新書)引き続きマンガの話し。漫画家の祖母が認知症になる。その祖母をめぐるテンヤワンヤの日常をマンガに描いて、それに認知症の専門家がコメントを加える形で編集されている。分かりやすく、しかも精確に認知症がどのようなものであるかを解説してくれる。私自身も自分の両親を含めて、これまで多少の経験はあるが、この本で改めて認知症の実態に少し触れることができた。そしてそれは自分自身の将来の現実であることも教えられた。

鳥居徳敏『ガウディ よみがえる天才⑥』(ちくまプリマ―新書)バルセロナのサグラダ・ファミリ聖堂の設計者ガウディについての小伝。その少年時代からの歩みが紹介されているが、この建築家がその独特の構想力を建築作品として創作できたのは、当時のバルセロナの経済的繁栄と、若きガウディの才能を高く評価して建築を依頼したスポンサーたちがいたからだという。住宅として建築されたカサ・パッリョやカサ・ビセンスなどは、今では芸術作品として観光名所にもなっているが、完成当時の評価は毀誉褒貶し、依頼主との葛藤が裁判にもなったという。これらの名(迷?)建築に住む人は果して生活しやすいのだろうか。(戒能信生)

2021年4月11日日曜日

 

2021年4月18日 午前10時30分

復活節第3主日礼拝(No3

      司式 大森 意索

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8(1、2節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編128・1-4

讃 美 歌  215(12節)

聖書朗読  列王記上19・1-12

ルカ福音書6・12-19

祈  祷

讃 美 歌  542(12節)

説  教  「山から降りて」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  577(1、2節)

使徒信条  (9341A

献  金            野口 洋子

報  告

頌  栄  89

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・西川穂、奏楽・戒能直子

・ライブ配信担当・西川穂

。お茶の会は、感染症の拡大を避けるため当分見合わせます。会堂の後ろに飲み物を用意してありますので、各自ご利用下さい。

2021年4月10日土曜日

 

 

 

 

「私の信仰告白」高岸 徹

 

私は昭和15年の生まれです。

両親は日蓮宗の本門仏立宗の熱心な信者で、その影響のもとで私は成長してきました。しかし私は宗教にほとんど関心はありませんでした。むしろ自然科学に興味を持っていました。

私の専門は大学院で繊維の研究をし、その後アメリカに留学し生 化学の研究をしてきました。アメリカでの2年間はいろいろの意味で視野も拡がりました。ノースウェスタン大学のユダヤ人の教授に鍛えられ、研究者としての厳しい生き方を学びました。またアメリカ人が 毎日曜日に教会に行く姿を見て、良い習慣だと思いました。

帰国後、妻は40年前に縁あってキリスト教に入信しました。しかし私の育った家庭環境とあまりにも違うため、長い間受け入れることは出来ませんでした。

大阪府立大学定年後、東京家政大学に招かれました。その時の研究助手が富士見町教会で洗礼を受け、私も何度か誘われて出席し、教会の雰囲気を感じとりました。

千代田教会には妻に誘われて2019年のイブ礼拝に出席し、20201月から礼拝に出席し、聖書を学ぶ会にも参加してきました。

まだ聖書のことはよく理解できませんが、これから生きていく道を求めて、戒能牧師から洗礼を受ける決心をしました。これからも千代田教会の一員として聖書を学んでいきたいと願っています。

 

2021年4月4日日曜日

 

2021年4月11日 午前10時30分

復活節第2主日礼拝(No2

      司式 常盤 陽子

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8(1、2節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編127・1-5

讃 美 歌  298(12節)

聖書朗読  イザヤ書65・17-25

ルカ福音書6・6-11

祈  祷

讃 美 歌  327(12節)

説  教  「真ん中に立ちなさい」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  579(1、2節)

使徒信条  (9341A

献  金            野口 倢司

報  告

頌  栄  89

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子

・礼拝後、定例長老会

・ライブ配信担当・大森意索

2021年4月3日土曜日

 

牧師の日記から(312)「最近読んだ本の紹介」

鶴見俊輔『戦時期日本の精神史』(岩波書店 同時代ライブラリー)以前目を通しているが、病院の待合室で読み始めて、結局全部再読した。カナダの大学で英語で行った講義を訳したものだが、分かりやすい話し言葉で書かれている。英語の達人だからこそできる業ではあるが、外国人を相手に、戦時下の日本人の心情を英語で説明することは至難の業のはず。なにより戦時下を潜り抜けた個人に焦点を合わせて論じていることに改めて教えられた。例えば、柏木義円や石原吉郎、明石順三などのキリスト者たちの戦時下の位置についても丁寧に取り上げられている。

柄谷行人『柄谷行人対話篇』(講談社文芸文庫)柄谷行人の文章は、難解で往生することが多いが、対談集だけに読みやすい。しかもその対話の相手が、吉本隆明、中村雄二郎、安岡章太郎、寺山修司、丸山圭三郎、森敦、中沢新一という多岐にわたる面々なので、著者の様々な局面を伺うことができる。特に興味深かったのは、哲学者中村雄二郎との対話。中村が「最初は話し言葉で書いて、それを文章体にした」ことを取り上げ、柳田国男の「一ぺん話し言葉になった言葉を使え、耳で聞いて分かる言葉だったらいい」という指摘とつなげて、「思想と文体」について論じている。私自身も、毎週礼拝説教の原稿を話し言葉で準備をしてきて、いつしか研究論文なども基本的に話し言葉で書くようになっている。キリスト教研究や神学論文の中には、理解不能の難解な表現が少なくない。話し言葉で伝えられないことは、相手に到底伝わらないのではないか。

渡邊昌美『異端審問』(講談社学術文庫)1314世紀の南フランスでの異端審問の歴史を、その記録から詳細に紹介してくれる。カタリ派やワルドー派といった異端が特に民衆に広まるのに対して、ドミニコ会やフランシスコ会が厳しく論難し、それが異端審問として制度化されていく過程を知ることができる。ウンベルト・エーコの小説『薔薇の名前』にも登場する異端審問官ベルナール・ギ―がどのような人物であったのかも、この本で初めて知った。きわめて厳格なドミニコ会師で、几帳面な記録魔だったとのこと。信仰の敵を排撃するという以上に、司牧の責任から人々の魂の内面までを指導する責任感から出ているという。しかしこの異端審問が、やがてスペインでの見境のないユダヤ人迫害や魔女狩りに発展していく。

菊池英明『太平天国』(岩波新書)清朝末期の中国で太平天国の乱という民衆の反乱があった。宣教師たち、またカトリックの神父やシスターたちも多数犠牲になっている。教祖洪秀全がキリスト教に触れて始めた貧しい客家を中心とした民衆運動が、やがて軍事力をもって清王朝に対峙する。一時は北京を脅かすほどの勢力だったが、中国の伝統的な価値観と混淆して攘夷思想に陥り、内紛もあって自滅していく。しかしこれほど大きな反乱になったのは何故かを考えさせられる。現代の中国との関連で「皇帝なき中国の挫折」という副題は示唆的ではある。(戒能信生)

 

2021年4月4日 午前10時30分

復活節第一主日合同礼拝(No52

      司式 梅本 順子

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  8(1、2節)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編126・1-6

讃 美 歌  57(12節)

聖書朗読  イザヤ書12・1-3

ルカ福音書24・13-35

祈  祷

讃 美 歌  284(12節)

説  教  「エマオ途上のイエス」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  326(1、2節)

洗 礼 式              高岸徹

聖 餐 式  配餐・高岸泰子、石井房恵

讃 美 歌  81(1.2節)

使徒信条  (9341A

献  金  対外献金「中部教区伊那坂下教会会堂建築のために」   西村 正寛

報  告

頌  栄  89(1節)

派遣・祝福

後  奏 

  

【本日の集会】

・教会学校は合同礼拝に合流

・礼拝後、簡素な昼食会(受洗者・転入会者歓迎会)

 13:00 自動車(含・レンタカー)三台に乗り合

 わせて教会を出発

14:15 多磨霊園千代田教会墓地集合(181630番)

14:30 墓前礼拝

(例年は、石材店米内屋に集合しますが、感染症を避けるため直接教会墓地に集合します。松野先生の納骨式は、ご遺族に感染症の濃厚接触者が出たため延期とします)

 (定例長老会は次週411日に行います)