2020年7月26日日曜日


2020年8月2日 午前10時30分
聖霊降臨節第10主日礼拝(No18
      司式 梅本 順子
    奏  黙 想        奏楽 向山 康子
招  詞  93-1-53
讃 美 歌  5
主の祈り  (93-5A) 
交読詩編  詩編110・1-7(着席のまま)
讃 美 歌  354
聖書朗読  列王記上17・14-16
      使徒言行録22・22-23・11
祈  祷
讃 美 歌  380
説  教  「勇気を出しなさい」
     戒能 信生牧師
讃 美 歌  414
使徒信条  (9341A
聖 餐 式  配餐・大森意索、高岸泰子
献  金  対外献金「千葉市区美浜教会会堂建築ために」       田沼大典          
報  告
頌  栄  28
派遣・祝福
後  奏 
  
【本日の集会】
・教会学校 お話し・大森意索、奏楽・戒能直子
・礼拝後、お茶の会
・定例長老会(ホール)


2020年7月25日土曜日

牧師の日記から(276
719日(日)主日礼拝。使徒言行録2127226の講解説教「逮捕と弁明」。宮古島の原田あずささんから、今年もおいしいマンゴウがたくさん送られてきて、礼拝に出席された皆さんに一つずつ持って帰ってもらう。礼拝後は、久しぶりにオリーブの会。石井摩耶子さんが数年前に訪れたイスラエルとパレスチナ旅行について、パワーポイントを使って報告してくれた。「野の花」が印象的だった。
20日(月)明日の神学読書会のために、ハルナックの『キリスト教の本質』1314講の発題準備。本書はドイツ近代神学の名著とされているが、現在ではほとんど顧みられない。カール・バルトが、第一次世界大戦を容認した既存の神学者たちを言わば全否定したため、ハルナックの存在もかすんでしまった。しかし改めて19世紀の神学から学ぶことは多いはずだ。それまで変質してきたキリスト教の本質が、宗教改革者ルターによって再発見され、ゲルマン民族に定着したとする。フランス革命以降の啓蒙主義やイギリスの産業革命による近代化に先駆けて、ドイツにおいてこそプロテスタント・キリスト教の近代が始まったとする観方だ。
21日(火)午前中、神学読書会。出席は牧師6名、信徒2名の計8名。午後、門前仲町の雨宮美枝子さん宅を訪ねる。故・雨宮栄一牧師が晩年まで自宅で続けていた読書会のメンバーが中心になって、追悼集を刊行するための打ち合わせ。既に80名からの追悼文が寄せられており、シャローム印刷の金刺さんに来てもらって、最終的な編集会議。11月頃には追悼集が出来ることとなった。
22日(水)午前中、聖書を学び祈る会。列王記下1314章を取り上げる。この前後の北王国と南王国の王たちの事跡が複雑なので、簡単な図表を作成して説明する。この前後からエリヤ・エリシヤ以降の預言者たちの活動が始まる。そこで来週から預言者ヨナから初めて、ホセアやアモスなどの小預言者たちを、列王記とからめて取り上げることにする。午後、西早稲田のキリスト教会館へ。昨年末から校正をしてきた『次世代への提言』が新教出版社から刊行され、アカデミーの買取分200冊が届いていた。早速執筆者や関係者たちに贈呈する作業が始まる。9月から開講する講座も、多くがZOOMを利用してオンラインになる。それに伴い、案内を作成し直し、申し込み手続きなどを整えなければならない。
23日(木)午前中、北支区連合祈祷会委員会。この間COVID-19ヘの対応で連合祈祷会も中止になっていたが、11月から再開することになる。委員たちからこの間の逼塞の時期の経験を聞く。再び感染者が拡大しつつあることが気になる。
24日(金)午前中、農村伝道神学校のZOOM授業。この日は柏木義円を取り上げる。テレビでは東京の感染者が300名を超え、さらに拡大する見通しのこと。そこに、スペイン風邪を取り上げたクロスビーの『忘れられたパンデミック』、東洋文庫の『スペイン風邪大流行の記録』が届く。(戒能信生)

2020年7月19日日曜日


2020年7月26日 午前10時30分
聖霊降臨節第9主日礼拝(No17
      司式 野口 倢司
    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-52
讃 美 歌  4
主の祈り  (93-5A) 
交読詩編  詩編109・1-31(着席のまま)
讃 美 歌  206
聖書朗読  サムエル記12・20-25
祈  祷
讃 美 歌  351
説  教  「君臨する王の上に」
     戒能 信生牧師
讃 美 歌  505
使徒信条  (9341A
献  金                西村正寛          
報  告
頌  栄  27
派遣・祝福
後  奏 
  
【本日の集会】
・教会学校(お休み)
・礼拝後「入門の会」礼拝堂でお茶を頂きながら、15分ほどの学びの時間を始めます。自由にご参加ください。
・CS教師会
・週報発送作業
・らふぁえる練習

2020年7月18日土曜日


牧師の日記から(275)「最近読んだ本の紹介」
パオロ・ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』(早川書房)著者はイタリアの素粒子物理学者で、『素数たちの孤独』で文壇デビューした若き文学者。CIVID-19 が蔓延する最中に発信したエッセー集。この間のイタリア政府やマスコミの対応に、冷静なしかし厳しい眼を向ける。そしてこの地球規模のパンデミックの経験を「忘れないようにしよう」と呼びかける。「僕らの文明は地球規模でレントゲンにかけられている」という。そして「そもそもの原因は、自然と環境に対する人間の危うい接し方、森林破壊、僕らの軽率な消費活動にこそある」と指摘している。著者は問いかける、「すべては終わった時、本当に僕たちは依然と全く同じ世界を再現したいのだろうか」と。今私自身は、100年前のスペイン・インフルエンザの際のキリスト教会の対応を調べているのだが、この国だけで45万人が死んだ悲惨な出来事を、世界もそして教会も素早く忘れてしまった。それを繰り返してはならない。これは地球からの人類に対する警告なのだから。
瀬名英明他、NHK取材班『ウィルスvs人類』(文春新書)NHKBSで放送された2本の番組を新書に再現したもの。ウィルス学や疫学、生態学、さらに感染症治療の専門家たちが、現在判明している科学的な事実、そして分かっていない課題を率直に話し合っている。ワクチンと治療薬の開発が急がれているが、その危険性についても指摘されている。司会役を担った瀬名さんも、最後にこう書いている。「皮肉なことに人類が排出する二酸化炭素の量はコロナ危機で激減したが、地球温暖化の非常事態は今も続いている。リーマンショックの後のように、経済回復を第一として、リバウンドさせるのではなく、脱炭素経済に生まれ変わらせる好機と捉え、パラダイムシフトを加速させるべきだ。私たちは、自然からの警告を真摯に受け止め、行動に移していかなければならない。」
小山俊樹『五・一五事件』(中公新書)4年後に起こった226事件と比べると、海軍青年将校たちが蹶起して犬養毅首相を殺害したこの事件は、印象が薄い。しかもその首謀者たちは、世論の同情もあって、いずれも減刑され、一人も死刑にはならず、数年後に釈放されている。しかし結果として政党内閣は崩壊し、軍部の台頭が続き、やがて大東亜戦争へと続く。その経緯と背景を明らかにしている。
高野秀行『謎のアジア納豆』(新潮文庫)多くの日本人が納豆は日本独特の発酵食品だと思い込んでいる。ところがタイ、ミャンマー、ネパール、中国西南部の山地民族の間に、確かに納豆文化圏があることを実際に踏査し、食し、作ってみる経験を通して確証している。米作文化に押しやられてしまった大豆の発酵文化が今も各地に存在しているという。著者は早稲田大学冒険部出身のノンフィクション作家。私自身は関西出身であまり納豆に馴染みがなく、朝食もトーストとシリアルなのだが、これを読んで、俄然納豆が食べたくなった。(戒能信生)

2020年7月12日日曜日


2020年7月19日 午前10時30分
聖霊降臨節第8主日礼拝(No16
      司式 高岸 泰子
    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子
招  詞  93-1-52
讃 美 歌  4
主の祈り  (93-5A) 
交読詩編  詩編108・1-14(着席のまま)
讃 美 歌  205
聖書朗読  ミカ書7・1-14
使徒言行録21・27-22・5
祈  祷
讃 美 歌  357
説  教  「逮捕と弁明」
     戒能 信生牧師
讃 美 歌  409
使徒信条  (9341A
献  金                西川 穂          
報  告
頌  栄  27
派遣・祝福
後  奏 
  
【本日の集会】
・教会学校(お休み)
・礼拝後、オリーブの会「イスラエル・パレスチナの旅から」石井摩耶子(軽食の用意があります。)

2020年7月11日土曜日


牧師の日記から(274
75日(日)主日礼拝。使徒言行録211-16の講解説教「御心が行なわれますように」。礼拝後、定例長老会。礼拝のライブ配信は、茨木啓子さんを初め、礼拝に来られない何人かが利用していることもあり、コロナ危機が続く期間、原則として教会員に限定して配信を続けることになった。担当してくれている西川穂さんのご労苦に感謝しなければならない。
6日(月)少し早めに日本聖書神学校に行き、ようやく開館した図書館で調べもの。岩波版『内村鑑三全集』のDVDを利用して、「西班牙風邪」や「流行性感冒」などについての内村の言及を検索する。内村の日記などから何点かヒットしたが、意外にその言及が少ない。再臨運動とスペイン・インフルエンザとの直接的な関連は確認できなかった。しかし再臨運動の聴衆の側には、この感染症流行による危機感や終末期待があったかもしれない。帰宅して、借り出してきた『内村全集』33巻や、鈴木範久先生の『内村鑑三日録』を調べる。テレビでは九州各地の水害の様子を繰り返し報道している。教会関係の被災が気になる。
7日(火)朝から富士見町教会に行き、今から100年前の旧・日本基督教会の機関誌『福音新報』を閲覧する。やはりスペイン風邪による影響が各地の教会に及んでいたことが確認できた。何人もの牧師や教会員が亡くなっているのだ。にもかかわらず、その後の日本キリスト教史にその影響の跡が見えないのは何故なのか考えさせられる。夕方帰宅して、調査した事項を整理してエクセルに入力し、共同研究者たちに送信する。7月末までに各研究員の成果が寄せられるはずだ。
8日(水)午前中、聖書を学び祈る会。列王記上9-10章を取り上げる。預言者エリシャに唆された将軍イエフがクーデターを起こし、北王国のオムリ王朝を滅ぼす箇所。旧約聖書中最も凄惨な記事が続く。こういう箇所が聖書にある事実をつくづく考えさせられる。それは人間の罪と愚かさを直視していると言うべきだろうか。午後から、『聖書と神学』に寄稿した由木康論の補正作業。由木の訳詞に触れた部分で、讃美歌歌詞の引用をしたのだが、JASRACの許可を得なければならないという。致し方なくJASRACの許諾申請書類を作成して送る。
9日(木)午後から西早稲田のキリスト教会館でNCAの事務仕事。会館の各事務所も閑散としている。テレワークを継続しているため。
10日(金)午前中、農村伝道神学校の授業を書斎からZOOMでライブ配信。町田まで出かけなくてすむのは楽だが、やはり隔靴掻痒の感は否めない。石巻栄光教会の川上直也牧師から、昨年行なわれた聖公会の「原発のない世界を求める国際協議会」の報告書が送られてきた。川上さんの講演はきわめて挑戦的な問いかけを含んでいる。東日本大震災の被災者たちと共に、人間の罪の現実を直視しながら、「神に対して赦しを与えなければならない」というのだ。(戒能信生)

2020年7月5日日曜日


2020年7月12日 午前10時30分
聖霊降臨節第7主日礼拝(No15
      司式 常盤 陽子
    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-52
讃 美 歌  4
主の祈り  (93-5A) 
交読詩編  詩編107・1-43(着席のまま)
讃 美 歌  468
聖書朗読  ホセア書14・2-8
使徒言行録21・17-26a
祈  祷
讃 美 歌  526
説  教  「エルサレムにて 妥協と変節の間」
     戒能 信生牧師
讃 美 歌  538
使徒信条  (9341A
献  金               津金 寿子          
報  告
頌  栄  27
派遣・祝福
後  奏 
  
【本日の集会】
・教会学校(お休み)
・礼拝後、お茶の会、
・聖書を読む会 士師記164-31 発題・茨木啓子(戒能牧師)

2020年7月4日土曜日


牧師の日記から(273
628日(日)6月最後の主日礼拝なので、サムエル記上8章の講解説教。イスラエルの長老たちがペリシテの圧力に耐えかねて王を与えよとサムエルに要求する箇所。旧約聖書の王政についての記述はアンヴィヴァレントではある。申命記史家の筆もそのことを示している。キリスト教の歴史は、特にローマ帝国の国教になって以降、教会と国家の関係をどのように理解するかで揺れ続けてきた。それは今も続く私たちの課題である。礼拝後、「説教通信」を編集して印刷する。約3か月にわたって続けられたが、これが最終回。ちょっと寂しい気もするが、COVID-19 の第二波によって再開されないことを願うのみ。
29日(月)午前中は、月曜会に出席するため久しぶりに電車に乗って東駒形教会へ。真鍋孝幸牧師の発題で、大貫隆著『終末論の系譜』の最後の章を取り上げ る。コロナ危機の期間中のそれぞれの教会の様子を聞く。この日は昼食を共にすることは避けて帰宅。準備をして、少し早めに目白の日本聖書神学校に行く。今年の4年生二人の卒業論文の指導を依頼されていて、その相談のため。論文の構成と展開についてアドバイスする。夜は授業。この日は柏木義円を取り上げる。
30日(火)午前中、四ツ谷駅近くの眼科で定期健診。辞書の小さい文字が読みにくくなったのは、緑内障のせいではなく、白内障のためだと言われる。まだ手術する程ではないが、おそらく数年以内に必要になるとのこと。午後は先週発送した『時の徴』158号の残務処理。現在の購読者は約450名で、その購読料や名簿の管理をしなければならない。その後は夜遅くまで、この日が締め切りの日本聖書神学校の紀要『聖書と神学』に寄稿する論文をまとめる作業。
71日(水)午前中は、聖書を学び祈る会。列王記下8章を取り上げる。午後からは『聖書と神学』の論文に集中、夜遅くようやく仕上げてメールで送稿。
2日(木)久しぶりにキリスト教会館に行き、NCAの機関誌の発送や事務処理。プログラムはすべて延期して9月開講になっているが、その準備に取りかかる。7月半ばに運営委員会があり、神学生交流プログラムの報告書『次世代への提言』が出来てくるので、その発送の準備も。夜は長老会のアジェンダ作り。
3日(金)午前中、農村伝道神学校の授業を書斎からライブ配信しようとしたが、PCの不調でインターネットにつながらない。ルーターを再起動したりいろいろやってみたが駄目、やむなく休講の連絡をする。ライブ配信にはこういうことが起こるのだ。息子の嘉信にSOSを出して、明日メインテナンスに来てもらうことにした。長老会の議事録の整理や、『聖書と神学』の論文の校正をする。
4日(土)嘉信が来てくれてPCを調整して、インターネットが回復した。長老会アジェンダやその他の原稿をメールで送る。週報の作成と明日の説教の準備。このところ忙しかったので書斎が荒れ放題。少し整理しなければ。戒能信生)