2019年6月30日日曜日


2019年7月7日 午前10時30分

聖霊降臨節第5主日礼拝(No13

      司式 橋本  茂  

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-48

讃 美 歌  19

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編55・1~24(着席のまま)

讃 美 歌  506

聖書朗読  エゼキエル書55・1-24

      使徒言行録4・1-31

祈  祷

讃 美 歌  474

説  教  「聖霊に満たされて」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  303

使徒信条  (9341A

献  金             石井摩耶子

報  告

頌  栄  89(二度繰り返して)

派遣・祝福

後  奏         



【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵

・礼拝後、お茶の会

・定例長老会

2019年6月29日土曜日


牧師の日記から(220

623日(日)主日礼拝。使徒言行録31-10の講解説教「麗しの門の出来事」。「麗しの門」の傍らに物のように置かれた物乞いとペトロとの視線の交差から、「我に金銀なし、然れど我に有るものを汝に与ふ。ナザレのイエス・キリストの名によりて歩め」と語りかける箇所。この日も念のために座って説教をする。礼拝後、一休みして、3時からのホーリネス弾圧記念聖会のため大久保の駅のすぐ近くにある淀橋教会へ。「ホーリネス弾圧と日本の教会」という題で約50分の講演。やはり座って話させてもらった。1000人入る会堂に150名前後の出席者。遠くからでよく確認できなかったが、千代田教会からも高岸泰子、石井摩耶子、齊藤織恵、条谷泉さんたちが参加してくれた。どうも牧師の健康状態を心配して来てくれた感がある。講演後、主催者たちと軽食を共にして、途中で失礼する。何とか体調がもって、大きな責任が果たせてホッとする。

24日(月)午前中、月曜会例会のため東駒形教会へ。前回に引き続き大貫隆著『終末論の系譜』のⅦ-Ⅷ章を須賀誠二先生の発題と紹介で読む。午後帰宅して、一休みして、夜は日本聖書神学校の授業。この日は内村鑑三について受講生のリーディング・レポート。なかなかの力作があった。往復はタクシーを利用する。

25日(火)午前中、神学読書会でシュライアマハーの『宗教について』の第二講を、駒込教会の村田重牧師の発題で学ぶ。二度読んでもよく分からなかった内容が、村田牧師の解説で極めてクリアーに了解できた。賀川豊彦の宗教思想との共通性があり、つまりバルト以前の宗教感覚を理解できた。牧師7名、信徒1名の参加。午後は、書斎に籠って今週土曜日の日本宣教学会全国研究会の発題講演の準備。夜は、北支区連合祈祷会委員会。来年度の連合祈祷会の予定まで決めてしまおうと委員は張り切っている。少し頑張って宣教学会の講演の準備を進める。

26日(水)この日も聖書を学び祈る会は休会にしてもらっている。宣教学会のレジュメを作成して担当者にメールで送稿。発題講演の準備もほぼ出来上がる。体調は少し回復してきているようで、仕事ができる。ところが、それに伴って血圧が上がって来て、中断していた血圧降下剤を飲み始める。

27日(木)午前中、東京医科歯科大学病院の診察。前立腺癌の手術後の経過そのものは極めて順調とのこと。疲れてしまって、この日もNCAの事務所の仕事は勘弁してもらった。夜、宣教学会の発題に使用しようと考えていたパワーポイントの作成を息子の謙に手伝ってもらう予定だったがヤメにする。発題の時間が30分と短いので、機器の操作に追われてしまうからだ。

28日(金)夜、NCAの企画で、元・朝日新聞記者の菅原伸郎さんを招いての「ジャーナリストにその本音を聞く」。早稲田のキリスト教会館のすぐ近くにあるカフェで、ビールを飲みながら、参加は少人数だったが楽しい一刻。

29日(土)朝から上智大学岐部ホールでの日本宣教学会。午後2時からの発題講演の責任も終わってホッとする。帰宅して、明日の礼拝の準備等。(戒能信生)

2019年6月23日日曜日


2019年6月30日 午前10時30分

聖霊降臨節第4主日礼拝(No13

      司式 高岸 泰子  

    奏  黙 想        奏楽 向山 康子

招  詞  93-1-49

讃 美 歌  13

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編54・1~9

讃 美 歌  361

聖書朗読  ヨシュア記4・1-

祈  祷

讃 美 歌  538

説  教  「記念の12の石」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  520

使徒信条  (9341A

献  金             荒井  眞

報  告

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏         



【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能直子、奏楽・向山康子

・礼拝後、お茶の会

・週報等発送作業

2019年6月22日土曜日


牧師の日記から(219

616日(日)主日伝道礼拝。使徒言行録237以下の講解説教「分かち合いの共同体」。カトリックの本田哲郎神父が、「悔い改め」(metanoia)を「低みに立って見直す」と、また「相互の交わり」(koinonia)を「汚れたものをも分け合う」と意訳していることを手がかりに、エルサレム教会の最初の姿について取り上げる。この日、初めて座ったまま説教した。このところ長時間立って話すと、最後の方で脳虚血の症状を示して声も出なくなることが二度ほどあり、用心のため。礼拝後、「戒能牧師に何でも聞く(言う)会」では、牧師の健康を気遣う声が多く、ありがたかった。この日の夕食は、「父の日」ということもあって、なんと「鰻重」を取り寄せてくれる。このところ食欲が落ちて、あまり食べられないことを直子さんが心配してのこと。夜になるとまた微熱が出る。

17日(月)本所賀川記念館創立50年の原稿を頼まれていたのを思い出し、急いで書いてメールで送稿。今週『時の徴』154号の発送作業があるので、購読料のチェックや宛名ラベルの作成などの作業。夜は日本聖書神学校の授業で植村正久を取り上げる。先週休講にしたこともあり、受講生たちが私の健康のことを案じてくれる。まだ往復はタクシーを使っているが、夜になると微熱が出る。

18日(火)朝一番で錦糸町の賛育会病院へ。やはり先週の発熱は腎盂腎炎によるものと診断、あと一週間抗生剤を服用するように指示される。ただ血液検査の結果、肝臓のγ-gtpが急激に上昇していることが分かり、おそらく薬剤によると考えられる。このところ坐骨神経痛の痛み止めやその他の薬が増えていることが原因と考えられるとのこと。痛みの加減で薬を減らしてみることになった。その足で、北支区教師部例会のため、巣鴨ときわ教会へ。夕方帰宅すると、やはり微熱が出ている。少し無理をするとまだ発熱するようだ。来週の日曜日の午後、淀橋教会でのホーリネス弾圧聖会の講演の準備に取りかかる。話す内容は大体まとまっているが、それを完全原稿にし、またレジュメを準備しなければならない。

19日(水)この日は聖書を読む会をお休みにしていただいたので、朝から弾圧聖会の講演の準備。レジュメを作成して担当者にメールで送付。また『時の徴』の宛名ラベル印刷がうまくいかないので、嘉信にデータを送って作成してもらう。購読依頼状が切れていたので、それも新しく作成して印刷する。ところが教会の印刷機の調子が悪く往生する。かなり古い機種なので時折不具合が生じるのだ。少し根を詰めて仕事をすると、夕方になると微熱が出る状態が続く。

20日(木)午前中はNCAの機関誌『はなしあい』の原稿を書き上げてメールで送稿。午後から『時の徴』の発送作業。編集同人が5名集まって、次号の編集会議をしながら発送作業。購読者と寄贈分と合わせて約900部を発送する。

22日(土)午後から聖書と人間を考える会で西村正寛さんが前回に引き続き、外国人に対する日本語教育の問題を発題してくれる。私はトビト書の簡単な解説。あとは明日の礼拝の準備。そして講演の準備に追われる。(戒能信生)

2019年6月16日日曜日


2019年6月23日 午前10時30分

聖霊降臨節第3主日伝道礼拝(No12

      司式 野口 倢司  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-49

讃 美 歌  13

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編53・1~7

讃 美 歌  456

聖書朗読  サムエル記下7・8-17

      使徒言行録3・1-10

祈  祷

讃 美 歌  482

説  教  「麗しの門での奇跡」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  446

使徒信条  (9341A

献  金             荒井  眞

報  告

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏         



【本日の集会】

・教会学校 お話し・大森伊作、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会

・CS教師会

・らふぁえる練習

・ホーリネス弾圧聖会講演(3:00淀橋教会)

2019年6月15日土曜日


牧師の日記から(218

39日(日)ペンテコステ合同礼拝。子どもの祝福では、ブリュ-ゲルの「バベルの塔」の原寸大の絵を見せて、天にまで届こうとする人間の愚かさについて話した。礼拝説教では、使徒言行録2章のペンテコステの出来事を、ボブ・ディランの「風に吹かれて」の歌詞を手がかりに、引き籠もっていた弟子たちが、聖霊の風に吹かれて、自由に大胆に自分の言葉でイエス・キリストの福音を宣べ伝え始めた様子について語った。ロンドンから帰国した大野剛さんが礼拝に出席されて嬉しかった。礼拝後の聖書を読む会では、梅本順子さんが創世記41章を手がかりに、ヨセフの妻アセナトについて発題された。英語のネットからアセナトの肖像や様々な情報を探してくれて、大変興味深かった。ディアスポラのユダヤ人たちの規範として、異国の王に仕えても、同化を拒否し自らの民族的アイデンティティとヘブライ神に対する信仰は決して譲らないというのが主流(例えばダニエル書)。しかしヨセフは、ファラオからエジプトの名前を与えられ、エジプトの祭司の娘アセナトと結婚している。つまり、エジプトに同化しているケースと言える。しかしその二人の息子にはヘブライの名前をつけ、父ヤコブの祝福を受けさせている。このあたりがヨセフ物語の真骨頂なのだろう。4時頃から悪寒がし始め、ガタガタと震える症状で、一時は40度を超える発熱で寝付く。

10日(月)この日もほとんど寝た切りで、高熱に苦しむ。直子さんは自分が出産直後にかかった腎盂腎炎の症状と似ているという。日本聖書神学校の授業は休講にしてもらう。案の定、夕方からまた高熱が続き、とても授業は出来なかった。

11日(火)賛育会病院の定期診療の日だったので、直子さんに同伴してもらって錦糸町の病院へ。CTまで撮って、やはり腎盂腎炎と診断される。入院を勧められるが、木曜日にNCAの連続講座の責任があるので、点滴をしてもらい、抗生剤や解熱剤を処方してもらう。病院を出るところで再び悪寒がし始め、タクシーで帰宅。車の中での私の挙動がおかしかったと後で直子さんから教えられるが、ほとんど記憶がない。夜になっても39度台の高熱が続くので、明日の聖書を読む会を休会にしてもらうべく、直子さんに連絡してもらう。

12日(水)解熱剤が効いてきたのか体温は平熱に戻ったが、身体のしんどさと呼吸の荒さは続いている。ただ、溜まっている仕事やメールの処理があるので書斎で仕事をしているところに、仙台の宮田光雄先生から電話がかかってくる。先日お送りした『協力と抵抗の内面史』について大変評価して下さった。確か90歳を超える先生の声の若々しさに驚く。この内面史研究は、もともと宮田先生たちが訳したテートのドイツ教会闘争の内面史研究が発端であったので、大変励まされる思いだった。夜になってまた少し発熱する中で、翌日の講演の準備。

13日(木)午後からNCAの連続講座「赤岩栄とその時代」。40名近い聴衆が集まってくれた。熱も徐々に治りつつあるようだ。これでようやく623日のホーリネス弾圧聖会の講演の準備に取りかかれる。(戒能信生)

2019年6月9日日曜日


2019年6月16日 午前10時30分

聖霊降臨節第2主日伝道礼拝(No11

      司式 鈴木志津恵  

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-49

讃 美 歌  13

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編52・1~11(着席のまま)

讃 美 歌  409

聖書朗読  出エジプト記19・1-

      使徒言行録2・43-47

祈  祷

讃 美 歌  397

説  教  「分かち合いの共同体」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  412

使徒信条  (9341A

献  金             荒井久美子

報  告

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏         



【本日の集会】

・教会学校 お話し・齊藤織恵、奏楽・戒能直子

、礼拝後、戒能牧師に何でも聞く(言う)会(軽食の用意あり)

2019年6月8日土曜日


牧師の日記から(217)「最近読んだ本の紹介」

ヴァルター・ベンヤミン『歴史の概念について』(未来社)現代思想でもしばしば引用されるベンヤミンの「歴史哲学テーゼ」が、鹿島徹さんの詳細な評注付きの新訳で出版されたので目を通した。ユダヤ系思想家ベンヤミンは、1940年にナチスを逃れてフランスからスペインに亡命途中のピレネー山中で自死している。その最期まで手許に置いて手を入れ続けた草稿が、その後ハンナ・アーレントによってアメリカに持ち込まれて出版される。その自筆原稿は、19のテーゼからなる短いもので、原文はきわめて難渋な表現に満ちている。しかし同時にそれは、読む者に様々な想像力を掻き立てる喚起力をもっている。例えば「歴史とは構成の対象である。その構成がなされる場は、均質で空虚な時間ではなく、今の時に充ちている時間である」というテーゼ14の冒頭の言葉は、アガンベンによってパウロ解釈のキー・ワードとして取り上げられ、大貫隆さんも確か「全時的今」として繰り返し引用していたと思う。つまり歴史は無機質な時の流れではなく、ずっと遠い過去の出来事が、現在において全く新しく解釈され、さらに未来への使信として意味をもつことを指しているのだろう。しかしそんなことは、言ってみれば説教者が毎日曜日の礼拝で、古い古い聖書テキストを通して、現在について語り、未来を指し示すことを通して実践していることではないか。ただ次のようなフレーズは強烈なイメージを喚起する。「7月革命(1830年)において、戦闘が始まった日の夕暮れどきに、パリのいくつかの場所でそれぞれ独立に、しかも同時に塔の時計に向かって銃撃がなされたのだ。そのときある人が次のように書いた。『だれが信じられよう!時にたいする怒りから、どの塔の足元においても新たなヨシュアたちが、日の運行を停めるために文字盤を撃ったという。』」(テーゼ15)旧約聖書のヨシュア記10章「日はとどまり、月は動きを止めた、民が敵を打ち破るまで」という古代のテキストが、生き生きと立ち上がって来る。

乗浩子『教皇フランシスコ』(平凡社新書)今年秋に教皇が来日するということもあって、何冊ものフランシスコ教皇についての書籍が出版されている。著者(「乗」と書いて「よつのや」と読ませるそうだ!)はクリスチャンではなく、ラテン・アメリカ近現代史の研究者と知って読んでみた。もちろん初めて南半球から選出された教皇の歩みを忠実に紹介しているのだが、なんとスペインとポルトガルによる南アメリカの侵略と支配の歴史から説き起こしている。特に、1960年代以降のブラジル、アルゼンチン、チリ、ニカラグア、エルサルバトル、グアテマラなどの軍事独裁政権とカトリックとの癒着もきちんと押さえられている。そしてそれに抵抗する解放の神学の流れも、簡略ながら触れられている。その葛藤の中で、ブエノスアイレス生まれのイタリア移民の息子ホルヘ・マリオ・ベルグリオがどのように司祭を志し、司牧に励み、司教、枢機卿となり、バチカンの中で頭角を現わして来たのかが紹介されている。信頼できる評伝と言えるだろう。

(戒能信生)

2019年6月2日日曜日


2019年6月9日 午前10時30分

復活節第1主日合同礼拝(No10

      司式 橋本  茂  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-49

讃 美 歌  13

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編51・1~21(着席のまま)

子どもの祝福         戒能 信生牧師

讃 美 歌  342

聖書朗読  創世記11・1-

      使徒言行録2・1-13

祈  祷

讃 美 歌  543

説  教  「聖霊の風に吹かれて」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  343

使徒信条  (9341A

聖 餐 式      配餐・野口倢司、常盤陽子

讃 美 歌  81

献  金             橋本悠久子

報  告

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏         



【本日の集会】

・教会学校 10:00ミモザの家にお花を持って 行く、その後、合同礼拝に合流

・礼拝後、お茶の会

・聖書を読む会(創世記4145-47 発題・梅本順子)

2019年6月1日土曜日


牧師の日記から(216

526日(日)主日礼拝。ヨシュア記2章の講解説教「ラハブの赤い紐」。ヨシュアが派遣した斥候はエリコの遊女ラハブと接触する。彼女はこの都市国家の蔑まれた下層民を代表している。城壁に囲まれ武装した傭兵を備えるこの町の最大の弱点は、少数の支配者が圧倒的多数の農奴を使役していることにあった。ラハブは斥候を匿い、自分たちの助命を求める。その徴が赤い紐だった。マタイ福音書のイエス・キリストの系図にこのラハブの名前が織り込まれているのは偶然ではないだろう。礼拝後、お茶の会、週報等発送作業、らふぁえる練習と続く。

27日(月)夜は日本聖書神学校の授業で、植村正久を取り上げる。図書館で関口安義著『評伝矢内原忠雄』を借り出す。なにせ700頁近く、8000円を超えるので、さすがに買えないのだ。ざっと目を通したところ、著者は芥川龍之介研究が専門のキリスト者で、芥川と一高・東大で同級だった矢内原を取り上げたのだという。さすがに周辺にまで目配りをした力作で、何より読みやすい。

28日(火)富士見町教会での東京教区総会に出席。総会記録審査委員会に千代田教会の総会記録を提出。昼休みに、橋本茂さんと一緒に神楽坂のレストランで昼食をご馳走になる。私がお世話になった先生方の話などをして楽しい一刻だった。午後の議事を忍耐しながら聞き、4時過ぎに総会記録を返却してもらって帰宅。少し脚が痛くなったのでタクシーを利用する。帰宅後、来週の長老会のアジェンダ案を作成して、長老の皆さんにメールで送付。

29日(水)午前中、聖書を学ぶ会でサムエル記下18-19章を取り上げる。アブサロムの反乱をダビデはなんとか鎮圧するが、ユダ族と他のイスラエル諸部族との間に深刻な亀裂が生じる。後に北王国イスラエルと南王国ユダの分裂の伏線とも言える。午後、友人の横野朝彦牧師が訪ねてくれる。昨年、番町教会を隠退して岡山に住んでいるのだが、所用のため上京した由。隠退後の生活もなかなか忙しいようで、この春から高槻日吉台教会の代務者になるとのこと。新教出版社から『協力と抵抗の内面史 戦時下を生きたキリスト者たちの研究』が届く。ここ4年ほど富坂キリスト教センターで続けて来た内面史研究会の成果。私は、大連西広場教会の月報『霊光』を元に白井慶吉牧師の戦時下の説教を取り上げた。10冊ほど余分があるので、希望者に読んでいただくことにする。いのちのことば社が来て、頼んでいた海老名弾正関係の新刊を届けてくれる。海老名研究者の關岡先生の資料集が大変有用だ。先週訪ねてくれた浦安教会の大野朝男さんから『台北済南長老教会歴史與信徒』が送られてくる。これまた600頁近い大著で、全文中文ではあるが、戦前の台北幸町教会時代の写真もたくさん掲載されている。

30日(木)午前中、四ッ谷駅近くの眼科で緑内障の定期検診。結局経過観察ということになる。内面史研究の本を10冊ほど、何人かの先輩や友人に恵贈する。7月のNCC70周年記念集会のために「戦時下の礼拝」を再現するプログラムを作成する。讃美歌は当時の時局讃美歌から選び、国民儀礼も組み込む。(戒能信生)