「牧師の日記から」(551)
3月1日(日)主日礼拝は、ヨハネ福音書5・1-15の講解説教「五つのパンと二匹の魚」。共同通信のジャーナリストだった宍戸寛さんから聞かされた日中戦争の末期のエピソードを紹介する。燃え盛る火の手に纏足の老婆が瓢箪の柄杓で水をかけ続けたことから、平和運動はそれによって戦争の火を消すことはできないけれども、それでも柄杓の水をかけ続けざるを得ないというメッセージ。礼拝後、定例長老会。担任教師をもう一人招く件で話し合う。前向きに検討することになったが、道が開かれることを祈る。梅本和義さんが『羊の群』に連載した「昆虫記」を読み直す。改めて教えられることが多い。
2日(月)午後、郵便局で昨日の対外献金を好善社宛てに送金。夕方、友人の上垣勝牧師が訪ねて来て、引退教師の悲哀について話し込む。『羊の群』に先日の葬儀奨励と昨日の説教の原稿を添付で送る。『福音と世界』の連載原稿に難渋する。
3日(火)雨の日。古くからの友人で研究仲間であるMさんの息子からメール。京都在住の彼女はかねてからレビー小体型認知症を患っていたのだが、独り暮らしが難しくなり施設に入れたとの連絡。私と同世代であるだけにつらい。
4日(水)2026年度に北支区連合祈祷会で奨励をお願いする牧師たちに電話をして交渉する。これがなかなか厄介で、牧師たちは忙しいらしくなかなか捕まらないので往生する。
5日(木)西荻窪のフランス料理屋で松浦茂長・信子夫妻とランチ。松浦さんはフジテレビのニュースキャスターやパリ支局長を担ったジャーナリストで、NCAの講座に参加されたことから親しくなった。リタイアされた後も優れた論説をネットで配信して教えられることが多い。久しぶりに西荻窪の街を歩く。学生時代、石原謙先生のお宅が西荻にあったので、書生のようなアルバイトで週に一度通っていたので懐かしい。
6日(金)午後、柴田朋子さんが訪ねてくれる。5月から千代田教会のもう一人の担任教師として働く可能性について相談する。夜は支区連合祈祷会で、奥羽教区議長の小林よう子さんの奨励(Zoom)。東日本大震災から15年を覚えて共に祈る。奥羽教区から何人もの参加があって嬉しかった。(戒能信生)