2026年4月18日土曜日

 

子育て相談カフェ通信(12回)

私が公立病院を辞めて、3年になりました。30年ちょっと公務員を長く努めましたので、自分ながらよく頑張ったと思っています。が、私の場合は公務員を続けたかったというよりも、未熟児医療に関わりたかったのです。今でこそ未熟児医療も広く知られるようになりましたが、1990年代は不採算部門であった小児医療の中で、さらに医療保健上も不十分な点が多い部門でした。こうした事情で、未熟児医療は公的機関のほうが子どもたちにとって手厚かったために、長く公務員を続けることになったわけです。私が未熟児医療を開始したときはバブル最盛期で、普通に働いているのが、何か損みたいな時代でした。当時は都立病院不要論が主流で、勤めた時の待遇は今から考えると時間外勤務が多くてブラック企業のようでした。が、それでも都立病院の方が、新生児医療では他の病院よりも恵まれていたのでした。

先日ある方から私へのかなり厳しい言葉を受けました。「・・だから、大森さんは公務員体質で、物事をうやむやにして、本気で取り組まない!」と。まあ少しアルコールも入っていたので、彼の本音での問いかけだったのでしょう。彼から見ると、何かに取り組む熱量が低いように見えるようです。「ああ、そんな風に思われていたのか」と少し驚くとともに、思い当たる節もあったのです。私は、イソップ物語に出てくるコウモリに親近感を覚えています。単に名前がオオモリと似ているだけでなく、コウモリが、獣にも鳥にも与せず、結局、どっちつかずで、どちらからも嫌われてしまう、そうしたありように親近感を覚えるのです。立場性をはっきりさせない優柔不断とも言えますが、それが私に近いのです。どちらかの意見が主流になったとき、「ちょっと待てよ」と思ってしまう。右であれ、左であれ政治的な熱狂には、どこか冷めた、批判的な自分がいて、主流からは遠くにいる。どちらの側にも与せず、結局どちらからも嫌われるコウモリに親近感を覚えるのです。もしかすると、かつての西欧キリスト教は、それが主流であったために、その場に私がいたら、むしろ批判的だったかもしれません。けれど、日本のキリスト教は昔も今も主流ではありません。なので、私にはここが、与えられた場なのだと思ったりもしています。当たり前や熱狂の中で、見えなくされている側にイエスがおられたことを覚えて。(大森意索)

 

 

2026年4月19日 午前10時30分

復活節第3主日礼拝(No.51)

             司式 石井 寛治

黙  想         奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  4

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  55・1-24

讃 美 歌  329

聖書朗読  詩編146・1-10

祈  祷

讃 美 歌  357

説  教  「わたしの魂よ、主を賛美せよ」

         柴田朋子牧師(六角橋教会) 

讃 美 歌  424

使徒信条 (9341A

献  金              田村喜代子                   

報  告  

頌  栄  331

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・梅本順子

・礼拝後、オリーブの会「柴田朋子牧師を囲んで」司会・戒能牧師(軽食の用意があります。なるべく多くの方がご参加ください。)

・大森意索伝道師は、本日、岡山御井キリスト教会で講壇奉仕です。 

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

【今週の集会・牧師予定】

20

10:00 月曜会(東駒形教会)

21

10:00 神学読書会(千代田教会)14:00 読書会「キリスト教と文学」(NCA事務所)

22

10:30 聖書を学び祈る会(休止)

23

 

14:00 子育て相談カフェ(牧師会)

18:30 北支区連合祈祷会委員会(千代田教会)

25

15:00 会堂清掃

【の誕生者】422日 堀町子、西村正寛、

 

【次週復活節第4主日礼拝】426 日 説教「生ける川の水」戒能信生牧師、司式・橋本茂、奏楽・釜坂由理子、受付・津金寿子、招詞44、聖書 レビ記9910、ヨハネ福音書73739、讃美歌4432458404331、詩編交読561-14

 

【次週集会予定】教会学校 お話し・大森意索伝道師、奏楽・戒能直子、2026年度定期教会総会(総会資料をお持ちください)

 

【先週の集会報告】

日時

集 会

小計

配信

合計

12

教会学校

1

2

3

11

44

 13

12

主日礼拝

8

13

21

25

 

28

15

聖書祈祷会

-

 

-

 

【献金報告】皆さんの尊い献金に感謝します

 席上献金 27,600

 月定献金 251,000

 特別献金  23,000

 会堂維持献金 11,000

 

公告 2026年度千代田教会定期教会総会

2026426日 主日礼拝後(総会資料は419日に配布の予定です。予定にお覚えて、なるべく多くの方がご参加ください。

 

【お知らせ】

・目白の聖母ホームに入居されている杉森澄子

 さん、埼玉のケアハウスにいる茨木啓子さ ん、タムスさくら病院に入院されている原田裕子さん、自宅でリハビリに励んでいる荒井眞さん、野口倢司さん、太田春夫先生のことを祈りにお覚えください。

 

 

2026年4月11日土曜日

 

「牧師の日記から」(555

45日(日)復活節第1主日合同礼拝。子どもの祝福に続いて、教会学校の子どもたちが「草の芽木の芽が」を手話で賛美する。説教ではヨハネ福音書201118を取り上げ、マグダラのマリアの復活証言について学ぶ。礼拝後、愛餐会で一人ずつイースターの想い出を短く話してもらう。その後、墓前礼拝のため多磨霊園へ。髙岸徹さんの納骨式。その後、管理事務所で手続きに時間を取られ、大森先生にタクシーの手配を頼んで、私は一人で帰る。霊園前でタクシーを拾って小金井駅まで行く途中で、財布にお金が1620円しか残っていないことに気づく。1600円の所で止めてもらって、駅まで歩く。PASMOで電車に乗ろうとしたところ、なんと残金なし。やむなく橋本茂さん宅を訪ねて、帰りの電車賃1000円を借りる。なかなかスリリングな経験だったが、おかげで初めて橋本さん宅を訪問できた。

6日(月)青山霊園で木田献一先生の昇天13年記念礼拝。賈晶淳牧師の感銘深い奨励の後、青山会館に場所を移して、昼食を共にしながら木田先生についての思い出を語り合う。その後木田ファミリーによるミニ・コンサートが素晴らしかった。

7日(火)午前中は賛育会病院の内科の定期検診。またまた担当医が変わる。午後から、Yさんと一緒に堀光男先生の追悼集の編集・割付け作業。その後、上垣勝牧師が訪ねてくれる。

8日(水)一日書斎で、来週の長老会のアジェンダ作成や教会総会資料の準備作業。2025年度の教会の歩みを振り返る。今度の教会総会では、私の退任と代務者就任、さらに大森伝道師の任期延長と柴田朋子担任教師招聘を議決しなければならない。

9日(木)午前中、郵便局で新木さんからの献金を現金化する。午後、大森先生や向山さんにも手伝ってもらって、イースターの飾り付けの片づけ。大森先生に教会総会の準備資料のチェックをしてもらい、向山さんには会計監査をしていただく。

11日(土)午前中、聖書と人間を考える会ではインドネシアから一時帰国した西村正寛さんの発題で「インドネシアの断食」。イスラム社会の断食の習慣について詳しく聞くことができた。田村喜代子さんも出席してくれた。引き続き、有志で西村さんを囲んで近くのチベット料理店で昼食。(戒能信生)

2026年4月5日日曜日

 

2026年4月12日 午前10時30分

復活節第2主日礼拝(No.50)

             司式 戒能 牧師

黙  想         奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  4

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  54・1-9

聖書朗読  創世記15・1-6

      フィリピ書4・21-23

祈  祷

讃 美 歌  325

説  教  「主にありて」

              大森 意索伝道師 

讃 美 歌  520

使徒信条 (9341A

献  金            鈴木 志津恵                   

報  告  

頌  栄  331

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・向山功、奏楽・内山央絵)

・定例長老会

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

2026年4月4日土曜日

 

「牧師の日記から」(554)最近読んだ本の紹介

滝口正哉『江戸町奉行所 与力・同心の世界』(岩波新書)何の気になしに手に取って読み始めて驚いた。時代劇によく出てくる江戸町奉行所の与力や同心たちについて、その職務や日常生活、収入や趣味、文化活動の実際まで、資料に基づいて微に入り細を穿って紹介されるのだ。しかもその資料を作成したのが「最後の町与力」「最後の八丁堀の旦那」原胤昭というのだから二重に驚いた。原胤昭は江戸幕臣だったが、明治初期に築地大学校に学び、宣教師カラゾルスから洗礼を受けたキリスト者で、女子学院の源流の一つ「原女学校」を設立した人物。また書店十字屋(現在の教文館の前身)を経営し、自由民権運動の錦絵を販売したが新聞紙条例違反に咎められて逮捕、かつて自分が監督した石川島監獄で獄中生活を強いられる。釈放後、その獄中体験記を書籍として刊行し、さらに「監獄改良意見書」を提出。それが明治政府に認められて、実際に北海道集治監の教誨師第一号となって囚人保護活動を続け、退職後も出獄人保護運動を展開した人物で、明治期の日本キリスト教史には欠かせない存在なのだ。しかし何より、原胤昭は、我らが大森意索伝道師の曾祖父に当たるのだ。その原胤昭が、晩年に至るまで町奉行所関連の古文書や記録類を収集し、それを整理する地道な作業をしていたことを、この新書によって初めて知った。

沢木耕太郎『旅のつばくろ ふたたび』(新潮文庫)新幹線のグリーン席に置いてあるサービス雑誌『トランヴェール』の巻頭に、沢木耕太郎のエセーが掲載されている。愛読者が多いようで、その中から選んだエッセー集の二冊目。私もこの人の文章には馴染みがあって、本屋で見かけるとつい買い求めて読んでしまう。著者自身の若き日の貧乏旅行の想い出を読みながら、私自身の若き日の旅をいろいろ想い出すから不思議。飾らない素直な文体が、一種の喚起力を持っているらしい。

渡辺京二『私の明治時代史』(新潮選書)以前紹介した『幕末維新史』に続く講演録で、明治維新から日露戦争までの歴史を縦横無尽に論じている。所謂「労農派」と「講座派」の維新史に関する論争を相対化し、民衆にとっての明治がどのような時代であったかを取り上げていて面白かった。(戒能信生)

2026年4月3日金曜日

 

2026年4月5日 午前10時30分

復活節第1主日礼拝(No.49)

             司式 大森 意索

黙  想         奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-31

讃 美 歌  4

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  53・1-7

子どもの祝福          戒能信生牧師

こども讃美歌87「くさのめきのめが」ⅭS生徒

聖書朗読  イザヤ書55・1-5

      ヨハネ福音書20・1-18

祈  祷

讃 美 歌  326

説  教  「振り向くと、そこに」

                戒能信生牧師

讃 美 歌  327

使徒信条 (9341A

聖 餐 式  配餐・橋本茂、石井房恵

讃 美 歌  81  

献  金  対外献金「かにた婦人の村のために」                   

報  告  

頌  栄  331

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

・教会学校(合同礼拝に合流)

・礼拝後、イースター愛餐会(ホール)

12:40 教会出発

14:00 墓前礼拝(多磨霊園千代田教会墓所

 第181630番)故・髙岸徹納骨式

2026年3月28日土曜日

 

「牧師の日記から」(553

322日(日)主日礼拝はヨハネ福音書62240の講解説教「命のパン」。ヨハネ福音書が聖餐の起源を「最後の晩餐」ではなく「5000人のパンの奇跡」に求めた理由や背景について短く触れる。こういう聖書学的な難問を説教で取り上げるのは難しい。礼拝後、特に行事予定がなかったので、お茶の時間に片倉睦子さんや林信子さんとゆっくり話すことができた。信子さんの受洗準備をすることになりそうだ。

23日(月)友人の山口里子さんからメールで、フェミニズム聖書学に基づいたメッセージ集に協力してほしいと言ってきた。以前ルカ福音書の講解説教に取り組んだ際、里子さんの聖書解釈を参考にした説教2篇を送る。その後、同胞教会史研究会の報告書に掲載する「同胞関係諸教会のその後」の論考を整理して送稿。加えて、初期の『同胞』誌についての原稿も仕上げる。

24日(火)午前中、四谷から市ヶ谷の土手を散歩。桜は三分咲きというところ。帰りに久しぶりに防衛省の正門前を通る。以前から軍服を着た自衛隊員が一人カービン銃を片手に立哨していたが、新たに三名の迷彩服の隊員が自動小銃を抱えて立っていることに気づく。防衛庁から防衛省に格上げしたのがこんなところに現われているかと驚いた。ずっと以前、韓国や台湾、フィリピンやネパールなどで、空港や市内の要所に迷彩服姿の兵士が自動小銃を片手に立っていた。日本では先ずお目にかかれない光景なので、逆に我が国の平和を確認させられたのだが、どうもそれも怪しくなりそうだ。

25日(水)故・堀光男先生の追悼集の初校が届き、校正作業が始まる。編集実務を担ってくれたYKさんが来てくれてホールで一緒に作業。寄稿してくれた皆さんにゲラ刷りを送る。

26日(木)午前中門前仲町の歯科医で治療。アメリカとイスラエルのイラン攻撃に、世界経済が振り回されているニュースに暗澹となる。戦争を始めるのは容易だが、終わらせることは至難。イエスマンだけで側近を固めて、不都合な真実に耳を貸さない愚かな人物を大統領に選んだ悲喜劇とも言える。今も爆弾が降り注ぐ中で息を潜めている人々のことを想像する。午後から牧師会で、大森先生や向山さんと話し合う。(戒能信生)