2026年5月23日土曜日

 子育て相談カフェ通信(13

千代田教会は、4月の終わりに教会総会があるので、実際には5月から新しい年度が始まる感じになります。毎年、この時期には、教会のバラがとても綺麗に咲いています。昨年から始めた子育て相談カフェは、実際には具体的に子どもに関する形では開かれなかったので、もっと宣伝したらどうかという意見もありました。なので、名称を変えるとか、やめることも考えました。けれど、まだ1年ですし、せっかく始めましたので、昨年度同様に、直接子どもに関わることがなくても良いと考えて続けることにしました。子育て相談カフェでは子どもたちには関われなかったのですが、教会学校には子どもたちが来てくれているので、問題はないと、勝手に考えています。

私が、千代田教会に来ることになったのは教会学校が初めでした。その後、教会学校は、コロナ禍と子どもの減少で一時期は途絶えてしまうのではないかと思われた時期もありました。それが、今では毎週子どもたちが来てくれますし、話をするのも向山さんだけでなく、5月からは柴田伝道師も加わることになりました。このため、コロナ禍以降減らされていた回数も、少しずつ増やし、5月からは月4回は行うことになりました。一時期は、続けられないのではないかと思っていた時期もありましたので、とても嬉しく思っています。

私は今年度からマルコ福音書に取り組むことになりました。改めて学んでみますと、いろいろと発見があります。近年になるまで、他の福音書に比べ、あまり重視されてこなかったこと。マルコ福音書はマタイ福音書の内容を短くした簡略版に過ぎないと思われていたとのことはどこかで聞いたことがあったのですが、アウグスティヌスの語ったことが、ずっと影響を持ち続けたことに驚きます。それが、19世紀になって、福音書の中で、最初に書かれたことがわかり俄然注目されるようになったことなど。月1回のペースなので、多分かなり長い時間がかかるのではないかと思いますが、少しずつ取り上げていきたいと思います。

さて、来年の今ごろはどうなっているでしょうか。心配でもあり楽しみでもあります。いずれにしても、千代田教会の庭のバラが、来年も今年と同様に淡いピンクで咲いてくれるようにと願っています。

(大森意索)

 

2026年5月24日 午前10時30分

聖霊降臨節第一主日礼拝(No.8)

             司式 梅本 和義

黙  想         奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-48

讃 美 歌  5

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  60・1-14

讃 美 歌  348

子どもの祝福         戒能信生牧師

聖書朗読  ゼカリヤ書8・16

ヨハネ福音書8・31-38

祈  祷

讃 美 歌  352

説  教  「真理は自由を与える」

                戒能信生牧師

讃 美 歌  394

使徒信条 (9341A

聖 餐 式  配餐・梅本順子、石井房恵

讃 美 歌  78

献  金               橋本 茂                   

報  告  

頌  栄  51

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

・教会学校(合同礼拝に合流)

・礼拝後、お茶の会

・らふぁえる練習

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

2026年5月16日土曜日

 

牧師の日記から(558

 510日(日)主日礼拝。大森意索伝道師の担当でマルコ福音書の第一回目の説教。初代教会では、マルコ福音書が、簡略なこととその終わり方が中不分明などを理由にあまり評価されなかった事情を教えられる。この日は柴田朋子伝道師が司式、祝祷も大森伝道師なので、私はZoom配信の担当だけ。東京都の宗教法人係に提出する2025年度の報告書を作成して郵送する。午後は『柏木義円研究』第10号の校正作業。この10年間、義円研究会の事務局を担って来たが、この役割もこれで終了になる筈。京都の行路社に校正直しを添付で送付。

11日(月)梅本和義・順子夫妻から“No Ordinary Men”の訳文が届く。順子さんが自分の本棚にボンヘッファーとドナーニーの伝記があるのを見つけて夫婦で読み、昨年のボンヘッファーの映画も観て面白かったと言われるので、新教出版社の小林望社長と相談して翻訳を勧めたのだった。3か月で下訳が出来たので、そのチェックを依頼されている。『福音と世界』連載の「人物日本キリスト教史」は、今回は賀川豊彦を取り上げる。賀川とその周辺の研究をして来たので、書くことが多すぎてまとまらない。『福音と世界』の6月号が届く。

12日(火)教会の前のバラが満開で、毎朝直子さんが手入れをしている。来週の読書会「キリスト教と文学」のレジュメが送られて来たので、受講者に添付で送る。今回取り上げるのは、坂田寛夫『まどさん』(新潮社)。詩人のまどみちおを徹底して取材して小説化したもの。特にまどみちおの信仰の問題が取り上げられているところが興味深い。

 14日(木)この日は二年ぶりの「バラを観る会」で戒能のファミリーが集まる。一番若い妹の真理が亡くなり、残された者はみな高齢で、身体のあちこちに故障を抱えている。それぞれの余生を支え合っていかなければならない。午後、牧師会でバルトの『福音主義神学入門』を読み始める。向山功さんも参加してくれて、いろいろ議論する。

15日(金)午後、KYさんが来てくれて、堀光男先生の追悼論集の校正作業。なんとか7月までに刊行できればいいのだが。夜、締め切りギリギリで、難渋した賀川論(上)の原稿をメール添付で入稿。

16日(土)午前中散歩。すぐに賀川論の続きに取りかかかる。明日の礼拝説教は巣鴨ときわ教会の堀尾隆牧師。つまり私は説教準備から解放されているのだが、そのことにどうも馴染めない。(戒能信生)

2026年5月10日日曜日

 

2026年5月17日 午前10時30分

復活節第7主日礼拝(No.7)

             司式 石井摩耶子

黙  想         奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  5

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  59・1-18

讃 美 歌  330

聖書朗読  ヨハネ福音書17・1-10

祈  祷

讃 美 歌  495

説  教  「主イエス・キリストの栄光」

      堀尾隆牧師(巣鴨ときわ教会伝道師)

讃 美 歌  355

使徒信条 (9341A

献  金               萩原好子                   

報  告  

頌  栄  51

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・向山功、奏楽・梅本順子

・礼拝後、オリーブの会「読売新聞世論調査をめぐって」お話し・梅本和義(軽食の用意あり)

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

2026年5月9日土曜日

 

自己紹介 柴田朋子

 5月から担任教師として迎えていただきました柴田朋子です。導いてくださった主に感謝しています。千代田教会のみなさんとご一緒に礼拝を献げ、教会生活を送ることを楽しみにしています。

 20243月に神学校を卒業したあと、キリスト教主義学校や保育園、キリスト教団体などの礼拝でメッセージをする機会をいただくことが増えました。そうした場では、出席する人たちの多くはキリスト者ではありません。特に学校では、キリスト教に興味がない生徒や、反発する生徒もいるはずです。教会の礼拝であれば、出席者はキリスト者か、少なくともキリスト教に関心のある人たちですから、「キリストに従って生きるのは当然のこと」という前提でお話しすることもできるのですが、教会外ではそういうわけにはいきません。毎回、どんなふうに語るべきか悩みながら準備をしています。

 先日は、私が卒業したキリスト教主義学校の同窓会で、この一年間に亡くなった方たちをおぼえる追悼礼拝の説教を担当しました。第二コリント1章から「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます」(4節)という言葉を中心にお話ししました。ここで「あらゆる苦難」とありますが、著者のパウロはあくまでキリスト者として生きる上での苦難、信仰ゆえに受ける迫害などについて語っているということに、準備の段階で気づきました。そのような苦難について、キリスト者ではない人たちはどこまで自分のこととして受け止めることができるでしょうか。「人生において経験する苦難」に敷衍して語れば伝わりやすくなるとは思いますが、それでは聖書の言葉から外れてしまうのではないか、考え込んでしまいました。結局、人生におけるすべての苦難ではなく、「真理や正義を求め、自分の信じる道を進もうとするときに経験する苦難」に絞り、話を組み立てることにしました。

 現代日本において伝道の目標を、相手がキリストを信じ洗礼を受けること、キリスト者人口を増やすことにおくのは、無理があると認めざるを得ません。しかし、非キリスト者に対しても、キリストの愛、神の平和と正義を伝えることには確かに意味があると信じ、可能な限り伝わる言葉を探し続けたいと願っています。

2026年5月3日日曜日

 

2026年5月10日 午前10時30分

復活節第6主日礼拝(No.6)

             司式 柴田 朋子

黙  想         奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-44

讃 美 歌  5

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  58・1-12

讃 美 歌  194

聖書朗読  イザヤ書40・3-8

      マルコ福音書1・1-12

祈  祷

讃 美 歌  343

説  教  「福音のはじめ」

                大森意索伝道師

讃 美 歌  453

使徒信条 (9341A

献  金               野口洋子                   

報  告  

頌  栄  51

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵

・礼拝後、お茶の会

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

2026年5月2日土曜日

 

牧師の日記から(557)「最近読んだ本の紹介」

国分功一郎『天皇への敗北』(新潮新書)「日本国憲法」の改定が高市政権によっていよいよ政治日程に上って来た。そんななかで、スピノザ研究で知られる若手?哲学者が、民主主義と憲法の問題に果敢に取り組んだ講演録。民主主義と立憲主義の関係について、憲法学者・樋口陽一の説明「民主主義とは民衆が権力を作る政治体制のこと、立憲主義とはいかなる権力も制限される原理のこと」という引用から始まる。つまり民主主義と言っても、多数派が何をやってもいいわけではない。そこに立憲主義の重要さがあるのだが、第二次安倍政権以降、この立憲主義が脅かされ続けて来たと指摘する。そしてそのような解釈改憲の流れに敢然と抵抗したのが、平成天皇・皇后であった事実を取り上げ、憲法学者や護憲勢力の戦後民主主義確立への努力も「天皇に敗北」したのではないかと挑戦的に問う。さらに加藤典洋の『敗戦後論』や、中野重治の『五勺の酒』などを取り上げて、改めて戦争責任と天皇制について問題提起している。私自身が考えて来たことと触れ合う部分があって精読した。

阿刀田高『90歳、男の一人暮らし』(新潮選書)高齢作家たちが執筆した書籍が書店に並ぶ。身につまされながら読んだ。超高齢化社会の反映ではあるが、キリスト教界でも80歳を越えた著者から立て続けに著書が送られて来て、礼状を書くのに往生している。並木浩一『アモス書を読もう』、上林純一郎『80歳から創めるキリスト教』、上田光正『バルト神学への道しるべ』。みんな老いて盛んだなあーと呆れていたら、私自身も78歳で『福音と世界』に連載しているのだから、人のことは言えない。

山本昭宏『彼女たちの「戦後」』(岩波新書)昨年、雑誌『世界』に連載されていたのを断片的に読んでいたが、新書にまとめられたので再読。黒柳徹子、土井たか子、大橋鎮子、鴨井洋子、田辺聖子、山崎豊子、角野栄子、ゴーマン美智子、吉田ルイ子、平野レミ、中山千夏、吉永小百合の12人を取り上げ、彼女たちの歩みを通して戦後民主主義を論じる。確かに彼女たちは、おおむねリベラルで、この国の戦後社会を象徴していると言えるかもしれない。男性の視点から語られる従来の戦後論ではなく、女性の生き辛さから見えてくる戦後社会が語られる。戦後民主主義を、政治制度としてではなく、「文化としての民主主義」として捉えようとしているのだ。戦後のキリスト教界の歩みを女性の視点で捉え直すと、そこに何が見えてくるだろうかと考えさせられながら、興味深く読んだ。(戒能信生)