2023年6月4日日曜日

 

牧師の日記から(420

528日(日)ペンテコステ主日礼拝。この日は西川穂神学生の担当で、ルカ福音書5 1-11の説教。事前に原稿を見せられたが、よく準備されているが1時間を越えそうなので、要点に絞って刈り込むようにアドバイスした。教会員の皆さんに感想や助言をお願いした。説教者を育てるのは教会員の責任でもあるのだ。礼拝後、入門の会。「我は聖霊を信ず」という項について、バルトの『教義学要綱』に沿って、この第三項が人間についての言及とする理解を紹介する。私たちに託された自由で主体的な参与がそこで求められている。かつて隅谷三喜男先生が、日本のプロテスタント教会の信仰理解の特質として、明治期は神信仰が中心で、大正期以降は贖罪論を中心にしたキリスト信仰にあった。しかしそこに聖霊信仰が欠如していると指摘されたことを改めて想起する。その後、週報発送作業とフルート・アンサンブルらふぁえるの練習。合間を縫って久しぶりに迎賓館の周辺を散歩する。

29日(月)午後、駅前の皮膚科を受診。帯状疱疹は治まってきているとのこと。抗ウィルス剤を続けて処方される。左脚の神経痛はまだ少し残っているが、徐々に軽快すると言われてホッとする。夕方から目白の神学校に都バスで出かける。この日は植村正久についての講義。

30日(火)午前中、錦糸町の賛育会病院内科の定期検診。HgA1cの数値は65で安定している。急いで帰宅し、1時からNCAの理事会にZoomで参加。2022年度の決算報告が承認された。私が責任を負っている関東活動センターの決算も27万円余の黒字でホッとする。しかし公益財団法人として文科省に提出する複雑な財務諸表が理解できない。もっと簡便に現在の財務状態が一目で判るようなデータを要求する。この日は赤羽会館で東京教区総会が開催されており、橋本茂長老が議員として出席してくれているが、私はやむを得ず欠席せざるを得なかった。

31日(水)午前中、条谷泉さんが説教題の看板を書いてわざわざ持って来てくれる。土沢教会の教会員でぶどう園経営している渡健太郎さんからの葡萄ジュースを頂く。聖餐式の際に用いることとする。その後、緑陰書房の編集者が訪ねてきて、資料集『関東大震災と賀川豊彦』の紙媒体での出版は断念したが、デジタル版を松沢資料館で作成することになったとのこと。午後は町田の農村伝道神学校の授業。山道を歩く。

61日(木)朝一番で医科歯科大病院の耳鼻科を一年ぶりに受診。右首の嚢胞のエコー検査。全く問題なく、今回で解放される。帰宅して、北支区連合祈祷会の準備。今年から委員長をさせられているのだ。

2日(金)一日雨で書斎に閉じ籠もって原稿に取り組むが、容易にはかどらない。夜は連合祈祷会にZoomで参加。牛込払方町教会の山ノ下恭二牧師の奨励に励まされる。今週も病院通いの日々だった。(戒能信生)

 

0 件のコメント:

コメントを投稿