2018年11月24日土曜日


牧師の日記から(189

1118日(日)教会学校は鈴木志津恵さんがお話をしてくれた。主日礼拝はⅠヨハネ書11-4の講解説教「いのちの言葉」。ヨハネ書簡を説教で取り上げるのは初めて。学生時代、ヨハネ福音書で卒業論文を書いているのだが、講解説教で取り上げたときはうまく行かなかった苦い経験がある。それ以来ヨハネ文書は鬼門なのだ。ヨハネ書簡を取り上げるのは内心戦々恐々ではある。礼拝後、教会懇談会で「新宿伝道所との合流」について経過説明をする。来年春に、新宿伝道所が解散手続きを終えて、残った信徒たちが千代田教会に転入会することになる予定。すべてが順調に進められることを祈るばかりだ。山口里子ゼミで知り合いになったJapan Timesの川畑泰さんが礼拝に出席された。川畑さんも、ご自分の所属する教会の解散手続きで苦労したとのこと。

19日(月)『時の徴』に掲載する井上良雄先生の説教の文字化作業と購読者の便りを整理して、メールで入稿。「公同教会について」の私の論文に取り掛かる。

20日(火)午後から南千住の大塩光子さん宅を訪問。大塩清之助牧師が今年2月に亡くなって、いつかお訪ねしたいと願っていたが、長男の光牧師の案内で機会を得ることが出来た。若い頃から散々お世話になった大塩牧師の想い出話に花が咲く。また『大塩牧師遺稿・追悼文集』の編集を手伝うことになり、その相談をする。先生の書き残した随筆や説教のいくつかと、親しかった者たちの想い出をまとめて、来年4月の記念会に間に合わせようという計画。夕方失礼して、夜は富士見町教会での東・北支区連合祈祷会に出席。

21日(水)午前中、聖書を学ぶ会で、サムエル記上23-24章を学ぶ。サウロ王亡き後、その後継者となったダビデには、王位の簒奪者という非難が終生付きまとった。ダビデ台頭史は、その弁明としてダビデにはサウロへの害意がなかったことを繰り返し物語っている。午後、ハクビシン捕獲のための罠を仕掛けるために新宿区から業者が来る。柿の木や無花果の実を狙って、ハクビシンが出没しており、先日は牧師館のベランダに侵入して、直子さんがその姿を写真に撮っている。近隣から苦情が出て、区としても捕獲に乗り出したらしい。リンゴを餌とする簡単な捕獲箱で、こんなもので果たして捕まえられるか大いに疑問。

22日(木)午前中、キリスト教会館の三者協議会。聖書協会とAVACOとの合併は来年1月に認可が下りる見通しとのこと。その後、会堂共済組合に9月の台風24号による被害届を提出する。必要な費用のほぼ全額を保証してくれるとのことでとても有難い。宣教研究所で昭和21年の第4回教団総会の記録を捜す。教団教憲が定められた事情を調べるため。NCAの事務仕事を済ませて帰宅。

23日(金)一日書斎に籠って、『時の徴』の原稿書き。苦労したが、ようやく仕上げてメールで送稿。既に次の原稿の締め切りが迫っている。

24日(土)午後、池袋西教会で開催された北支区クリスマス音楽祭に出席。各教会の聖歌隊が出演し、達者な演奏でとても楽しかった。(戒能信生)

0 件のコメント:

コメントを投稿