2024年12月25日水曜日

 

クリスマス・カードに添えて私たち家族の近況報告

信生は、千代田教会の牧師として10年目。77歳になり、緑内障と白内障の手術を受けるなど、身体のあちこちにガタが来ていますが、なんとか与えられた職務に励んでいます。20263月でリタイアすべくその準備を始めています。しかし長く発行の責任を負ってきた『時の徴』や『柏木義円研究』の後始末、共同研究「同胞教会史研究」のまとめ、『福音と世界』の新しい連載などの仕事が立ち塞がっており、容易に捗りません。着実な老化の進行を痛感しています。

直子さんも73歳になり、教会の薔薇や庭の草木の世話を続けています。昨年果樹を大きく剪定をしたせいか、無花果はあまり収穫できず、甘柿は大粒ではあるものの160個ほどしか採れませんでした。他方、桑の実はたくさん成り、ジャムにしてバザーに出品しました。

嘉信、羊子、謙、清美さんたちも元気で、それぞれの仕事や生活に追われているようです。

お近くに来られたときは、是非声をかけてください。

202412

戒能信生、直子、嘉信、羊子、謙、清美

160-0002東京都新宿区四谷坂町4-34千代田教会

03-3351-4489 Email k-kaino@mvb.biglobe.ne.jp

 

2024年12月29日 午前10時30分

降誕節第2主日礼拝(No.35)

            司式 野口 倢司

前  奏  黙想    奏楽 向山 康子

招  詞  93-1-11

讃 美 歌  18

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  142・1-

讃 美 歌  366

聖書朗読  エゼキエル書3・4-9

祈  祷

讃 美 歌  430

説  教 「鉄面皮の勧め」

 

               戒能 信生牧師

讃 美 歌  372

使徒信条  (9341A

献  金             橋本悠久子

報  告  

頌  栄  91

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校(休校)

礼拝後、入門の会「十戒③」戒能信生牧師

・週報等発送作業

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

 

 牧師の日記から(500

1215日(日)主日礼拝。ガラテヤ書36-14の講解説教「信仰に生きた人々」。始まったばかりの初代教会は二つの矛盾した課題を抱えていた。あくまでユダヤ教の枠内に留まろうとするエルサレム教会と、ユダヤ民族主義を脱しローマ社会に新しい可能性を探ろうとする異邦人教会がせめぎ合っていた。その中で、パウロは旧約聖書を放棄せず、かつ異邦人伝道に可能性を求める方向を主張した。それは一見分りにくく、困難な道であった。事実パウロは迫害され、やがてユダヤ当局に逮捕されローマで獄死するに至る。この国の戦前の教会は旧約聖書をほとんど読まなかったという。当時の「聖書日課」には新約各書と詩編だけが採用されていた。旧約なしの信仰の結果が戦時下の教会の無力につながったと、無教会の指導者政池仁は指摘している。預言者の信仰に学ばなかったからだ。礼拝後、大森意索さんと来年4月からの働きについて話し合う。副牧師としての役割を担ってもらう他、週日に子育て支援の相談窓口を設ける可能性についても相談した。

16日(月)午前中散歩。午後から、『時の徴』のための原稿整理の作業。20162月で第一次『時の徴』休刊予告の原稿の作成も。もう50年近く『時の徴』の発行責任を担ってきたので、ちょっと淋しい感もあるが、「何事にも定められた時がある。」(コヘレト31

17日(火)午前中、賛育会病院で内科の定期検診。Hg1Ac等の数値は全体として安定している。引き続き午後、一年ぶりに泌尿器科の受診。前立腺癌手術後のPSAは全く問題ない。先日の柏木義円講演会の記事が『キリスト新聞』に掲載された。内容的にまとまっているのでNCAの機関紙『はなしあい』に転載すべく、松谷社長の了解を得る。

18日(水)午前中散歩。11時から会館管理組合委員会にZoomで参加。何とか来年度も管理費値上げをしなくて済みそうでホッとする。古い友人の昆百合子さんが亡くなったとの連絡が、お連れ合いの善起さんから入る。土曜日に砧教会で葬儀とのこと、弔電を送る。

19日(木)午前中散歩。約5000歩の散歩から帰ると疲れてしまって仕事が出来ない。夜は、早稲田教会で北支区HPに支区年表を添付する件について協議。大久保正禎支区長、古賀博副支区長と共に、現在の北支区の課題とこれからの可能性について話し合う。

20日(金)午前中、金井工務店の金井伸夫社長が会堂・牧師館改修の見積もりを持って来てくれる。建物の将来のことを考えて、この際専門の設計技師との相談を勧められる。それで耐震補強の設計を担当して頂いた大野二郎さんに相談することとした。どのようなアドバイスが与えられるだろうか。その後散歩。(戒能信生)

  牧師の日記から(497)「最近読んだ本の紹介」

狩野博幸『江戸絵画八つの謎』(ちくま文庫)曽我蕭白や伊藤若冲、東洲斎写楽など江戸期に活躍した画家たちの作品の背後にある様々な事情を取り上げていて面白かった。優美な風俗画で知られる絵師・英一蝶が幕府の機微に触れて三宅島に遠島処分されたことは知っていた。ところがその理由が、法華宗への弾圧が背景にあったと著者は考証する。開祖日蓮の教えを守って他宗派や幕府からの布施を受けず与えもしないことを実践した「不受不施派」は、江戸幕府によって邪教として弾圧された。太田南畝が英一蝶の受難について「不受不施法華の故成りといへり」と証言しているという。一蝶の絵にそのような宗教的背景があったとは思いもよらなかった。さらに興味深いのは、弾圧を回避した信徒たちが、秘かにネットワークを作って迫害を受けた不受不施派の人々を支えたという事実。英一蝶は10年に及ぶ遠島暮らしを生き延び、一子さえ得て江戸に戻って画業を継続しているのだ。また「富嶽三十六景」で知られる葛飾北斎について、江戸中期から後期にかけて流行った富士講との関係を考証している。たくさんあった北斎の筆名の一つに「土持仁三郎」があり、この「土持」は、江戸市内に多数造られた富士塚を作る際の「畚(もっこ)運び」から来ているという。ずっと以前、日本宗教史の関連で亀戸天神にある富士塚の由来について調べたことがあり、江戸末期の富士信仰の拡がりに驚いた。まさか北斎が富士講に関係しているとは想像もしなかった。

ブレイディみかこ『両手にトカレフ』(ポプラ文庫)『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が書き下ろした、14歳の少女を主人公とする小説。ロンドンの下町の中学に通う主人公は、薬と酒で育児放棄している母親と小学生の弟を抱えるヤング・ケアラー。その彼女と、なんと大正期のアナキスト金子文子の少女時代を重ね合わせる仕方で、生きづらさを抱える少女の心情と自立への志をラップ仕立てで描く。若き日にロック少女だった著者ならでは視点と言える。

井伏鱒二『厄除け詩集』(国文社)これは、茨木のり子の紹介で知ったのだが、井伏鱒二の漢詩の翻案があまりにもすばらしいので、孫引きで紹介する。井伏については、短編の『山椒魚』や最晩年の『黒い雨』しか読んでいないが、太宰治が師と仰いだ理由が了解できる。

勧酒 于武陵

「勧君金屈巵   コノサカヅキヲ受ケテクレ

満酌不須辞   ドウゾナミナミツガシテオクレ

花発多風雨   ハナニハアラシノタトヘモアルゾ

人生足別離」  「サヨナラ」ダケガ人生ダ   (戒能信生)


 

 牧師の日記から(498

121日(日)待降節第1主日礼拝。ガラテヤ書21921の講解説教。「我生くるに非ず、キリスト我が内に在りて生くるなり」というパウロの言葉を取り上げたのだが、どうもうまくいかなかった。この年になっても、説教がうまく出来ない場合はつらく、心に重いしこりが残る。柏木義円牧師が、その晩年の日記に「今日の説教不出来、此次は大いに準備すべし」(昭和12103日)と書き込んでいたのを思い出す。同じ77歳、亡くなる前年の義円の日記に、慰められるとともに励まされる。礼拝後、定例長老会。クリスマスの準備やクリスマス対外献金、また会堂・牧師館の改修について話し合う。

2日(月)午前中、市ヶ谷から四谷を散歩。書店に立ち寄り、読書会の課題図書となっている太宰治の『人間失格』(文庫)を求める。太宰の小説を久しぶりに読み返して、若き日の自分を思い起こす。

3日(火)午前中、四谷3丁目から4丁目近辺を散歩。書店で2025年の手帖を求める。また『聖書日課』や『日々の聖句』も用意した。新しい年の準備を整えることが出来るのは幸いと言わねばならない。

5日(木)午前中、教会堂のメインテナンスを依頼している工務店の金井さんが、会堂・牧師館改修工事の見積もりを持って来てくれる。その説明によれば、築72年が経過した礼拝堂の屋根や壁の補修(かなり傷んでいる)、会堂内部の床の軋みや不具合、また窓の開閉が出来なくなっているサッシの取り換え等の改修で、約280万円を要すとのこと。牧師館の方は、経年劣化している床や水回りの補修で80万円ほどかかりそう。先ず会堂の改修工事を実施し、2026年春の牧師交代期に牧師館補修の二期に分けての工事になるという。戦後建てられた木造モルタル型式の礼拝堂は、ほとんど姿を消しつつある。千代田教会の会堂は、比較的丁寧に手を入れて来ているので、なんとか100年を目指して維持したいと願っている。午後、梅本和義さんが来られて受洗準備会。この日はマタイ福音書の「山上の説教」を共に学ぶ。

6日(金)午前中は溜っている事務仕事。堀光男先生の『遺稿・追悼集』の準備。これも来年の大きな仕事の一つになりそう。夜は北支区連合祈祷会で王子教会へ。久しぶりに長尾有起牧師の奨励を聞く。

7日(土)午前中、聖書と人間を考える会。インドネシアから術後三カ月の検査で一時帰国している西村正寛さんも参加。この日は斎藤幸平の『人新生の資本論』について北島ちづ子さんの発題をもとに話し合う。その後、クリスマスということで久しぶりに四ツ谷駅前の中華料理「嘉賓」で昼食を共にする。(戒能信生)

2024年12月15日日曜日

 

2024年12月22日 午前10時30分

クリスマス主日合同礼拝(No.34)

            司式 石井 寛治

前  奏  黙想    奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-11

讃 美 歌  242(4節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  141・1-10

讃 美 歌  171

聖書朗読  イザヤ書11・1-10

      ガラテヤ書3・26-29

祈  祷

讃 美 歌  244

説  教 「キリストにあって一人」

               戒能 信生牧師

讃 美 歌  560

使徒信条  (9341A

洗 礼 式              梅本和義

聖 餐 式  配餐・野口倢司、高岸泰子

讃 美 歌  81

献  金               堀 町子

報  告  

頌  栄  91

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校(合同礼拝に合流)

礼拝後、クリスマス愛餐会 奉仕者への感謝、

 昼食、スピーチ「クリスマスの思い出」荒井

 眞、常盤陽子、堀町子、手造りオルゴール演

奏(岡崎祐一)、サンタクロース登場

 

2024年12月15日 午前10時30分

待降節第3主日礼拝(No.33)

             司式 高岸 泰子

前  奏  黙想     奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-11

讃 美 歌  242(3節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  140・1-14

讃 美 歌  486

聖書朗読  イザヤ書9・1-6

      ガラテヤ書3・6-14

祈  祷

讃 美 歌  463

説  教 「信仰によって生きる人々」

               戒能 信生牧師

讃 美 歌  441

使徒信条  (9341A

献  金               橋本 茂

報  告  

頌  栄  91

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校(休校)

礼拝後、お茶の会

礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

2024年12月15日 午前10時30分

待降節第3主日礼拝(No.33)

             司式 高岸 泰子

前  奏  黙想     奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-11

讃 美 歌  242(3節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  140・1-14

讃 美 歌  486

聖書朗読  イザヤ書9・1-6

      ガラテヤ書3・6-14

祈  祷

讃 美 歌  463

説  教 「信仰によって生きる人々」

               戒能 信生牧師

讃 美 歌  441

使徒信条  (9341A

献  金               橋本 茂

報  告  

頌  栄  91

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校(休校)

礼拝後、お茶の会

礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

 牧師の日記から(498

121日(日)待降節第1主日礼拝。ガラテヤ書21921の講解説教。「我生くるに非ず、キリスト我が内に在りて生くるなり」というパウロの言葉を取り上げたのだが、どうもうまくいかなかった。この年になっても、説教がうまく出来ない場合はつらく、心に重いしこりが残る。柏木義円牧師が、その晩年の日記に「今日の説教不出来、此次は大いに準備すべし」(昭和12103日)と書き込んでいたのを思い出す。同じ77歳、亡くなる前年の義円の日記に、慰められるとともに励まされる。礼拝後、定例長老会。クリスマスの準備やクリスマス対外献金、また会堂・牧師館の改修について話し合う。

2日(月)午前中、市ヶ谷から四谷を散歩。書店に立ち寄り、読書会の課題図書となっている太宰治の『人間失格』(文庫)を求める。太宰の小説を久しぶりに読み返して、若き日の自分を思い起こす。

3日(火)午前中、四谷3丁目から4丁目近辺を散歩。書店で2025年の手帖を求める。また『聖書日課』や『日々の聖句』も用意した。新しい年の準備を整えることが出来るのは幸いと言わねばならない。

5日(木)午前中、教会堂のメインテナンスを依頼している工務店の金井さんが、会堂・牧師館改修工事の見積もりを持って来てくれる。その説明によれば、築72年が経過した礼拝堂の屋根や壁の補修(かなり傷んでいる)、会堂内部の床の軋みや不具合、また窓の開閉が出来なくなっているサッシの取り換え等の改修で、約280万円を要すとのこと。牧師館の方は、経年劣化している床や水回りの補修で80万円ほどかかりそう。先ず会堂の改修工事を実施し、2026年春の牧師交代期に牧師館補修の二期に分けての工事になるという。戦後建てられた木造モルタル型式の礼拝堂は、ほとんど姿を消しつつある。千代田教会の会堂は、比較的丁寧に手を入れて来ているので、なんとか100年を目指して維持したいと願っている。午後、梅本和義さんが来られて受洗準備会。この日はマタイ福音書の「山上の説教」を共に学ぶ。

6日(金)午前中は溜っている事務仕事。堀光男先生の『遺稿・追悼集』の準備。これも来年の大きな仕事の一つになりそう。夜は北支区連合祈祷会で王子教会へ。久しぶりに長尾有起牧師の奨励を聞く。

7日(土)午前中、聖書と人間を考える会。インドネシアから術後三カ月の検査で一時帰国している西村正寛さんも参加。この日は斎藤幸平の『人新生の資本論』について北島ちづ子さんの発題をもとに話し合う。その後、クリスマスということで久しぶりに四ツ谷駅前の中華料理「嘉賓」で昼食を共にする。(戒能信生)

 

2024年12月1日日曜日

 

2024年12月8日 午前10時30分

待降節第2主日礼拝(No.32)

             司式 石井 房恵

前  奏  黙想     奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-11

讃 美 歌  242(2節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  139・1-24

讃 美 歌  235

聖書朗読  イザヤ書7・14-15

      ガラテヤ書3・1-6

祈  祷

讃 美 歌  297

説  教 「十字架のキリスト」

               戒能 信生牧師

讃 美 歌  274

使徒信条  (9341A

献  金             萩原 好子

報  告  

頌  栄  91

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子

礼拝後、私の愛唱聖句」石井房恵

・臨時長老会(受洗者試問会)

茨木啓子さん訪問(常盤陽子、内山央絵、戒能牧師)

礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。