2024年2月3日土曜日

 

 牧師の日記から(454

128日(日)主日礼拝。ルカ福音書2224-30の講解説教「仕える者として」。ルカ福音書は、「最後の晩餐」に続いて、他の共観福音書には省かれているイエスの「告別説教」を採録する。その第一点が「仕える者のようになりなさい」という教えだった。偶々、各神学校での最終講義が重なったこともあり、この言葉は私自身にとって改めて新鮮に響いた。すなわち「教える」よりも「教えられる」ことの方が多かったからだ。礼拝後、入門の会で「主の祈り」の4回目の学び。終末的な信仰理解に短く触れる。週報等の発送作業。この日は、礼拝堂でフルート合奏団らふぁえるの練習日。西川穂さんと昼食を共にしながら、これからのことを話し合う。道が開かれるように切に祈る。夜は、明日の『時の徴』の発送準備。ヤマトのDM便が廃止となり新しい制度になるというが、料金の値上げだけでなく、事務的にもかなり厄介になりそうだ。

29日(月)午前中、郵便局で『時の徴』の振替口座から現金を払い出し、印刷費等の振り込みの手続き。午後から発送作業と編集会議。『時の徴』も169号まで続けられて来たが、編集同人だけでなく購読者の高齢化も目立つ。どの時点で軟着陸するかを考えさせられている。

30日(火)午前中、ヤマトのDM便で『時の徴』914部の発送(21日からゆうメールという新しい制度に変る)。『信徒の友』の「日毎の糧」欄による全国からの寄せ書きに、簡単なお礼状と週報の残部から何枚か同封して送る。午後から日本クリスチャン・アカデミーの理事会。10年以上理事と関東活動センターの責任を負ってきたが、いずれも今年度一杯で後任に引き継ぐことになる。但し、いくつかの残務処理は残るようだ。教団出版局から、石浜みかるさんの『証言 満州キリスト教開拓村』が送られて来る。賀川豊彦記念松沢資料館の出版助成もあって、なんとか一冊にまとめられて私もホッとする。これで基督教開拓団についての調査や研究の旅も一区切りつけることになる。

31日(水)午前中、聖書を学び祈る会は休会。午後から農村伝道神学校の授業。30年近くこの神学校の講師を続けて来たが、この日が最終講義。町田の奥のこの神学校まで通うのは、武蔵野の自然に触れる貴重な機会であった。もうこの山道を歩くこともないのかと考えると感慨深い。

21日(木)2月半ばに依頼されている神奈川教区オリエンテーションの講演「教団成立の問題と課題」の準備。宗教団体法による国家の要請が主要因だが、当時の社会の雰囲気や新聞報道、特に救世軍へのバッシングやホーリネス弾圧が果たした意味を改めて考えさせられる。

2日(金)『柏木義円研究』第8号の原稿が揃ったので、京都の行路社にメールで入稿。4月に発行できる見込み。2024年度の支区連合祈祷会の予定を作成し、電話やメールで奨励や証し等の依頼の交渉。夜はZoomで連合祈祷会に参加。石神井教会の村上実基牧師の奨励。(戒能信生)

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