2025年1月26日日曜日

 

2025年2月2日 午前10時30分

降誕節第6主日礼拝(No.40)

             司式 野口 倢司

前  奏  黙想     奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-26

讃 美 歌  23

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  147・1-20

讃 美 歌  440

聖書朗読  創世記28・10-15

ガラテヤ書4・8-11

祈  祷

讃 美 歌  478(13節)

説  教 「知られたる我」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  478(45節)

使徒信条  (9341A

献  金            高岸 泰子

報  告  

頌  栄  25

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校 お話し・大森意索、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会

・定例長老会(於・教会ホール)

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

2025年1月25日土曜日

 

 牧師の日記から(504

 119日(日)主日礼拝、ガラテヤ書31925の講解説教「律法の役割」。パウロは、律法を徹底して相対化し「養育係」(paidagogos)としての役割と見做す。それがパウロの姿勢だった。説教の後半で、罪意識の問題に触れる。贖罪信仰の強調は、前理解としての罪意識を跳躍台とする場合がある。罪の増し加わるところに恵みもまたいや増すというわけだ。しかし罪から解放された者こそが罪の重さを自覚することをE ブルンナーから学んだ。礼拝後、オリーブの会で石井房恵さんの「私は72歳から走り始めた」。子どもたちに励まされて走り出し、ある程度走力をつけて、ハーフマラソンに、さらにフルマラソンに挑戦してきたという。その苦しい経験談に感銘を受ける。厚揚げや里芋の入ったカレーも美味しかった。

 20日(月)神学読書会での発題の準備。H・キュンクの文体は分かりやすいのだが、それを要約して説明することが難しい。午後、門前仲町の歯科医に行って義歯の調整。

 21日(火)午前中、神学読書会でキュンクの『イエス』の第5章を取り上げて発題する。この日は牧師4名、信徒2名と参加者が少なかった。午後キリスト教会館に行き、読書会「キリスト教と文学」に出席。この日は太宰治の『トカトントン』と『人間失格』が取り上げられる。随所に聖書の引用があり、太宰が聖書を真剣に読んでいたことが窺える。帰宅すると、『時の徴』171号の校正が届いていたので、早速校正作業。

 22日(水)午前中散歩。途中、市ヶ谷の書店で超高級老人ホームについてのルポルタージュを見つけて求める。実は近辺を散歩していて気が付いたのだが、この四谷周辺にいくつも老人施設が建てられている。以前は郊外にあったこれらの施設が、町中に見られるようになり、しかもその入居費用が億を越える。

 23日(木)午前中、散歩。11時からキリスト教会館管理組合委員会にZoomで参加。会館の管理業務を別の業者に依頼することになり、そのための協議。なかなか厄介だがやむを得ない。

24日(金)夕方、久しぶりに目白の神学校に行き、卒業論文の審査に出席。今年は2名の卒論の主査を引き受けたが、この責任も今年限り。図書館で調べものをして帰る。(戒能信生)

2025年1月19日日曜日

 

2025年1月26日 午前10時30分

降誕節第5主日礼拝(No.39)

             司式 石井 寛治

前  奏  黙想     奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  146・1-10

讃 美 歌  214

聖書朗読  イザヤ書9・1-6

ガラテヤ書4・1-7

祈  祷

讃 美 歌  279

説  教 「神の子として」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  438

使徒信条  (9341A

献  金            石井摩耶子

報  告  

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校(休校)

・礼拝後、入門の会「十戒③」戒能牧師

・週報発送作業

・らふぁえる練習

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

2025年1月18日土曜日

 

 牧師の日記から(503

 112日(日)この日の主日礼拝は、大森意索神学生の担当で創世記221-14の説教「『いのち』の継承」。アブラハムがイサクを奉献する箇所で、幼児犠牲の習慣を乗り越えるテキストとされるが、その理解はなかなか難しい。大森さんは「いのち」の、そして「信仰の継承」という観点で話された。お茶の会で、今週117日に満100歳の誕生日を迎える岡﨑大祐さんが、大森さんの説教に応えて感話をされた。大連から引揚げる際に子どもを連れ去られた母親の悲痛な訴えを想い起こし、イサクの奉献のエピソードにつなげたスピーチだった。100歳にしてこの喚起力と感性の豊さに深く感銘を受ける。

 13日(月)11時から、信濃町教会を会場に北支区新年礼拝。昼食後、石神井教会の村上実基牧師と、ゲストとして参加された奥羽教区議長小林よう子牧師の発題が興味深かった。いずれも近隣の教会との協力こそが、危機にある現在を乗り越える道と訴えられた。80名程の参加で盛会だった。

 14日(火)昨日、信濃町教会の図書室に忘れ物をしたので、歩いて取りに行く。約6000歩の散歩。午後、隠退教師の上垣勝牧師が訪ねてくれて、10月の支区連合祈祷会の相談。上垣牧師の指導によるテゼ―方式でやってみようと計画しているのだ。上垣牧師は、フランスのテゼ―共同体に何度か参加し、その精神と方法論を日本で紹介している。

 15日(水)午前中、2025年度の支区連合祈祷会の予定を作成する。岡﨑大祐さんに誕生カードを書いて送る。来週の読書会「キリスト教と文学」のレジュメが送られてきたので、受講生たちに転送。それから、来週の神学読書会の発題の準備など。

 16日(木)午前中、門前仲町の歯科医で定期検診。午後は、NCAの運営委員会にZoomで参加。夜は、千代田教会を会場に北支区連合祈祷会委員会。今年度の評価と反省、来年度の計画について協議する。多くの課題を抱える北支区の諸教会を、共に祈るこの連合祈祷会の働きが支えていることを覚えさせられる。

 18日(土)午前中、同志社神学部修士論文の審査にZoomで参加。「同胞教会史研究会」に協力してくれている藤田和也さんの優れた論文を評価する意見を述べる。(戒能信生)

2025年1月12日日曜日

 

2025年1月19日 午前10時30分

降誕節第4主日礼拝(No.38)

             司式 高岸 泰子

前  奏  黙想     奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  145・1-21

讃 美 歌  211

聖書朗読  イザヤ書52・7-10

ガラテヤ書3・19-25

祈  祷

讃 美 歌  278

説  教 「律法の役割」

               戒能信生牧師

讃 美 歌  542

使徒信条  (9341A

献  金            石井 寛治

報  告  

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校(休校)

礼拝後、オリーブの会「わたしは70歳から走り始めた」石井房恵(軽食の用意あり)

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

2025年1月11日土曜日

 

 牧師の日記から(502

 15日(日)ガラテヤ書315-18の講解説教「神の約束」。割礼や律法の必要を主張するユダヤ主義的キリスト者に対して、パウロは律法よりも「神の約束」が優先すると力説する。しかし旧約聖書を用いたその論法は、ガラテヤの人々には説得力をもたなかっただろう。彼らは旧約も律法もほとんど知らないからだ。しかしこの論争を通して、パウロの信仰理解が研ぎ澄まされることになる。「良きもの」である律法を徹底して相対化するところに、パウロの信仰理解の独自性が育まれる。礼拝後、お茶の会。定例長老会では、故・松野ヤスコさんの遺産相続手続き終了に伴う報告の件、会堂・牧師館の改修計画の件、そして大森意索伝道師を迎えての態勢のことなどを話し合う。

 6日(月)午前中、郵便局で各学校や各施設にクリスマス献金を送付する。続いて銀行から遺産相続を担当してくれた弁護士に手数料などの送金。ATMに慣れないので苦労する。午後は『柏木義円研究』第9号の原稿を整理して、京都の出版社に入稿。この仕事も引き継いでくれる人を探さなければならない。

6日(火)朝一番で、弁護士の口座に手数料の残金を振り込む。昨日は、一日の送金額に限度があるため全額は振り込めなかったのだ。その後、平山弁護士、松居弁護士に遺産相続手続き終了の報告とお礼の手紙を書く。千代勝美さん、泉拓良さんに茉香さんの告別式奨励が掲載された『羊の群』93号を送る。420日のイースター礼拝の午後、多磨霊園での墓前礼拝で茉香さんの納骨式が行われる案内も添えて。その後、年末に腰を痛めて診てもらった近くの整形外科へ。一時は立つことも出来ないほどの痛みだったのに、痛み止めを飲んで安静にしていたら数日で軽快した。病名は椎間板ヘルニアで、加齢のため軟骨がすり減って炎症を起こしたためという。周囲の筋力を強化するくらいしか方法はないという。「今回は軽くて良かったですね、痛みが出たらまた来てください」という医師の言葉に頷くのみ。

8日(木)同志社神学部の修士論文、日本聖書神学校の卒業論文の審査を引受けていたので、正月休み中各論文を読み込み、講評を作成して送付。重荷を降ろした感がある。ここから自分の研究に取りかからねばならないのだが……。(戒能信生)

2025年1月5日日曜日

 

2025年1月12日 午前10時30分

降誕節第3主日礼拝(No.36)

            司式 石井 房恵

前  奏  黙想    奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  20

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  144・1-15

讃 美 歌  210

聖書朗読  創世記22・1-14

祈  祷

讃 美 歌  518

説  教 「『いのち』の継承」

              大森意索神学生

讃 美 歌  469

使徒信条  (9341A

献  金             荒井 眞

報  告  

頌  栄  92

派遣・祝福

後  奏 

 

【本日の集会】

教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵

礼拝後、お茶の会(説教への応答)

・手造りオルゴール演奏 岡﨑祐一

・礼拝堂の後ろに飲み物が用意されています。水分補給にご利用ください。

 

 牧師の日記から(501)「最近読んだ本の紹介」

 左眼の白内障と緑内障の手術をしてから、左右の視力の差が大きくなり、小さな字が読みにくくなっている。辞書はもちろんのこと、新聞の字も読みにくい。文庫本でも小さな文字は駄目で、グッと読書量が落ちている。この年末年始の空いた時間にも、ほとんど本が読めず、結果としてテレビばかり見ることになった。以下はそんな中で目を通した本の紹介。

 沢木耕太郎『キャラヴァンは進む』(新潮文庫)同世代ということもあって、この作家の書くものはごく初期から目を通してきた。ニュー・ジャーナリズムの旗手として、ノン・フィクションの分野を精力的に牽引してきたが、いつしか小説にも手を染め高い評価を得ている。随筆にも定評があり、練達の書き手として活躍している。その取材の範囲の広さに驚かされる。私の恩師である井上良雄先生にまで接近して、しばらく先生宅で一緒に聖書を読んでいた。結局、先生の方から取材を断って作品化はされなかったが、その関心の広さや取材力に感心した。このエッセイにも、世界各地への旅と、そこでの様々な人との出会いが綴られていて読ませる。同世代の著者が、今でも精力的に旅と取材を続けていることに励まされもした。

 水野直樹他編「日本の植民地支配 肯定・讃美論を検証する」(岩波ブックレット)以前、同じ岩波ブックレットの『検証 ナチスは良いこともしたのか?』を紹介しているが、本書は日本の植民地支配の肯定論を批判的に検証している。台湾・朝鮮・満州などの植民地について、インフラや教育制度、さらに保健衛生制度を整備したことを例にして、日本の植民地支配を肯定的に評価する言説が繰り返されて来た。戦後80年を越えると、直接の証人もいなくなり、今後一層その傾向が表面化してくるだろう。分りやすい断定的なフェイク・ニュース的言説が横行するが、地道な検証作業が求められている。

早川タダノリ『神国日本のトンデモ決戦生活』(ちくま文庫)第二次大戦下の日常生活を、当時の月刊誌、特に婦人雑誌の誌面や、様々なポスター、パンフレットの類を通して、視覚的に再現してくれる。花森安治が戦時下のポスター製作を反省して、戦後『暮しの手帖』を創刊したことを思い出した。(戒能信生)