2025年1月18日土曜日

 

 牧師の日記から(503

 112日(日)この日の主日礼拝は、大森意索神学生の担当で創世記221-14の説教「『いのち』の継承」。アブラハムがイサクを奉献する箇所で、幼児犠牲の習慣を乗り越えるテキストとされるが、その理解はなかなか難しい。大森さんは「いのち」の、そして「信仰の継承」という観点で話された。お茶の会で、今週117日に満100歳の誕生日を迎える岡﨑大祐さんが、大森さんの説教に応えて感話をされた。大連から引揚げる際に子どもを連れ去られた母親の悲痛な訴えを想い起こし、イサクの奉献のエピソードにつなげたスピーチだった。100歳にしてこの喚起力と感性の豊さに深く感銘を受ける。

 13日(月)11時から、信濃町教会を会場に北支区新年礼拝。昼食後、石神井教会の村上実基牧師と、ゲストとして参加された奥羽教区議長小林よう子牧師の発題が興味深かった。いずれも近隣の教会との協力こそが、危機にある現在を乗り越える道と訴えられた。80名程の参加で盛会だった。

 14日(火)昨日、信濃町教会の図書室に忘れ物をしたので、歩いて取りに行く。約6000歩の散歩。午後、隠退教師の上垣勝牧師が訪ねてくれて、10月の支区連合祈祷会の相談。上垣牧師の指導によるテゼ―方式でやってみようと計画しているのだ。上垣牧師は、フランスのテゼ―共同体に何度か参加し、その精神と方法論を日本で紹介している。

 15日(水)午前中、2025年度の支区連合祈祷会の予定を作成する。岡﨑大祐さんに誕生カードを書いて送る。来週の読書会「キリスト教と文学」のレジュメが送られてきたので、受講生たちに転送。それから、来週の神学読書会の発題の準備など。

 16日(木)午前中、門前仲町の歯科医で定期検診。午後は、NCAの運営委員会にZoomで参加。夜は、千代田教会を会場に北支区連合祈祷会委員会。今年度の評価と反省、来年度の計画について協議する。多くの課題を抱える北支区の諸教会を、共に祈るこの連合祈祷会の働きが支えていることを覚えさせられる。

 18日(土)午前中、同志社神学部修士論文の審査にZoomで参加。「同胞教会史研究会」に協力してくれている藤田和也さんの優れた論文を評価する意見を述べる。(戒能信生)

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