2019年6月22日土曜日


牧師の日記から(219

616日(日)主日伝道礼拝。使徒言行録237以下の講解説教「分かち合いの共同体」。カトリックの本田哲郎神父が、「悔い改め」(metanoia)を「低みに立って見直す」と、また「相互の交わり」(koinonia)を「汚れたものをも分け合う」と意訳していることを手がかりに、エルサレム教会の最初の姿について取り上げる。この日、初めて座ったまま説教した。このところ長時間立って話すと、最後の方で脳虚血の症状を示して声も出なくなることが二度ほどあり、用心のため。礼拝後、「戒能牧師に何でも聞く(言う)会」では、牧師の健康を気遣う声が多く、ありがたかった。この日の夕食は、「父の日」ということもあって、なんと「鰻重」を取り寄せてくれる。このところ食欲が落ちて、あまり食べられないことを直子さんが心配してのこと。夜になるとまた微熱が出る。

17日(月)本所賀川記念館創立50年の原稿を頼まれていたのを思い出し、急いで書いてメールで送稿。今週『時の徴』154号の発送作業があるので、購読料のチェックや宛名ラベルの作成などの作業。夜は日本聖書神学校の授業で植村正久を取り上げる。先週休講にしたこともあり、受講生たちが私の健康のことを案じてくれる。まだ往復はタクシーを使っているが、夜になると微熱が出る。

18日(火)朝一番で錦糸町の賛育会病院へ。やはり先週の発熱は腎盂腎炎によるものと診断、あと一週間抗生剤を服用するように指示される。ただ血液検査の結果、肝臓のγ-gtpが急激に上昇していることが分かり、おそらく薬剤によると考えられる。このところ坐骨神経痛の痛み止めやその他の薬が増えていることが原因と考えられるとのこと。痛みの加減で薬を減らしてみることになった。その足で、北支区教師部例会のため、巣鴨ときわ教会へ。夕方帰宅すると、やはり微熱が出ている。少し無理をするとまだ発熱するようだ。来週の日曜日の午後、淀橋教会でのホーリネス弾圧聖会の講演の準備に取りかかる。話す内容は大体まとまっているが、それを完全原稿にし、またレジュメを準備しなければならない。

19日(水)この日は聖書を読む会をお休みにしていただいたので、朝から弾圧聖会の講演の準備。レジュメを作成して担当者にメールで送付。また『時の徴』の宛名ラベル印刷がうまくいかないので、嘉信にデータを送って作成してもらう。購読依頼状が切れていたので、それも新しく作成して印刷する。ところが教会の印刷機の調子が悪く往生する。かなり古い機種なので時折不具合が生じるのだ。少し根を詰めて仕事をすると、夕方になると微熱が出る状態が続く。

20日(木)午前中はNCAの機関誌『はなしあい』の原稿を書き上げてメールで送稿。午後から『時の徴』の発送作業。編集同人が5名集まって、次号の編集会議をしながら発送作業。購読者と寄贈分と合わせて約900部を発送する。

22日(土)午後から聖書と人間を考える会で西村正寛さんが前回に引き続き、外国人に対する日本語教育の問題を発題してくれる。私はトビト書の簡単な解説。あとは明日の礼拝の準備。そして講演の準備に追われる。(戒能信生)

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