2020年7月4日土曜日


牧師の日記から(273
628日(日)6月最後の主日礼拝なので、サムエル記上8章の講解説教。イスラエルの長老たちがペリシテの圧力に耐えかねて王を与えよとサムエルに要求する箇所。旧約聖書の王政についての記述はアンヴィヴァレントではある。申命記史家の筆もそのことを示している。キリスト教の歴史は、特にローマ帝国の国教になって以降、教会と国家の関係をどのように理解するかで揺れ続けてきた。それは今も続く私たちの課題である。礼拝後、「説教通信」を編集して印刷する。約3か月にわたって続けられたが、これが最終回。ちょっと寂しい気もするが、COVID-19 の第二波によって再開されないことを願うのみ。
29日(月)午前中は、月曜会に出席するため久しぶりに電車に乗って東駒形教会へ。真鍋孝幸牧師の発題で、大貫隆著『終末論の系譜』の最後の章を取り上げ る。コロナ危機の期間中のそれぞれの教会の様子を聞く。この日は昼食を共にすることは避けて帰宅。準備をして、少し早めに目白の日本聖書神学校に行く。今年の4年生二人の卒業論文の指導を依頼されていて、その相談のため。論文の構成と展開についてアドバイスする。夜は授業。この日は柏木義円を取り上げる。
30日(火)午前中、四ツ谷駅近くの眼科で定期健診。辞書の小さい文字が読みにくくなったのは、緑内障のせいではなく、白内障のためだと言われる。まだ手術する程ではないが、おそらく数年以内に必要になるとのこと。午後は先週発送した『時の徴』158号の残務処理。現在の購読者は約450名で、その購読料や名簿の管理をしなければならない。その後は夜遅くまで、この日が締め切りの日本聖書神学校の紀要『聖書と神学』に寄稿する論文をまとめる作業。
71日(水)午前中は、聖書を学び祈る会。列王記下8章を取り上げる。午後からは『聖書と神学』の論文に集中、夜遅くようやく仕上げてメールで送稿。
2日(木)久しぶりにキリスト教会館に行き、NCAの機関誌の発送や事務処理。プログラムはすべて延期して9月開講になっているが、その準備に取りかかる。7月半ばに運営委員会があり、神学生交流プログラムの報告書『次世代への提言』が出来てくるので、その発送の準備も。夜は長老会のアジェンダ作り。
3日(金)午前中、農村伝道神学校の授業を書斎からライブ配信しようとしたが、PCの不調でインターネットにつながらない。ルーターを再起動したりいろいろやってみたが駄目、やむなく休講の連絡をする。ライブ配信にはこういうことが起こるのだ。息子の嘉信にSOSを出して、明日メインテナンスに来てもらうことにした。長老会の議事録の整理や、『聖書と神学』の論文の校正をする。
4日(土)嘉信が来てくれてPCを調整して、インターネットが回復した。長老会アジェンダやその他の原稿をメールで送る。週報の作成と明日の説教の準備。このところ忙しかったので書斎が荒れ放題。少し整理しなければ。戒能信生)

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