2021年11月13日土曜日

 

牧師の日記から(343

117日(日)永眠者記念礼拝。Ⅱコリント書47からの説教「この土の器が用いられて」。20年ほど前に85歳で亡くなった私の父の最期を紹介した。全くの「土の器」が、主の憐みによって用いられたと言う他はない一つの例として。この4月に105歳で亡くなった安藤美恵さんのご遺族を初め、逝去者のご家族も何人か出席された。礼拝後、皆さんに協力していただいて掲示されていた遺影を片付けた。会堂左側壁面が一杯になったので、今後写真の掲示をどうするかが問題ではある。礼拝後、定例長老会。感染症が少し落ち着いてきたので、来週から、着席のまま小さな声(あるいはハミング)で讃美歌を歌うことを話し合った。

8日(月)午後、賛育会病院で脳のMRIと、頸動脈の超音波検査。主治医に妹の脳梗塞の話をしたら、念のために予備的な検査を余儀なくされたのだ。結果はまだ分からないが、検査で脳梗塞の予兆が判明するのはかなり進行した状態とのこと。夜は日本聖書神学校の授業。この日は讃美歌作者として知られる由木康を取り上げる。図書館で見つけた『宗教研究』に宗教学者の弓山達也さんが、共同研究「スペイン風邪と日本の教会」を取り上げて論及していた。学会でも多少は注目されているようだ。

9日(火)この日は久しぶりに在宅日。書斎に籠って、CDを聴きながら溜まっている事務仕事や読書で過ごす。NHKの鈴木健次さんから電話があり、昨年放送した「スペイン風邪と日本の教会」を12月に再放送することになったと連絡してきた。夜は、山口里子さんの聖書ゼミにZoomで参加。インターネットの接続が不安定で、音声が途切れ途切れになる。ホールのルーターから書斎のPCへの無線ランが問題なのかもしれない。

10日(水)朝から荒井博・弘子ご夫妻が、柿の実の収穫と剪定に来てくれる。長い梯子をかけて、かなり高い所の実も取ってくれた。10月の剪定で葉を落としたので陽当たりがよくなったためか、どれも驚くほど大きい。並行して久しぶりに聖書を学び祈る会。エズラ記の学びから再開した。午後は、翌日の講座の準備。息子の謙に、ルーターから有線でつないでくれるように依頼する。ただインターネット接続の不安定は、このところ周囲でリモート配信が急増したことから、中継のキャパシティーが追い付かなくて渋滞を起こしていることがあるようだ。

11日(木)午前中、Zoomのテストをしたが、やはり不安定なので、午後2時から連続講座は、早稲田奉仕園に行ってそこから配信した。この日は新渡戸稲造を取り上げたが、通常の授業よりもネット配信の講義の方が疲れるのは何故だろうか。画面を見ながらの講演にはまだ慣れない。

12日(金)この日は一日在宅。説教の準備やその他の雑務と読書。相変わらずネットが不安定。やはり対応を考えなければならないようだ。

13日(土)午後から柏木義円公開講演会をZoomで。若井和生牧師が「義円の終末論」というテーマで興味深い発表をしてくれた。(戒能信生)

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