2022年1月29日土曜日

 

123日(日)主日礼拝。ルカ福音書1021-24の講解説教「喜びにあふれて」。福音書にイエスが笑う記事はないとされる。ウンベルト・エーコの傑作『薔薇の名前』の主題にもなった議論だ。しかしこの箇所で「イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた」とルカ福音書は記す。主イエスも、時として笑い、泣き、怒ったのではないか。しかもそこで語られたのは「これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼児のような者にお示しになった」という言葉だった。夜は、明日の聖書神学校での授業の準備。ジンマシンの症状は続いている。「痒さ」はなかなかつらいものだ。聖書にも義人ヨブの苦難として「ひどい皮膚病」があげられ、「ヨブは灰の中に座り、素焼きのかけらで体中をかきむしった」(ヨブ記27)とある。

24日(月)午前中、東駒形教会での月曜会に参加するはずだったが、ジンマシンの症状が治まらないので欠席の通知をして、四谷駅前の皮膚科を受診。さらに強い抗ヒスタミン剤を処方される。夕方準備をして目白の神学校へ。今期の「日本キリスト教史」のまとめの授業。特に今年は、90歳になる永山スミ子さんが欠かさず聴講され、授業に活気を与えてくれた。

25日(火)ジンマシンの症状は続いているが、午後から同胞教会史研究会のために富坂キリスト教センターへ。私が研究会の座長なので責任があるのだ。『同胞教会條例』について研究発表や、機関紙『同胞』についての充実した報告があった。夕方帰宅し、夜は北支区教師部の例会にZoomで参加。関西学院の中道基夫先生の「日本の教会の限界と可能性 コロナ禍を踏まえて」という講演が有意義だった。

26日(水)午前中は聖書を学び祈る会で、ネヘミヤ記の学び。帰還した民がエルサレムを再建する際に、イスラエルの歴史を振り返り、自らの罪を告白して再出発しようとする。午後は皮膚科を受診。どうやら血栓溶融剤を服用し始めたのが原因とのことで、服用を止め、さらに強力な痒み止めの薬を処方されるが、症状は一向に治まらない。オミクロン株の感染拡大は続いており、私の体調もあるので、来週の農村伝道神学校の「日本宗教史」の集中講義は、基本的にZoomで行うこととする。

27日(木)ジンマシンの症状はなお続いている。痒みを我慢して横になっていると少し症状は治まるようだ。血流がなだらかになるからだろうか。ともかく横になって休む。女子学院の創立記念講演で矢島楫子について話すように依頼が来て困惑する。680名の高校生に45分話せというのだ。

28日(金)再び皮膚科を受診。さらに強い薬を処方される。なんだか戦力の追時補給のように感じるが、これがジンマシンへの対処法とのこと。事務仕事が溜まっているがはかどらない。夜は、聖書神学校の卒業論文の審査にZoomで参加。体調が悪いので、こういう時リモート会議は助かる。

29日(土)午前中、聖書と人間を考える会。石井摩耶子さんの発題と『ディアスポラの歩み』の残部を、東京教区の諸教会に発送作業。(戒能信生)

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