2022年2月19日土曜日

 

牧師の日記から(356

213日(日)主日礼拝。ルカ福音書1114の講解説教。ルカ版「主の祈り」の特徴は、なんと言ってもその短さにある。熱心な祈りはしばしば長くなる。ヨハネ教団やファリサイ派の祈りに較べて、イエスの祈りはごく短かったようだ。私たちの祈りも、もっと簡潔に、端的なものでありたい。礼拝後、「私の愛唱讃美歌」は橋本茂さんの私的讃美歌遍歴史。

14日(月)朝一番で四ツ谷駅前の眼科で、緑内障の定期健診。眼圧は11前後で安定しているとのこと。引き続き皮膚科の受診。ジンマシンの症状は相変わらずで、抗ヒスタミン剤も限度一杯出しており、場合によっては専門的な大学病院を紹介すると言われる。午後から、NCA運営委員会の記録やアジェンダ作り。オミクロン株が蔓延する中で、来年度の事業計画も難題続出ではある。荒井眞さんから懇切なメールが届き、ジンマシンは牧師の活動が過重すぎることへのシグナルではないかと忠告してくれる。教会員の皆さんの方が私の状況を精確に見てくれているようだ。

15日(火)午前中、錦糸町の賛育会病院の内科の受診。主治医にジンマシンのことを報告する。やはり身体のバランスが崩れていると見るべきだろうと、飲み薬を調整して少し減らしてくれる。また念のために胃カメラや内臓の超音波検査をすることになる。ジンマシンの症状は一向に収まらず、身体のあちこちに転移してつらい。なるべく横になって休養する。

16日(水)友人のジャーナリストから、カール・ヤスパースの『軸の時代』と見田宗介の社会分析に触れたメールが送られて来た。共感して私が『時の徴』に寄稿した原稿を添付で送る。来週、『ジャーナル風』の特別講座で、「戦後の教団の伝道」の収録があるので、その準備に取り掛かからねばならない。そこへ教文館からメールが入り、2年前に依頼されていた『新・キリスト教大事典』の項目執筆の原稿催促。すっかり失念していた。3月末までに送れということで、少々慌てる。

17日(木)午後からZoomNCA運営委員会。次年度の事業計画などについて協議。夕方、新教出版社の小林さんからメールが入り、預けてあった雨宮栄一先生の『反ナチ抵抗運動とモルトケ伯』の進行状況の報告。写真の割付作業中で、3月末には初校が出るとのこと。ついでに『福音と世界』創刊70年のコラムの原稿を依頼される。これも3月半ばが締切り。

18日(金)朝一番で四ツ谷駅前の皮膚科を受診。結局、さらに詳しい検査をするために東京医科歯科大学病院の皮膚科を紹介される。『時の徴』1631100部が納品される。その発送の準備に取り掛からねばならない。

19日(土)午後から故・池明観先生の追悼記念会の準備会。体調を考えてZoomで参加させてもらう。同時刻に「コロナ後の教会の可能性」研究会が入っているが、やむなくこちらは失礼する。今週も慢性ジンマシンに悩まされ続けた。なるべく休養を取っているが、なかなか症状は治まらない。この経験に学ばねばならないだろう。(戒能信生)

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