2022年4月16日土曜日

 

牧師の日記から(362

410日(日)主日礼拝。ルカ福音書209-19の講解説教「ぶどう園と農夫の譬」。体調がまだ十分でないこともあり、座ったままで説教した。これも初めての経験。どことなく声に力が入らない感じがするのだ。礼拝後、石井房恵さんの司会で受難週の全体祈祷会。引き続き「私の愛唱讃美歌」で、梅本順子さんが21516「主の招く声が」とチャールズ・パリ―の「エルサレム」を紹介してくれた。特に後者は映画『炎のランナー』でも用いられており、イギリスでは有名な讃美歌という。

11日(月)一日在宅し、体調を見ながら書斎で事務仕事。何人かの方に誕生カードを書く。教団出版局に預けてある満州開拓基督教村についての石浜みかるさんの原稿のことで、編集部の伊東さんに電話をする。次回の企画会議に提案する運びになっているそうで、一安心する。午前中と夜、近所を20分ずつ散歩する。3月に亡くなった保志治子さんのご長男徹さんから連絡があり、420日に横浜聖地霊園の保志家の墓地での納骨式を依頼される。体調が気になるが、葬儀も出来なかったのでお引き受けする。

12日(火)この日は朝一番で賛育会病院の診察が入っているので、電車で錦糸町へ。主治医の雨宮志門医師と、糖尿病専門の医師に受診する。糖尿病の程度はそれほど進行しておらず、インシュリンも分泌されているとのことで、低血糖の危険を考え強い薬を減らすことになる。今回の極端な高血糖は、ジンマシンのためのステロイド剤が引き金になり、そこに急性腎盂腎炎による高熱が出て、喉が渇くために清涼飲料水を大量に摂取したことから、脱水症状が加速されたことによるとのこと。胃カメラやエコー検査では、特段の症状は見られないと言われる。長く待たされたが、お昼過ぎにようやく自宅に帰り着いて、遅い昼食をとり休む。夜、近所を散歩。30分で万歩計によると3000歩ほど歩いたことになる。

13日(水)午前中散歩。30分ほど歩く。午後から、『柏木義円研究』の編集作業。紀要発行の責任者である片野真佐子さんが体調を崩し、私にお鉢が回って来たのだ。止むを得ず短い編集後記を書いて、京都の行路社にメールで送る。夜、散歩。合わせて6000歩ほど歩いたことになる。

14日(木)西早稲田のキリスト教会館の事務所まで、運動も兼ねて歩こうかと考えていたが、雨で中止。敢えて無理をしないことにする。

15日(金)この日も雨で散歩ができない。ウクライナ問題について、友人の松浦茂長さん(1990年代のフジテレビ・モスクワ支局長)からメールで送られてきたプーチン大統領の思想的背景の随筆を読む。加えて、パリ在住のジャーナリスト・ダイアナ・ジョンストンのプーチンをここまで追い込んだアメリカ外交批判の記事にも目を通す。ロシア軍の蛮行は論外だが、国内の報道がプーチン非難一色になっているのが気になる。

16日(土)午前中、聖書と人間を考える会。三浦むつみさんの発題で、クリミア戦争とナイチンゲール神話について学ぶ。(戒能信生)

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