2023年2月11日土曜日

 

牧師の日記から(403

128日(土)朝9時過ぎの新幹線で岡山に。岡山西部地区婦人協議会での講演のため。1時過ぎに新倉敷に着き、三浦きょう子牧師に出迎えられ玉島教会へ。2時から「教団戦争責任告白と私たちの教会の課題」というテーマで講演。リモートも含めて40人ほどの参加者がよく聞いてくれた。特にこの玉島教会出身の中田善秋神学生が、日本基督教団から南方派遣宣教師としてフィリピンに派遣され、その後BC級戦犯に問われ重労働30年の刑を受けた経緯を紹介する。岡山に住んでいる旧知の歌手・沢知恵さんが会いに来てくれ、最近出版された『うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史』(岩波ブックレット)を頂く。夜は高津俊・きょう子牧師夫妻と一緒に倉敷に出て、名物の「返し寿司」を賞味する。藩から倹約令が出る中で、豊かな倉敷の商人たちはバラ寿司の底に豪華な魚介類を引き詰めて食べたという曰くがあるとのこと。夜は国民宿舎良寛荘に泊まる。

29日(日)早朝起きて、宿舎近くの古刹・円通寺近辺を散歩。若き日の良寛が、この寺で20年間修業したという。寒い朝だったが、眼下に広がる瀬戸内海を眺めながら歩く。同じ宿舎に泊まっていた横野朝彦牧師夫妻と朝食。10時半から玉島教会の主日礼拝で説教。間もなく創立120年を迎える玉島教会も、信徒の高齢化が進み様々な困難を負っている。若い高津・三浦牧師たちのこれからの活躍を期待する。その後、横野牧師夫妻に昼食をご馳走になり、岡山駅まで送ってもらう車中、いろいろ積もる話をした。6時過ぎ無事帰宅。お世話になった方々に礼状を書く。

30日(月)午前中、散歩。午後から太田智子さんの講座「キリスト教と美術」にリモートで参加。エル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、デ・ラ・トーレ、ゴヤなど17世紀のスペインの絵画を堪能する。

131日(火)午前中、NCAの理事会にZoomで参加。午後から富坂キリスト教センターで同胞教会史研究会。片野真佐子さんから、柏木義円日記についての膨大なメモが送られて来た。これを整理して、『福音と世界』連載の企画を考えなければならない。

21日(水)午前中、散歩。午後は明日の『時の徴』の発送準備。購読料振込の確認をして宛名ラベルをプリントアウト。寄贈分と合わせて約900通の封筒に宛名ラベルやDM便のシールを貼る作業を直子さんに手伝ってもらう。来週の定例長老会のアジェンダを作成して、インドネシアの西村さんにも送付。Zoomのインビテーションも。

2日(木)午前中、キリスト教会館の事務所に行って事務仕事。午後から『時の徴』の発送作業と編集委員会。夜、日本聖書神学校の2023年度の授業計画を作成して教務部に送る。これが最後の講義になるだろうか。

3日(金)午前中散歩。新しく始まるNCA読書会「キリスト教と文学」の簡単な案内を作成して講師の柴崎聰さんに送付。夜は、北支区連合祈祷会にZoomで参加。健康を回復して活動再開という感じ。(戒能信生)

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