2023年3月25日土曜日

 

牧師の日記から(410

319日(日)主日礼拝。ルカ福音書1614-17の講解説教「神の国と律法」。「解釈不可能」とされる「不正な管理人の譬」は、当時の人々も理解できなかったようだ。それで、関連すると思われるイエスの言葉をあちこちから集めて縒り合せたような個所と言える。特に「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存知である」という言葉に焦点を合わせて、私自身の小さな経験から話す。午後、四ツ谷から上智大学横の土手の桜を見ながら散歩。古木が多く、まだ三分咲きというところだろうか。教会の柿の樹も若葉が出て来た。

20日(月)『図書新聞』に片野真佐子さんの『柏木義円』の書評を依頼されているが、難渋する。このところ再びジンマシンに悩む。少しスケジュールがタイトになると発疹が出るようだ。午後、市ヶ谷から法政大学の土手を歩く。こちらの桜は五分咲きくらいか。花見客が出ている。

21日(火)午後から信濃町教会で北支区定期総会。大久保正禎牧師が支区長に再選された。総会後、先頃亡くなった韓国のイム・ボラ牧師の追悼記念会に出席。お世話になった長尾有起牧師が取り仕切る。60人くらいが参加して印象深い集いだった。信濃町から四ッ谷への線路沿いの裏道を歩いて帰ったが、あちこちに桜の木があることに気づく。同じ染井吉野でも、早くも満開の樹があると思えば、まだ五分咲き程度のものもある。樹毎に個性がある。以前仕えていた東駒形教会には、園庭に立派な桜があり、毎年お花見もして来たはずだが、桜がどのように咲くかを知らなかった。つまり葉が全く出ていない状態で、蕾が膨らみ花を咲かせる。それに続いて緑色の若葉が出て来るのだ。私は植物音痴だが、散歩をすると様々な樹や植物が目に留まって教えられることが多い。

22日(水)午前中、聖書を学び祈る会はお休み。石井摩耶子さんが訪ねて来られて、賀川豊彦の批判的検証という観点から松沢資料館の研修の講師を依頼される。摩耶子さんは公益法人松沢資料館の理事長をされているのだ。午後から、NCA運営委員会のアジェンダを作成し、委員にメールで送付。コロナ禍が少し落ち着いてきたが、リモートで始めた講座を一挙に対面式に戻すことは容易ではない。リモートだからこそ、全国各地からの受講者が視聴してくれているのだ。そこに、「キリスト者平和ネット」の4月号の巻頭言の原稿を請求される。私が担当になっているとは知らなかったので慌てる。ジンマシンも少し治まってきたようだ。

23日(木)桜が満開というのに、外は菜種梅雨。午後からNCAの運営委員会をZoomで。夜、『図書新聞』の書評を何とか仕上げてメールで入稿。併せて「キリスト者平和ネット」の原稿も書いて送る。

24日(金)午前中、晴れ間を縫って散歩。桜はそろそろ散り始めている。4月の教会予定表を作成し、神学読書会の案内葉書を印刷して発送する。入門の会の「使徒信条」の解説の準備も。(戒能信生)

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