2023年4月1日土曜日

 

牧師の日記から(411

326日(日)主日礼拝。長尾有起牧師の説教で、マタイ福音書6章の「主の祈り」の講解説教「願う前から」。この一年、月に一度の長尾先生の説教によって、私自身が養われ支えられた。牧師は説教を聴く機会が少ないので、貴重な体験でもあった。礼拝後、4月から王子教会の主任担任教師として赴任される長尾牧師の歓送会。長老会を代表して野口倢司さんから、また私からも謝意を述べた。その後、入門の会で「使徒信条」の「天に昇り、父なる神の右に座しまたえり」の項を取り上げる。この「座したまえり」だけがラテン語の原文では現在形なのだ。つまり、イエス・キリストの地上での歩みは過去形で語られるが、その主イエスが今も父の許に座していると言明していることになる。午後、四ッ谷から市ヶ谷までの土手沿いを散歩。満開の桜を満喫する。夜、『柏木義円研究』第7号の再校を確認し、編集者にメールで送る。

27日(月)午前中、散歩。午後、友人の上垣勝牧師が訪ねてくれる。隠退したからこそ見えてくることがあるという。かつて米軍の占領下にあった沖縄で、高等弁務官の就任式に際して平良修牧師が「最後の弁務官になるように」と祈った史実についての資料集を頂く。『柏木義円研究』第7号の再校をチェックして編集者に送る。

28日(火)午前中は賛育会病院で内科の定期検診。血圧や糖尿病等の数値はいずれも良好だが、念のために胃カメラと血管のエコー検査をすることになった。午後から、キリスト教会館管理組合の予算総会にZoomで参加。この間の電気料・ガス料金の異常な高騰で、やむなく管理費の値上げをせざるを得ないことになる。それに伴い、各テナントに管理費値上げの交渉をしなければならない。いずれの団体もコロナ禍で打撃を受けているので容易ではない。難航が予想される。

29日(水)午前中、散歩。市ヶ谷から四ッ谷の土手沿いの散りかけの桜並木を歩く。墓前礼拝の聖書箇所などを荒井眞さんにメール。また来週の長老会のアジェンダを作成し長老の皆さんに送付。インドネシアの西村さんにもZoomの招待を送る。4月の定期教会総会の準備に取りかかる。年間の教勢統計を出してみて、礼拝出席者が、特にこの2月、3月と20名を下回っているのが気になる。

30日(木)午前中、散歩と教会総会資料の作成。午後からキリスト教会館に出向き、事務仕事。なんとか関東活動センターの今年度の財政はギリギリ黒字でホッとする。共同研究「コロナ後の教会の可能性」がブックレットの形で刊行された。その出版協力費を研究員たちにも負担してもらう依頼状を送る。少し忙しくすると、ジンマシンが出て困る。

31日(金)教会総会資料の作成作業をほぼ終える。『時の徴』の購読料のチェックをして、「購読者の声」をまとめて編集者に送る。来週の礼拝後、会計監査を向山功さんにお願いするので、その連絡。(戒能信生)

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