2023年5月20日土曜日

 

牧師の日記から(418

514日(日)主日礼拝。ルカ福音書171118の講解説教「癒されたサマリア人」。この箇所もルカ福音書だけに収録された伝承。重い皮膚病を患ったこのサマリア人に「あなたの信仰があなたを救った」とイエスは語りかける。それは、イエスの足を香油で洗った罪深い女(7章)、また12年間長血を患い人混みの中で後ろからイエスの服に触った女性(9章)に対して語られた言葉と全く同じ。「信仰」と訳されたpistisが、本来「信頼」とか「信実」という意味であることを改めて考えさせられる。礼拝後、津金寿子さんが愛唱讃美歌の紹介をしてくれた。先週末から、坐骨神経痛による左脚の痛みに悩まされている。かなりの痛みで、散歩するどころではない。数年前に処方された残薬を飲んで耐える。

15日(月)午後から賛育会病院の整形外科を受診。やはり脊椎官狭窄による神経痛だが、それほど進行しているわけではないので、梨状筋(初めて聞く筋)のストレッチを勧められる。処方された痛み止めを飲んで、夜は日本聖書神学校の授業にタクシーで出かける。

16日(火)午前中は神学読書会で坂口ふみ著『個の誕生』を村田重牧師の発題で読む。牧師5名、信徒2名の出席。午後から、新しく始まった読書会「キリスト教と文学」に参加。詩人の柴崎聰さんが講師で山本周五郎の『さぶ』を取り上げる。丁寧な解説でこの小説の奥深さを学ぶことができた。13人の参加。教団出版局の編集者と、『満州開拓基督教村と賀川豊彦』の出版助成を松沢資料館に依頼する件で相談する。夜、18日のNCA運営委員会のZoom招待と、2022年度事業報告を添付で送る。羊子は、コロナ陽性による家庭内隔離が解けて、明日から職場に復帰するという。症状も比較的軽く、私たちにも感染しないですんでホッとする。

17日(水)午前中、緑陰書房の編集者が訪ねて来て『賀川豊彦の観た関東大震災』の出版計画について相談。解説等かなり手を加えなくてはならない。ただ締切りまで余裕がないのが難題。目次案を作り直す作業。午後は痛み止めを飲んで農村伝道神学校に、鶴川駅からやはりタクシーを使う。夜は明日のNCAのアジェンダを作成して運営委員に送付。

18日(木)午後からZoomNCA運営委員会。2023年度のプログラムが始まったが、コロナ後の展望が容易に見通せない。キリスト教会館管理組合の決算が出来ないので来週の総会を延期になるという連絡が入る。

19日(金)9時から医科歯科大病院の皮膚科を受診。ジンマシンはなんとか収まっており、今後は近所の皮膚科に受診することになった。富津の野口倢司さんに届けるために、教会会計の資料や年度報告書の書類を洋子さんに託す。午後、管理組合委員会にZoomで参加。

20日(土)午前中、門前仲町の歯科医の受診。明日の週報の作成や礼拝の準備。今週は、坐骨神経痛の痛みを抱えながら病院通いの一週間だった。体のあちこちにガタが来ていることを痛感する。(戒能信生)

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