2024年3月2日土曜日

 

牧師の日記から(458

225日(日)主日礼拝。ゼカリヤ書8章の講解説教「平和の種が播かれ」。久しぶりに旧約聖書を取り上げ、小預言者から学ぶ。第二神殿建築を支えた指導者ゼカリヤの預言だが、特に8章の預言は、きわめて現実的なメッセージに溢れている。先輩預言者のハガイが殺された後、慎重に言葉を選びながら、しかし「真実と正義に基づく」励ましの言葉を語る。ボンヘッファーの獄中書簡の言葉「今の時代には、祈ることと正義を行うことが求められている」と響き合うものを読み取れる。礼拝後、週報等の発送作業。その後フルートアンサンブルらふぁえるの練習。西川穂さんと昼食を共にしながら、卒業後のことについて話し合う。

26日(月)午前中、月曜会に出席のため東駒形教会へ。大貫隆さんの『終末信仰の起源と変遷』を本所緑星教会の岡田いわお牧師の紹介で読む。午後、久しぶりに隠退教師の上垣勝先生が訪ねてくれる。神学校時代の同級生でもあり、率直に心を開いて話し合える友はありがたい。『羊の群』の説教原稿を書いて、編集担当の橋本茂さんに送る。教団出版局から並木浩一先生の『ヨブ記を読もう』が送られてくる。先に刊行した『ヨブ記注解』に続き、並木ヨブ記論の一種のガイドブックのようだ。

27日(火)午前中、神学読書会。ハルナックの名著『マルキオン』を読んでいる。この日は、豊島岡教会の浜田美也子牧師の発題で第8章を取り上げる。午後、『柏木義円研究』の編集後記を印刷所に送稿。夜遅く、金斗玄さんから電話で、4月に岡山の高梁教会で「教会元気プロジェクト」を実施する予定が、講師の大野寿子さんが急病で、代わりに行ってくれないかとの依頼。教会総会直前の時期なので残念ながらお断りする。

28日(水)午後、高岸徹さんを病院に見舞いに行こうとして泰子さんに連絡を取ったところ、転院先が本郷の慈愛病院に決まったとのこと。転院してから改めて見舞うことにする。夕方、今週金曜日の支区連合祈祷会のZoomのテスト。王子教会で行われるが、東日本大震災を覚えて新生釜石教会の柳谷牧師がリモートで奨励をしてくれることになっている。

29日(木)午前中、確定申告の書類を作成して税務署に提出。ところが医療費について、病院・薬局ごとの明細書を出せと言われる。昨年までは領収書だけで済んだが制度が変更されたという。やむなく持ち帰って直子さんに作成してもらう。11時からZoomでキリスト教会館管理組合の委員会。午後税務署に確定申告を提出してホッとする。来週の定例長老会の準備をして、長老の皆さんにアジェンダを送る。この間ずっと祈りの課題としていたことに一つの道が示された。しかし心は重い。

30日(金)来年度の北支区連合祈祷会の奨励者の依頼と交渉に一日を費やす。夜は王子教会での連合祈祷会で、特に東日本大震災の被災教会を覚えて祈りを合わせる。長尾有起牧師が王子教会でイキイキと活躍している様子を見て嬉しかった。(戒能信生)

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