2024年3月30日土曜日

 

 牧師の日記から(462

324(日)主日礼拝。説教は西川穂神学生の担当で、フィレモン書から「以前は無益な者でしたが、今は役に立つ者となっています」と題して話される。4月から新宿西教会の伝道師として赴任することになったが、この説教題のようにその働きが用いられるように切に祈る。礼拝後、受難週全体祈祷会、続いて向山康子さんの「私の愛唱讃美歌」。その後、ホールでの軽食の間に会場設営をして、13時から故・松野ヤスコさんの告別式。2時過ぎに出棺して落合葬祭場で火葬に付す。遺骨は教会で預かり、来週の墓前礼拝の際に教会墓地に納骨することになる。葬儀社の佐々木さんがすべて用意周到に整えてくれて助かった。支区定期総会には橋本茂長老が出席してくれて、私はやむなく欠席する。

25日(月)午前中、東駒形教会での月曜会に参加。大貫隆著『原始キリスト教の贖罪信仰の起源と変容』の第3章を北千住教会の堀成美牧師の発題で取り上げる。午後帰宅して、翌日の神学読書会の準備。

26日(火)午前中、神学読書会でハルナックの『マルキオン』の最後の部分を私の発題で学ぶ。2世紀最大の異端とされるが、このマルキオンこそがその後の教会の新約聖書正典化や正統主義神学、教会論にも決定的な影響を与えたことが見事に論証されている。次回からは並木浩一先生の『ヨブ記を読もう』を取り上げる。この日の出席者は少なく6名。午後、『時の徴』の高倉徹総幹事日記の翻刻作業をお願いしている青地恵さんが来られて、校正と解題の打ち合わせ。その後、大森意索さんが来て卒業論文の相談に乗る。子どもの礼拝をめぐるビジョンについて楽しく語り合う。夜は、来週の山口里子ゼミで取り上げられる「日本における贖罪信仰の系譜と課題」のレジュメ原稿を仕上げて送稿。

27日(水)午前中、堀端を散歩。桜の古木はまだ蕾が堅い。午後四ツ谷駅前の皮膚科を受診。ジンマシンは治まっているようだ。西川穂さんへの教会とCSからのプレゼント(図書カード)を準備する。荒井眞さんから、メールで来週の墓前礼拝のプログラムの催促。慌てて作成する。

28日(木)午後から、NCAの今年度最後の運営委員会を久しぶりに対面で行う。長年事務局をボランティアで担ったくれた神保信子さんへの感謝の会でもある。関東活動センター運営委員長としての私の責任もこの日で終わり、以降は委員の一人として協力することになる。

29日(金)午前中は赤坂の長野国助法律事務所で、亡くなった松野ヤスコさんの遺産整理について相談。結構厄介な手続きになりそう。帰宅して、午後1時からキリスト教会館管理組合総会にリモートで参加。特別管理費の値上げが承認される。インボイス制度の検討も始まる。前途多難ではある。夜は『時の徴』の原稿を整理してメールで送稿。

30日(土)午後、直子さんはイースターの玉子作りの作業。3時過ぎにいつものように須賀さん家族が会堂清掃に来てくれる。(戒能信生)

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