2024年5月11日土曜日

 

 牧師の日記から(468

55日(日)主日礼拝。ルカ福音書2313節—25節の講解説教「イエスとバラバ」。私の咎を代わりに主が負ってくださったという贖罪信仰の起源について、大貫隆さんは、イザヤ書の「苦難の僕」論の前に、詩編の「苦難の義人」や、レビ記の供義的贖罪論があったと想定している。各福音書すべてが、イエスの代わりに釈放されたバラバの存在に触れていることとの関連を考えさせられる。礼拝後、定例長老会。新年度の役割分担などについて話し合う。午後、久しぶりにテレビでラグビー観戦。

6日(月)休日で在宅。『時の徴』70号の発送準備。新しくクロネコゆうメール便に制度が変わり手続きが煩雑になる。購読依頼の発送分400通は、結局140円切手を貼って郵送することになり、費用も手間もかかる。ヤマトのDM便廃止は郵政省の圧力があったと推測されるが、全国の市民運動などへの深刻な影響を懸念している。この秋の郵便料金の値上げと連動して、あちこちの運動体が音を上げているのだ。だれかジャーナリストが、この問題の調査報道をすべきだと思う。

7日(火)午前中、錦糸町の賛育会病院内科の定期健診。先日のエコー検査や胃カメラ検査で特別の問題はないとのこと。午後、『時の徴』編集委員会と発送作業。同人4名と条谷泉さんがボランティアで協力しくれる。次号から「隠退教師論」の連載を始めることになり、初回は牧野信次牧師に執筆をお願いすることになった。楽しみではある。

8日(水)午前中、中川信明さんが訪ねて来て、北支区宣教研究委員会の今年度の進め方について相談する。支区の各委員会も世代交代の時期を迎えているが、なかなか若返りが難しいとのこと。午後、皮膚科を受診。このところジンマシンは影を潜めているので、ルパフィンをさらに減量する。その後、直子さんに手伝ってもらって『柏木義円研究』第8号の発送作業。ヤマトのドライバーも初めての経験で苦慮している。

9日(木)午前中、散歩。若葉町の鯛焼き屋さんに行列がなかったので、二つ買って帰る。このところなんとなく声が出にくいのが気になっていた。近くの耳鼻科にボイスクリニックの専門家がいるというので診てもらった。高音や低音の発声をしてみて、いかに声が出ていないかを実感する。さらに内視鏡検査をして、声帯が瘦せて、ぴったり閉じていない画像を見せられる。なにか日常生活で変化がないかと問われて、はたと思い当たったのは、各神学校の講師を退任して講義がなくなったこと。医師によれば、原因はそれだという。コロナ禍で独り暮らしのお年寄りが声が出なくなった症例が多数あるという。要するに身体の他の器官と同じで、使わなければ機能が低下するというのだ。姿勢を正して、大きく呼吸をし、大きな声で発声練習をするように勧められている。

10日(金)午前中、散歩。夜は北支区連合祈祷会にZoomで参加。目白町教会の信徒青柳志保さんの証しと土肥研一牧師の奨励。(戒能信生)

0 件のコメント:

コメントを投稿