2020年2月1日土曜日


牧師の日記から(251

126日(日)主日礼拝。士師記13章から士師サムソンを取り上げる講解説教。サムソンは、他の士師たちと異なり、宗教的指導者でもなければ部族連合のリーダーでもなく、常に単独で行動している。観方によっては手に負えない乱暴者に過ぎない。しかし怪力無双の持ち主でありながら、女性にはめっぽう弱く、愛人デリラの誘惑に負けて「ナジル人の秘密」を明かしてしまい、ペリシテ人に捕らえられて悲劇的な最期を遂げる。どこか魅力的な人物ではあるが、説教で取り上げるのはなかなか容易ではない。この日の礼拝には、高岸泰子さんのご主人徹さん、橋本悠久子さんの妹さんご夫妻が大阪から、そしていつもマンゴーを送ってくれる原田あずささんの母上と姉上も、それぞれ宮古島と長崎から礼拝に出席された。礼拝後は週報発送作業とらふぁえるの練習。

27日(月)午前中、月曜会に出席のため東駒形教会へ。大貫隆著『終末論の系譜』のヘブル書の章を取り上げる。発題と紹介は本所緑星教会の岡田いわお牧師。終るとその足で、東京を東から西に横断して武蔵嵐山の国立女性教育センターへ。北支区の一泊教師研修会に出席のため。講師は荻窪教会の小海基牧師で、テーマは『日本基督教団の現状と課題』。出席者は少なかったが、ゆっくり同労の牧師たちと話し合う機会をもてた。この立派な施設は以前にも何度か利用しているが、食事が格段に美味しくなっている。ただ国立であるだけに杓子定規で、あれが駄目、これがいけないと禁止事項ばかり。何とかならないものだろうか。

28日(火)午前中は研修会の続き。昼食を食べて解散。午後帰宅してみると、パソコンが立ち上がらない。留守中に電気修理でブレイカーを落としたためらしい。いろいろ試したがどうしても復旧しない。最後に、デイスプレイではなく、パソコン本体の電源が落ちていたのが原因と分かる。PCを立ち上げると、校正が何本か届いているので、早速校正作業に手を付ける。

29日(水)午前中は聖書を学ぶ会。列王記上22章を取り上げる。アハブ王の意を忖度する預言者集団に抗して、ミカヤは王にとって都合の悪い預言を公然と語って捕らえられる。しかし実際には、ミカヤの預言通り、アハブ王は戦場で流れ矢によって絶命してしまう。エリヤにしてもミカヤにしても、権力者に批判的な預言を語ることを使命としている。今日の教会が、ポピュリズムに流されるのではなく、権力者にとって不都合な真実を語り続ける存在でなければならない。

30日(木)午前中、長老会のアジェンダ作成。午後からキリスト教会館に行き、NCAの事務仕事や『次世代への提言』の校正作業。夜は北支区連合祈祷会委員会。世間では、新型コロナウィルスの感染が問題になっている。

31日(金)引き続き校正作業。午後、北支区報『北斗星』の1990年代のバックナンバーを読み込む。夜は北支区宣教研究委員会でエパタ教会へ。『北斗星』の読み合わせ。この作業を続けて、来年度には「北区50年の歩み」のDVDを作成しなければならない。(戒能信生)

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