2020年10月10日土曜日

 牧師の日記から(287

104日(日)主日礼拝。使徒言行録2817-31の講解説教「神の言葉は繋がれたるにあらず」。1年半かけてようやく最終章に辿り着いた。説教する側も苦労があったが、聞いてくださる皆さんもさぞかし忍耐が必要だったろう。使徒言行録は、ローマでの囚人パウロの姿を描いて、プツンと閉じられる。裁判の行方、その後のパウロについて一切触れないのだ。パウロの処刑を前提として、後を継ぐのは読み手に委ねられていると言うべきだろうか。それは「深い余韻」を示す締め括りという見方も出来る。

5日(月)教会の裏にある無花果の実がハクビシンに食べられている。無花果くらい食べてもらってもいいのだが、感染症が心配だというので、致し方なく新宿区に連絡して罠を設置してもらう。果して捕まるだろうか。夜は日本聖書神学校の授業でホーリネスの創始者中田重治を取り上げる。

6日(火)午前中、錦糸町の賛育会病院で内科の定期検診。HbA1cの値が高くなっていると注意される。薬は処方されず、当面食事に気をつけることと運動を勧められる。午後帰宅すると、来年の211日に東海教区長野地区の集会での講演の依頼。コロナ禍でどうなるか分からないが取り敢えず引き受ける。そこに同じ2月後半、沖縄での富坂キリスト教センターの研修会に参加して欲しいという依頼。さらに東京ワイズメンズ・クラブでの講演の依頼。なんだか急にいろいろな仕事が舞い込んでくる感じ。夜、仙台の宮田光男先生に著書恵贈のお礼の手紙を書く。

7日(水)午前中、聖書を学び祈る会。紀元前8世紀の預言者ミカを取り上げる。この預言者の実像はよく分らないのだが、その社会批判、平和思想はその後のイスラエルに大きな影響を与えている。午後、柏木義円研究会の賛助金を振り込んだが、先日送った会計報告に反映されていないという指摘のメールが複数届く。急いで調べたところ、この41日から郵便振替オンライン化に伴うトラブルだったことが判明する。急遽会計報告を作り直して、直子さんに手伝ってもらい50人ほどの賛助会員にお詫びと訂正を送る。同じトラブルが、実は教会の郵便振替でも起こっている。

8日(木)午前中、郵便振替のオンライン化の手続きがようやく完了。堀町子、千見寺照子、土屋弘子、荒井博さんたちから献金の入金が確認できた。すぐに会計の野口倢司さんにメールをし、領収ハガキの送付をお願いする。午後からキリスト教会館の事務所に、運動のために雨の中を歩いて行き、NCAの事務仕事や発送作業。夜は明日の授業の準備。

9日(金)午前中、町田の農村伝道神学校での授業。前期はZOOMによる授業だったので、初めて受講生たちと直接顔を合わせた。

10日(土)午前中は北支区祈祷委員会。雨の中、午後から鈴木志津恵さんと浦和で待ち合わせて、茨木啓子さん宅を訪問する。啓子さんは思ったよりお元気そうで安心した。でもお独りで教会まで電車で来るのは自信がないとのこと。ライブ配信の礼拝に参加されている。(戒能信生

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