2022年8月6日土曜日

 

牧師の日記から(378

731日(日)この日は、浦安教会に招かれて礼拝説教の奉仕。引き続き「戦争責任告白と私たちの教会の課題」と題して1時間の講演。感染症が拡大する中で、多くの教会員が参加してよく聞いてくれた。この教会の皆さんには、亡くなった父や母がお世話になり、姉夫婦や妹夫婦も教会員で、親しい人々が多い。集会後、大野朝男・寿子さん宅に招かれ、懇親のときをもつことが出来た。千代田教会のこの日の礼拝は長尾有起牧師が説教を担当。夜、北支区社会部の中川信明さんからメールが入り、2019年に社会部の依頼でした講演「キリスト教と天皇制 ホーリネス弾圧に学ぶ」を報告書に掲載したいとのことで、PCから原稿データを探し出して送稿。

81日(月)熱暑の一日。午前中散歩に出るが、日陰を探して歩かねばならない状態で、4000歩余りで切り上げる。帰宅して水シャワーを浴びる。午後から書斎に籠もり、雨宮栄一先生の遺稿『反ナチ抵抗運動とモルトケ伯』の校正に取り組む。校正作業の常とは言え、読み返す度に修正箇所が出てくる。この仕事に取り組む中で、実に様々なことを学ばされた。

2日(火)昨日に引き続き熱暑が続く。朝7時過ぎに家を出て散歩。津之守坂の丸橋珈琲店に寄りコーヒーを飲む。陽が射し始めるともう暑い。帰宅後、『時の徴』で連載を始める「高倉徹総幹事日記」の原稿整理。最も厄介な翻刻作業は、当時総幹事秘書だった青地恵さんにお願いしているが、その校訂や註を付ける作業。高倉先生が総幹事に就任した19694月以降の教団の激動期の記録であり、教団史の観点からもきわめて興味深い。午後からNCAの理事会にZoomで参加。10月初めに故・シュペネマン先生の記念会を、京都のセミナーハウスで一泊二日で開催することになった。感染症が少し落ち着いて参加できればいいが。

3日(水)聖書を学び祈る会は、8月中はお休みにしている。感染症の拡大とこの猛暑の中、高齢の参加者を考慮してのこと。午前中散歩。新教出版社に初校直しを返送。『時の徴』の「機構改正の問題点」の原稿に手をつけるがなかなか進まない。戦後、教団の機構改正は何度かあったが、今回の提案は教団総会議員の定数減など、財政難への対応としての縮小案のみ。理念なき機構いじりは、組織衰退の証しではないだろうか。

4日(木)この日は曇り空で暑さが少し和らぐ。午前中散歩。来週の長老会のアジェンダ作り。『時の徴』に掲載する井上良雄先生の小説教の翻刻作業。いつもながら井上先生の文章に励まされる。70年前の説教だが、今読んでも力がある。こういう説教をしなければならない。先日の浦安教会での講演を、浦安通信に掲載するために少し短縮する作業をして送稿。

5日(金)午前中、医科歯科大学病院の皮膚科を受診。ジンマシンはほぼ治まっており、難治性ではないが、なお投薬を続けるとのこと。長老の皆さんに長老会アジェンダ案を送付。夜は、北支区連合祈祷会にZoomで参加して、短い奨励「平和の種は蒔かれている」。(戒能信生)

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