2019年3月9日土曜日


牧師の日記から(204

33日(日)主日礼拝。Ⅰヨハネ書簡413-21の講解説教「愛には恐れがない」。この手紙のキーワード「とどまる」「愛」「兄弟愛」といった言葉が連なる箇所。ただ17節に「イエスのように」という言葉が出てくる。この言葉が、後にImitatio Christy(キリストの模倣)の根拠とされていく。すなわち信仰の対象としてのキリストだけではなく、「イエスに倣う」という理解がここから生まれるのだ。礼拝後、定例長老会。イースターや定期教会総会の準備について。

 4日(月)午後からキリスト教会館へ。全館のエアコンを取り換えるための東京電力のプレゼン。メインテナンス契約の経費が思ったより高いので、再検討を依頼する。帰宅して、来週の神学生交流プログラムでの講演の準備。

 5日(火)一日中、書斎に籠って原稿書きの仕事。そこにナザレン神学校から電話が入り、神学生交流プログラムに3名の神学生が参加したいと言ってきた。締め切りを過ぎているが受け容れることにして、関係各所に連絡をする。

 6日(水)午前中、聖書を学ぶ会。サムエル記下11-12章のウリヤの妻バトシェバ問題を取り上げる。それまでのダビデ台頭史では非の打ちどころのない指導者として描かれて来たダビデの赤裸々罪の姿が暴露される。そしてそれはこの後に続くダビデ家の惨劇の原因でありまた出発点とされる。午後、石巻栄光教会の教会員大林健太郎さんが訪ねてくれる。以前、深川教会の時代に転会の手続きをしたので覚えている。現在、石巻で障碍者の作業所を運営している。東日本大震災で被災した石巻栄光教会の再建のために懸命に働いている様子を伺う。鯖缶などの販売に協力したいものだ。農村伝道神学校から電話があり、7月の日本宗教史のシラバスを至急提出するように言ってきた。すっかり忘れていたので、急いでシラバスを作成してメールで送稿。

 7日(木)午前中は東京医科歯科大学病院で術前検査。レントゲン、血液・尿検査、心電図、呼吸機能検査、麻酔科の説明など。順番待ちをする大勢の患者さんたちに囲まれて、まるで流れ作業のような検査体制に複雑な心境。お昼過ぎにようやく会計を済ませて、いったん帰宅し、すぐにキリスト教会館へ。NCAの運営委員会。神学生交流プログラムにスタッフとして協力してくれる丹羽真理恵牧師(弓町本郷教会)と打ち合わせ。

 8日(金)会堂修理の工事が終わり、足場が撤去される。6月のホーリネス弾圧聖会のポスターを確認して送り返す。午後から鎌倉でNCA宗教対話チームのOB会。稲村ケ崎の海の見えるレストランで昼食。元新聞記者、元NHKプロデューサー、元・編集者たちと久しぶりに歓談。夜は、そのまま西片町教会での連合祈祷会に出席。東日本大震災を覚えて、支区祈祷委員会で作成したリタニ―が用いられる。富坂キリスト教センターの紀要の念校を渡されたので、その確認作業。

9日(土)午前中、長老会報告や週報の作成、説教の準備。午後、会堂清掃。合間を見て、原稿書きの仕事。(戒能信生)

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