2019年1月23日水曜日


2019年1月20日午前10時30分

降誕節第4主日伝道礼拝(No43

      司式 荒井  眞  

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  24

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編31・1~35(着席のまま)

讃 美 歌  57     

聖書朗読  ルカ福音書4・16-30

祈  祷

讃 美 歌  494

説  教  「アウシュヴィッツへの旅」

         まぶね教会 石井智恵美牧師

祈  祷

讃 美 歌  487

使徒信条  (9341A

献  金             鈴木志津恵

報  告

頌  栄  27

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、石井牧師を囲む懇談会(軽食付き)司会・鈴木志津恵

2019年1月12日土曜日


牧師の日記から(196)「最近読んだ本の紹介」

梯久美子『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(岩波新書)詩人原民喜の原爆体験についての痛切な詩も折々に読んで来た。しかしそれ以上のことは全く知らなかった。繊細で、極端に人間関係に不器用なこの詩人が、慶應義塾を卒業後、左翼運動に挫折するも幸せな結婚によって立ち直り、妻に支えられながら細々と文学活動を続ける。しかしその愛妻を結核で失い、失意の内に故郷の広島に帰った直後に被爆する。その実見をノートに書き付け、それがあの幾篇かの原爆詩に結晶したのだという。その後上京して原爆詩人として知られるようになるが、昭和26年に中央線の西荻窪駅の近くで鉄道自殺をする。45歳だった。フランスに留学中の遠藤周作を初め友人たちに遺書を残していて、それが哀切極まりない。その蹉跌多い生涯を知って、原民喜の詩が一層身近になった。

四元康祐『前立腺歌日記』(講談社)娘の羊子が本屋で見つけて買ってきてくれた。著者はドイツ在住の詩人で、彼の地で検査の結果PSA値の高いことが発見され、生検をして前立腺癌と診断される。摘出手術を受け、さらにリンパ節への転移を押さえるために放射線療法を受ける。その一連の経過が、パロディーを含む詩や短歌を縦横に織り交ぜながら描かれる。それが独特のユーモアがあり、かつドイツの医療事情や治療の実際を知ることも出来るので一気に読まされた。中でも男性としての性的能力を失うことの重大さが強調されていて考えさせられた。私の場合は年齢もあり、性的機能のことをあまり考えていなかったが、一般にはそれが深刻な問題であることに改めて気づかされた。

柄谷行人『意味という病』(講談社学術文庫)柄谷の文芸評論の多くは、私にとって距離があり過ぎてよい読者ではない。しかし本書に収録された鴎外論「歴史と自然 鴎外の歴史小説」はよく了解でき示唆を与えられた。乃木希典の殉死に想を得て執筆された『興津弥五右衛門の遺書』を、鴎外は後に大幅に改稿している。そこに着目して、人間の意志や意図について、それを自明なものとするのではなく、「自然過程」として捉える鴎外の歴史小説の特質を見出す。つまり動機や理由から歴史を観るのではなく、「資料の中に伺われる自然」にこそ注目して鴎外の一連の歴史小説は書かれたというのだ。その関連でエピソード論に触れているが、私が日本キリスト教史の勉強の中で考えさせられていることと重なる。

橋爪大三郎・中田考『一神教と戦争』(集英社新書)橋爪さんはクリスチャンの社会学者、中田さんはムスリム学者で同志社神学部一神教学際研究センターの教授。欧米思想とイスラムの戦争観が対比されていて、興味深く読んだ。特に西欧的近代とイスラムとの非親和性の歴史的経緯と背景を学ばされた。
鈴木智彦『サカナとヤクザ』(小学館)アワビやナマコ、カニなど高級魚の密漁とヤクザ組織の関わりを追跡したルポルタージュ。築地市場に労働者として潜入したり、ヤクザ組織の伝手をたどって関係者にインタビューしたりして、「密漁ビジネス」の実態に迫っている。全く知らない世界を垣間見た。(戒能信生)

2019年1月6日日曜日


2019年1月13日午前10時30分

降誕節第3主日礼拝(No42

      司式 鈴木志津恵  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由里子

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  24

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編30・1~13(着席のまま)

讃 美 歌  419     

聖書朗読  ハバクク書2・1-4

      Ⅰヨハネ書3・11-18

祈  祷

讃 美 歌  296(13節)

説  教  「互いに愛し合いなさい」

                戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  296(46節)

使徒信条  (9341A

献  金             萩原 好子

報  告

頌  栄  27

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会、

聖書を読む会(婦人会主催)創世記34131 担当・萩原好子

2019年1月5日土曜日


牧師の日記から(195)「最近読んだ本の紹介」

黒川創『鶴見俊輔伝』(新潮社)鶴見俊輔という人は、私にとってかけがえのない存在だった。学生時代から現在まで、この人の書いたものを読むことによって自分の位置を確かめてきたと言える。何よりその文章が分かりやすい。複雑で難解な事柄を平易に説明するその姿勢にいつも学ばされてきた。その鶴見俊輔の伝記を黒川創がまとめてくれた。著者は、子どもの頃から鶴見の周辺にいて、鶴見の主催した『思想の科学』の終盤の編集実務やその後始末を担った人という。膨大な資料を整理して、鶴見の歩んだ足跡を一冊に編集している。今後鶴見について考える時、必読の文献になるだろう。こういう若い世代の後継者を育てたのも、鶴見俊輔という人の持ち味だった。12月の初めの検査入院中に読んで、改めて教えられ学ばされた。

アーシュラ・K・ル・グィン『所有せざる人々』(ハヤカワ文庫)著者のハイニッシュ・ユニバース・シリーズの一冊。「所有」を否定する人々が鉱山惑星に移住して平等を原則とする理想社会を形成する。しかしそこには拭いがたい停滞と閉塞感が覆う。残された惑星は科学が進歩し豊かな社会に成長するが、貧富の格差と国家間の戦争を止められない。この二つの未来世界を対比しながら、主人公の物理学者が惑星間即時通信を発明して、大宇宙連盟エクーメンが成立するというル・グインの比較的初期のSF小説。単純なユートピア的空想科学小説であったそれまでのSFを一新し、未来社会の構想を通して現在の社会を鋭く諷刺するSFファンタジーの世界を切り拓いている。

保坂正康『戦場体験者 沈黙の記録』(ちくま文庫)昭和史の実証的な研究者である著者が、特に戦友会などの詳細な聞き書きを元に、戦場体験者の生の声を引き出している。一読して教えられたのは、日本軍兵士たちの証言に、時代による変遷が見られること。特に将校たちの記憶と兵士たちの証言の食い違いや矛盾を精査して、その背景までを探っている。最後の「故人が残した記録」の中で、『きけ、わだつみのこえ』にも出てくるクリスチャン特攻隊員林市造のことに触れている。あの時代、信仰を貫いて特攻死したキリスト者の葛藤に想いを馳せられた。

陳舜臣『耶律楚材 上下』(集英社)教会の印刷室にあったので、お正月の休みに読んでみた金王朝の下級官僚でありながら、モンゴル帝国の創始者フビライ・ハンに見出され、宰相にまで登り詰めた耶律楚材を主人公とする歴史小説。略奪と破壊を特徴とする強大なモンゴル政権と、中華文明をいかに両立させるかに楚材の労苦と使命があったとする。戦乱の中での知識人の使命と役割を主題とする。

ローレンス・ブロック『泥棒はスプーンを数える』(集英社文庫)アルコール依存症の探偵マッド・スカダー・シリーズや、殺し屋ケリー・シリーズなどこの作家は多作で知られる。このシリーズは古書店を営みながら、本業は凄腕の泥棒が主人公で、現代アメリカのある断面を知ることが出来る。本来は短編集だが、本作は長編。これも気晴らしに楽しく読んだ。戒能信生)

2018年12月30日日曜日


2018年1月6日午前10時30分

降誕節第2主日礼拝(No41

      司式 高岸 泰子  

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  24

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編29・1~11(着席のまま)

讃 美 歌  278     

聖書朗読  詩篇126・1-6

      Ⅰヨハネ書2・28-3・10

祈  祷

讃 美 歌  437

説  教  「神の種がいつも」

                戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  368

使徒信条  (9341A

献  金  対外献金(土沢教会支援のために③)

                  野口 洋子

報  告

頌  栄  27

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校(冬休み)

・礼拝後、お茶の会、

・定例長老会

2018年12月29日土曜日


牧師の日記から(194)「最近読んだ本の紹介」

イ・ジョンミョン『星をかすめる風』(論創社)昨年3月京都に行った時、同志社大学キャンパスの片隅にある尹東柱の詩碑を訪ねた。第二次世界大戦の末期、福岡刑務所で獄死した留学生尹東柱。この韓国の国民的詩人を取り調べた日本人刑務官を主人公とするフィクションで、韓国でベストセラーになったという。当時の福岡刑務所の実情などをよく調べてあるが、九州大学医学部の人体実験や脱獄計画、満州での朝鮮人パルチザンによる金塊強奪事件など、小説仕立てのために少し盛り込みすぎの観がしないでもない。しかし物語の進行に添って尹東柱の詩が効果的に引用され、改めてこの詩人の世界に触れることが出来る。翻訳者の鴨良子さんから寄贈を受けて読んだ。訳文を読んでいて、1980年前後に『世界』に連載されたTK生(池明観)の文体を想い出した。そう言えば訳者の鴨さんは、池明観先生の紹介で延生大学に留学したとのこと。

佐藤彰一『宣教のヨーロッパ 大航海時代のイエズス会と托鉢修道会』(中公新書)宗教改革以降のカトリック教会の海外宣教の推移を概観してくれる。特に本書の後半でイエズス会のアジア宣教が、資料によって克明に紹介されている。ドミニコ会やフランシスコ会も含めて、これほど多くの宣教師が世界の各地に派遣されたことに改めて驚く。ということは、当時のポルトガルやスペイン、フランスなどのカトリック諸国で、数多くの修道士志願者が養成されたこと、さらにそれらの教育機関が無償で、貴族だけではなく商人や職人層にも開かれたことを背景とする。プロテスタントの宗教改革に対抗して、万里の波濤を越えて危険に満ちた海外宣教に献身した修道士たちの存在に眼を開かれる思いだった。この国のキリスト教会においても、明治・大正期、各教派の教職養成機関(神学校)が事実上無償であったことが、広く有為な人材を集め得た背景にあった。

吉見俊也『トランプのアメリカに住む』(岩波新書)ハーバードの客員教授としての見聞から、トランプ政権の迷走ぶりを紹介してくれる。『世界』に連載された時にも思ったが、改めて現在アメリカの政治や社会の混迷を垣間見せてくれる。中でも私が学ばされたのは、本書の後半で触れられている1960年代の「ケネディー・ライシャワー路線」の批判的分析。「近代化路線」とも呼ばれたこの日米関係こそが、結果として日本の戦争責任を免責し、帝国主義アメリカへの視点がぼやかされたと指摘する。そして現在のトランプ政権は、大統領の特異な個性が注目されているが、冷戦解消後の帝国主義アメリカの本質が露わにされたと見るべきだという。きわめて説得的でいろいろ考えさせられた。

ジェフリー・アーチャー『嘘ばっかり』(新潮文庫)この作家の最新短編小説集。アーチャーは、このところ長編の大河小説に取り組んできた。そのいくつかを瞥見したが、本作のような短編小説にこそその本領があるようだ。絶妙のストーリー・テリングで、暇つぶしにはもってこい。重い主題の本を読めない気分のときには、お薦めの一冊ではある。(戒能信生)

2018年12月23日日曜日


2018年12月30日午前10時30分

降誕節第一主日礼拝(No39

      司式 野口 倢司  

    奏  黙 想        奏楽 向山 康子

招  詞  93-1-17

讃 美 歌  18

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編28・1~9(着席のまま)

讃 美 歌  354     

聖書朗読  申命記7・6―8

祈  祷

讃 美 歌  399

説  教  「宝の民とされた」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  260

使徒信条  (9341A

献  金              石井 房恵

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校(冬休み)

・礼拝後、お茶の会、

・週報等発送作業、ご協力ください。