2018年12月30日日曜日


2018年1月6日午前10時30分

降誕節第2主日礼拝(No41

      司式 高岸 泰子  

    奏  黙 想        奏楽 内山 央絵

招  詞  93-1-24

讃 美 歌  24

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編29・1~11(着席のまま)

讃 美 歌  278     

聖書朗読  詩篇126・1-6

      Ⅰヨハネ書2・28-3・10

祈  祷

讃 美 歌  437

説  教  「神の種がいつも」

                戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  368

使徒信条  (9341A

献  金  対外献金(土沢教会支援のために③)

                  野口 洋子

報  告

頌  栄  27

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校(冬休み)

・礼拝後、お茶の会、

・定例長老会

2018年12月29日土曜日


牧師の日記から(194)「最近読んだ本の紹介」

イ・ジョンミョン『星をかすめる風』(論創社)昨年3月京都に行った時、同志社大学キャンパスの片隅にある尹東柱の詩碑を訪ねた。第二次世界大戦の末期、福岡刑務所で獄死した留学生尹東柱。この韓国の国民的詩人を取り調べた日本人刑務官を主人公とするフィクションで、韓国でベストセラーになったという。当時の福岡刑務所の実情などをよく調べてあるが、九州大学医学部の人体実験や脱獄計画、満州での朝鮮人パルチザンによる金塊強奪事件など、小説仕立てのために少し盛り込みすぎの観がしないでもない。しかし物語の進行に添って尹東柱の詩が効果的に引用され、改めてこの詩人の世界に触れることが出来る。翻訳者の鴨良子さんから寄贈を受けて読んだ。訳文を読んでいて、1980年前後に『世界』に連載されたTK生(池明観)の文体を想い出した。そう言えば訳者の鴨さんは、池明観先生の紹介で延生大学に留学したとのこと。

佐藤彰一『宣教のヨーロッパ 大航海時代のイエズス会と托鉢修道会』(中公新書)宗教改革以降のカトリック教会の海外宣教の推移を概観してくれる。特に本書の後半でイエズス会のアジア宣教が、資料によって克明に紹介されている。ドミニコ会やフランシスコ会も含めて、これほど多くの宣教師が世界の各地に派遣されたことに改めて驚く。ということは、当時のポルトガルやスペイン、フランスなどのカトリック諸国で、数多くの修道士志願者が養成されたこと、さらにそれらの教育機関が無償で、貴族だけではなく商人や職人層にも開かれたことを背景とする。プロテスタントの宗教改革に対抗して、万里の波濤を越えて危険に満ちた海外宣教に献身した修道士たちの存在に眼を開かれる思いだった。この国のキリスト教会においても、明治・大正期、各教派の教職養成機関(神学校)が事実上無償であったことが、広く有為な人材を集め得た背景にあった。

吉見俊也『トランプのアメリカに住む』(岩波新書)ハーバードの客員教授としての見聞から、トランプ政権の迷走ぶりを紹介してくれる。『世界』に連載された時にも思ったが、改めて現在アメリカの政治や社会の混迷を垣間見せてくれる。中でも私が学ばされたのは、本書の後半で触れられている1960年代の「ケネディー・ライシャワー路線」の批判的分析。「近代化路線」とも呼ばれたこの日米関係こそが、結果として日本の戦争責任を免責し、帝国主義アメリカへの視点がぼやかされたと指摘する。そして現在のトランプ政権は、大統領の特異な個性が注目されているが、冷戦解消後の帝国主義アメリカの本質が露わにされたと見るべきだという。きわめて説得的でいろいろ考えさせられた。

ジェフリー・アーチャー『嘘ばっかり』(新潮文庫)この作家の最新短編小説集。アーチャーは、このところ長編の大河小説に取り組んできた。そのいくつかを瞥見したが、本作のような短編小説にこそその本領があるようだ。絶妙のストーリー・テリングで、暇つぶしにはもってこい。重い主題の本を読めない気分のときには、お薦めの一冊ではある。(戒能信生)

2018年12月23日日曜日


2018年12月30日午前10時30分

降誕節第一主日礼拝(No39

      司式 野口 倢司  

    奏  黙 想        奏楽 向山 康子

招  詞  93-1-17

讃 美 歌  18

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編28・1~9(着席のまま)

讃 美 歌  354     

聖書朗読  申命記7・6―8

祈  祷

讃 美 歌  399

説  教  「宝の民とされた」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  260

使徒信条  (9341A

献  金              石井 房恵

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校(冬休み)

・礼拝後、お茶の会、

・週報等発送作業、ご協力ください。

牧師の日記から(193)「最近読んだ本の紹介」

三谷太一郎『近代と現代の間』(東京大学出版会)政治学者三谷太一郎と、御厨貴、松尾尊兊、脇村義太郎、神田眞人、岡義武、樋口陽一といった錚々たる研究者たちの対談集。厳密な資料による検証を基礎とする政治学の論文と異なって、大正期や昭和前期の思いもかけぬ裏話が随所に紹介されている。特に昭和天皇の戦争責任の問題や、吉野作造の位置と評価をめぐる議論が興味深かった。

先崎学『うつ病九段』(文藝春秋)棋士・先崎学九段が、突然体調を崩し休業する。うつ病だった。その症状が現れてから、入院生活、そして退院後の回復期の日常を、ありのままに記録した手記。うつ病患者がこれほど率直に自らの罹病の経験を吐露することは稀だろう。実は、10月の初めに私自身が体調を崩した時、診察した主治医が最も可能性が高いと考えたのは老人性うつ病だった。血液検査等の結果で考えられる可能性を消去法で絞っていくと、残るのはうつ病だというのだ。私の場合は数日で体調が回復し、結果としてうつ病ではなかったようだが、一つのシグナルとして受け止めざるをえなかった。私の周囲にも何人もの友人・知人たちが同じ病気で苦しんでいる。そのつらさを聞かされてきたが、この本を読んで改めてうつ病の大変さを身近なものとして実感することが出来た。

国分功一郎『スピノザ エチカ』(100de名著、NHK出版)学生の頃スピノザを少し囓ってみたが、とても歯が立たなかった。以来敬遠してきたのだがが、フーコーやデリダ、アガンベンといった最近の哲学者がしきりにスピノザを取り上げているので、教育テレビのこの番組を視聴しテキストにも目を通した。相変わらず分らないことだらけだが、ただ一つ「意志」についての言及が目を惹いた。スピノザは言う。「精神の中には絶対的な意志、すなわち自由な意志は存在しない。」古代思想において「意志」の存在は認められず、プラトンにも「意志論」はないという。H.アレントによればパウロやアウグスティヌスなどのキリスト教思想に由来するという。直ちに連想するのは、ロマ書718の「善をなそうという意志はありますが、それを実行できないからです」という言葉。それは直接罪意識と結びついている。意志を偏重する現代社会の問題と重ねて考えさせられた。

網野徹哉『インカとスペイン帝国の交錯』(講談社学術文庫)アンデス社会史の研究者が、インカ帝国の興亡と滅亡後の歴史を、スペイン史と折衝させながら検証した学術書。スペインのイスラム勢力を撃退したレコンキスタ以降、キリスト教と、ムスリム、ユダヤ人がなんとか共存していた時代から、極端な異端審問を経て異教徒に対する排除政策が押し進められるようになる。それがそのまま南米の植民政策に引き継がれた経過を初めて知った。

比佐篤『貨幣が語るローマ帝国史 権力と図像の千年』(中公新書)ローマ帝国の興亡を、その貨幣から分析した新書。これほど数多くの貨幣が発行されていることを初めて知った。特に、キリスト教に関連する貨幣も多数存在し、従来のローマ史研究では見えてこなかった事実が浮かび上がる。(戒能信生)

2018年12月23日午前10時30分

クリスマス主日合同礼拝(No38

      司式 橋本  茂  

    奏  黙 想        奏楽 梅本 順子

招  詞  93-1-17

讃 美 歌  242

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編27・1~14(着席のまま)

子どもの祝福            戒能牧師

讃 美 歌  571     

聖書朗読  イザヤ書7・14-15

マタイ福音書1・23

Ⅰヨハネ書2・24-25

祈  祷

讃 美 歌  255

説  教  「インマヌエル 神共にいます」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  267

使徒信条  (9341A

聖 餐 式  配餐・野口倢司、高岸泰子

讃 美 歌  81

献  金              常盤 陽子

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校(合同礼拝に合流)

・礼拝後、奉仕者への感謝、教会学校讃美歌演奏、写真撮影

・祝会(愛餐会)司会・石井房恵、紙芝居「マッチ売りの少女」松野ヤスコ、演奏・千代田教会器楽アンサンブル、お楽しみクイズ(松野俊一名誉牧師)、サンタクロース登場(14:00終了)

2018年12月15日土曜日


牧師の日記から(192)「最近読んだ本の紹介」

イェルク・ツィンク『わたしは喜んで歳をとりたい』(こぐま社)茨木啓子さんから頂いたこの小さな本は、改めて自分の老いという意味を考えさせられる一冊だった。著者は著名なドイツの神学者で、詩人でもある。自らの老いを見つめ、そこから紡ぎ出される珠玉のような言葉が、美しい自然と様々な樹木の写真の間に散りばめられている。「わたしという木の枝が曲がっていたからといって、それはたいしたことではない。むしろそれにもかかわらず、わたしに居場所が与えられ神の光を受けながら、生きることが許されたのだ。」「いま、わたしはもう一度若くなりたいとは思わない。わたしは喜んで年をとってきた。そして人生という時の境を超えて、神が共におられることを心から感謝している。」どこを抜き出しても、いずれも心に染み入る慰めの言葉になっている。

上野千鶴子『女ぎらい ニッポンのミソジニー』(朝日文庫)久しぶりに上野千鶴子さんの苛烈な文章を堪能した。この国の性文化のあらゆる領域に果敢に切り込んで、その根底に男性優位思想と女性蔑視(ミソジニー)が潜在している事実を鋭く抉り出している。挑発的な上野節を読みながら、それではキリスト教会はどうなのだろうと考えさせられた。教会員の男女比が1対2の比率なのに、牧師の男女比は8対2なのだ。せめて同率になることが一つの可能性ではないか。

佐々木宏人『封印された殉教㊤㊦』(フリープレス)昭和20818日(つまり終戦の三日後)、頭部に銃弾を受けた射殺死体がカトリック横浜教区の司祭館で発見された。被害者は横浜教区長戸田帯刀神父で、用いられた銃器や前後の状況から、教会施設を接収していた憲兵隊の関与が強く疑われたが、戦後の混乱もあって迷宮入りした事件だった。終戦直後のこの不可解な事件の謎に取り組んで、戸田神父の生い立ちからその生涯を追い、関係者から証言を引き出して戦時下のカトリック教の実情をあぶり出し、さらにカトリック教会内にこの事件を隠蔽する事情が見え隠れする事実を執拗に追跡している。著者は、元・毎日新聞の記者で、カトリック信徒。その執念に脱帽した。

アンゲラ・メルケル『わたしの信仰 キリスト者として行動する』(新教出版社)ドイツのメルケル首相は、東ドイツでプロテスタント教会の牧師の娘として育ち、原子物理学の研究者だった。東西ドイツ統一後政界に入り、女性として初めてのドイツ連邦共和国の首相に就任した。以来、EUの牽引役として、またアフリカやシリアからの難民を受け容れる政策を主唱してきたが、先般の総選挙で与党・キリスト教民主党が敗北したため首相退陣を表明している。そのメルケル首相が折に触れての演説や発言の中で聖書や信仰について語ったものが編集して採録されている。一読し、この政治家が言葉の力を信じ、その信仰を基盤にして政治活動を担ってきたことが読み取れる。翻ってこの国の政治家の言葉の浅薄さと内容のなさを思い、暗澹たる想いに駆られた。(戒能信生)

2018年12月9日日曜日


2018年12月16日午前10時30分

待降節第3主日礼拝(No37

      司式 荒井  眞  

    奏  黙 想        奏楽 釜坂由理子

招  詞  93-1-17

讃 美 歌  242(1、2、3節のみ)

主の祈り  (93-5A) 

交読詩編  詩編26・1~12

讃 美 歌  248     

聖書朗読  ゼファニア書3・14-20

Ⅰヨハネ書2・7-17

祈  祷

讃 美 歌  405

説  教  「世に打ち勝つ信仰」

               戒能 信生牧師

祈  祷

讃 美 歌  456

使徒信条  (9341A

献  金              津金 寿子

報  告

頌  栄  83

派遣・祝福

後  奏         

 

【本日の集会】

・教会学校 お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子

・礼拝後、お茶の会

・千代田教会器楽アンサンブル練習

・関係教職や不在会員、逝去者家族などへのクリスマス・カードが準備されています。出来れば一言添えて、ご署名ください。